手足口病に注意しましょう!

ページ番号1059392  更新日 2024年10月8日 印刷

手足口病に関する説明・注意喚起です。

手足口病の発生状況について

豊田市では「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」に基づき、市内の小児科を標榜する医療機関のうち、9機関を定点として各種感染症の発生動向調査を実施しています。
この調査結果によると、2024年第25週(6月17日(月曜日)~6月23日(日曜日)まで)における市内の一定点医療機関当たりの手足口病の報告数は10.0でした。
また愛知県全体では、令和6年第24週(6月10日(月曜日)~6月16日(日曜日)まで)における一定点当たりの手足口病の報告数は5.12でした。これは、国立感染症研究所が定める警報の指標である「5」を上回っていることから、6月20日に警報が発令されました。
市内でも増加傾向がみられるため、今後、さらなる患者の発生が懸念されます。 
手洗い、咳エチケット等による予防を心がけ、感染と重症化を防ぎましょう。

手足口病の定点報告数推移

手足口病定点報告数推移

手足口病定点グラフ

(備考)手足口病における警報レベルの開始基準値(都道府県)「5.0」

(参考)
豊田市における過去5年間の手足口病の定点当たりの報告数
(年最高値)

報告数(年最高値)

報告週

2019

32.2

第30週(7月22日~7月28日)

2020

1.0

第27週(6月29日~7月5日)

2021

0.6

第49週(12月6日~12月12日)

2022

7.6

第36週(9月5日~9月11日)

2023

1.22

第35週(8月28日~9月3日)

手足口病について

手足口病は、乳幼児を中心に夏季に流行する急性ウイルス性感染症です。
一般的な経過では、3~5日の潜伏期をおいて、口腔粘膜、手の平、足の裏や足の甲などに2~3mmの小さな水疱(すいほう)が現れ、口腔粘膜では小潰瘍(しょうかいよう)を形成することもあります。時に、水疱は肘、膝、臀部(でんぶ)などにもできることがあります。発熱は約3分の1に見られますが軽度で、38℃以下のことがほとんどです。通常は3~7日の経過で消退します。
ごくまれに髄膜炎や脳炎などを生じることがあるので、高熱や嘔吐、頭痛などがある場合は注意を要します。
感染経路としては、飛沫感染、接触感染や患者の便を介しての感染と考えられています。 

予防について

手足口病にはワクチンがなく、特別な治療法もありませんので、感染しないよう予防に心がけることが大切です。
感染予防対策としては、次のことが推奨されます。

イラスト きらちゃん

  • 手洗いを励行すること。
    特に、おむつ交換やトイレの後はしっかりと手を洗う。
  • 感染者との密接な接触やタオルの共用を避けること。

症状が見られる場合は速やかに医療機関を受診しましょう。
治療は安静と対症療法となります。
口腔内に病変がある場合は、水分不足にならないよう特に注意してください。

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