市内医療機関で「コミュニケーション支援ボード」の実演が行われました

2023年4月18日（火曜日）、市内の医療機関で、豊田市が2023年3月に作成した医療機関版「コミュニケーション支援ボード」の実演が行われました。

「コミュニケーション支援ボード」は、要配慮者（聴覚障がいなどで意思疎通に配慮が必要な人）との意思疎通を円滑に行うための支援ツールで、今回新たに作成した医療機関版では、指を差して自身の症状や持病の有無などについて医療機関のスタッフらにスムーズに伝えられるよう工夫がされています。

この日は報道機関を対象に、市内のイトウ内科クリニック（下市場町）で実演が行われ、クリニックのスタッフが支援ボードを用いて、来院した要配慮者の受付や症状の聞き取りなどを行いました。

今回の実演に参加した聴覚障がいのある人は、「症状のある箇所や症状の程度を今まで身振り手振りで伝えていましたが、支援ボードを使うことで伝えやすくなりました」と話していました。

なお、支援ボードは市内の医療機関に順次配布しており、市ホームページでは日本語版のほかにも外国語版（ポルトガル語、ベトナム語、中国語、英語、タガログ語）がダウンロードできます。