報道発表資料　給食における異物混入について（最終報）

豊田市立敷島小学校（杉本町）で発生した給食への異物混入（令和6年10月17日報道発表済み）について、異物（金属片）の成分検査をしたところ、調理時に使用したアルミ製の回転鍋の内側の成分と類似していたため、市は当該異物について、スパテラ（炒め用へら）が強く当たったことで回転鍋の内側が削れ、混入したものであると判断しました。
なお、現在までに健康被害の報告はありません。

成分検査結果

アルミを主成分とする金属物（回転鍋の内側の成分と類似）

原因

調理場で炒め物を調理する際、焦げ付かないようステンレス製のスパテラを回転鍋の鍋底に強く当てて撹拌したことで、回転鍋の内側が削れたため。

発生後の対応

• 10月18日（金曜日）、市内全ての給食センターに対し、以下の事項を文書で通知
  （1）調理器具類等の点検強化
  （2）全ての調理工程における異物混入防止策の再徹底
• 同日、市内全てのこども園・小中学校等に対し、配膳前の目視確認の徹底と配膳時の注意事項を文書で通知
• 10月28日（月曜日）、外部検査機関から成分検査結果を受理

原因判明後の再発防止にかかる対応

調理段階において以下の対策を行うよう、アルミ製の回転鍋を使用している旭中学校調理場及び稲武給食センターに通知

• 炒め用として使用していたアルミ製の回転鍋を、汁物や煮物の調理用の鍋に用途変更すること
• アルミ製の回転鍋を用いて調理する際は、鍋を傷つけにくい樹脂製のスパテラを使用すること
• 配食用のアルミ製食缶のバリやキズを目視及び触診により確認するほか、バリの出やすい部分をやすりで削り、バリが出ないよう予防的対策を実施すること