報道発表資料　豊田市本田町地内における土壌汚染に係る報告について（第1報）

令和6年12月19日（木曜日）、トヨタ自動車株式会社（以下「事業者」という。）から豊田市へ、同社高岡工場（本田町）における土壌汚染の報告がありました。
このため、市は、「県民の生活環境の保全等に関する条例」第42条に基づき公表します。

経緯

豊田市が実施する市道堤環状1号線の道路改良事業に伴い道路となる事業者の所有地について、事業者が土壌汚染対策法第3条に基づく土壌汚染状況調査を実施したところ、汚染が判明しました。

土壌汚染状況調査結果について

土壌汚染対策法で定められている特定有害物質のうち、「ふっ素及びその化合物」については、423区画中2区画で土壌溶出量基準を、「鉛及びその化合物」については423区画中1区画で土壌含有量基準を超過しました。

• 物質名：ふっ素及びその化合物
  土壌溶出量基準：0.8 以下（単位：mg/L）
  検出結果：0.08未満～1.4（単位：mg/L）【基準値の最大約1.8倍】
• 物質名：鉛及びその化合物
  土壌含有量基準：150 以下（単位：mg/kg）
  検出結果：15未満～240（単位：mg/kg）【基準値の最大1.6倍】

※調査区画については調査対象地を10メートル格子で分割した区画数です。

土壌汚染の原因について

事業者において当該物質の汚染場所での使用履歴はなく、汚染原因は特定されていません。

現状及び今後の対応について

• 現在、汚染が確認された場所については、従来のアスファルト舗装又は不透水シートが新たに設置され、雨水浸透防止及び飛散防止措置が行われています。
• 事業者は、汚染土壌の掘削除去を予定しています。
• 市は、土壌溶出量基準超過項目について周辺地域における地下水汚染状況を調査します。また、事業者が行う土壌汚染対策について監視指導をします。
• 上記調査結果が判明し次第、別途報道発表を行います。