デング熱をはじめとする蚊媒介感染症に注意しましょう!

ページ番号1008817  更新日 2023年10月13日 印刷

デング熱やチクングニア熱、ジカウイルス感染症など蚊媒介性感染症の種類、感染経路、予防方法についての説明です。

デング熱などの病気にならないため、蚊への対策を徹底してください。

蚊媒介感染症とは

蚊媒介感染症とは、蚊に吸血されることによって感染が広まる病気のことです。代表的な蚊媒介感染症としては、2014年に東京都の公園にて発生のあったデング熱やチクングニア熱、ジカウイルス感染症、マラリア、ウエストナイル熱、日本脳炎などがあります。

発生状況

蚊媒介感染症は、蚊が生息する暖かい地域での発生が多く、日本でも発生がみられます。デング熱はアフリカ、東南アジア、中南米など、ウエストナイル熱ではアフリカ、アジア、ヨーロッパ、北米などでの流行が確認されています。デング熱は世界で年間約 5,000万~1億人の患者が発生していると考えられています。

感染経路

画像:ヒトスジシマカが吸血している様子
ヒトスジシマカ
(公益社団法人日本ペストコントロール協会作製「害虫スライド集」より・撮影者:其田益成氏)

蚊媒介感染症は、病気に感染した患者や動物を蚊が吸血し、その蚊が他者を吸血することで伝染します(蚊媒介性)。デング熱や日本脳炎といった病気は、ヒトとヒトとの接触で直接感染することはありません。

症状

デング熱に感染すると発熱、頭痛、筋肉痛や皮膚の発疹などの症状が現れます。まれにデング出血熱という重篤な症状を伴うことがあります。

予防方法

蚊によって感染する病気であるため、蚊への対策が最も効果的な予防法です。日本脳炎などワクチンがある病気については予防接種も有効な予防法です。(現在、デング熱に実用化されたワクチンはありません。)

  • 外出時は肌の露出を避け長袖シャツ、長ズボンを着用し、裸足でのサンダル履きを避けましょう。
  • 虫よけスプレーなどの忌避剤の利用も効果的です。
  • 特に海外の流行地域へ行かれる際は、より一層蚊の対策に注意しましょう。
  • 蚊の幼虫(ボウフラ)の発生源となる水たまりをつくらないよう、屋外のおもちゃや植木鉢の皿、じょうろ、空き缶、古タイヤなどを整頓しましょう。
  • 窓の開け放しを避けるなどして、屋内への蚊の侵入を防ぎ、蚊取り線香などの殺虫剤を活用して虫刺されを予防しましょう。
画像:屋外の空き缶に水たまりができている
身近にできる水たまりに気を付け、蚊の発生を防ぎましょう。

画像:屋外の植木鉢の皿、じょうろに水たまりができている

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