中東呼吸器症候群(MERS)について

ページ番号1009024  更新日 2024年1月23日 印刷

中東呼吸器症候群(MERS)に関する説明・注意喚起です。

中東呼吸器症候群(MERS)とは

中東呼吸器症候群(MERS:Middle East Respiratory Syndrome)は2012年に初めて確認されたコロナウィルスによる感染症で、主な症状は、発熱、せき、息切れなどです。MERSに感染しても、症状が現われない人や、軽症の人もいますが、特に高齢の方や糖尿病などの基礎疾患のある人で重症化する傾向があります。

感染経路

人がどのようにしてMERSに感染するかは、まだ正確には分かっていません。MERSコロナウイルスが中東のヒトコブラクダから見つかっていることなどから、ヒトコブラクダがMERSウイルスの感染源の1つであるとされています。
またMERS患者との濃厚接触による感染も報告されており、主に、咳やくしゃみなどによる飛沫感染又は接触感染による感染であると考えられています。

予防方法

現在、MERSに対するワクチンはありません。中東地域などのMERS患者の発生地域においては、咳やくしゃみなどの症状がある人との接触を避け、ラクダなどの動物との接触を可能な限り避けることが重要です。
またマスクや手洗い、加熱が不十分な食品(未殺菌の乳や生肉など)や不衛生な状況で調理された料理を避けるなどの一般的な対策も心がけましょう。

発生状況

主としてサウジアラビアやアラブ首長国連邦など中東地域で広く発生していますが、流行地を旅行などで訪問した人が母国に帰国してから発症する事例や、患者の接触者からの発症も報告されています。

中東地域などのMERS患者の発生地域から帰国した際の注意点

  • 帰国時に発熱や咳などの症状がある方は、空港内等の検疫所へご相談ください。
  • 帰国後14日以内に、発熱や咳などの症状がみられた場合には、直接医療機関には行かずに、最寄りの保健所にお電話の上、中東地域等に滞在していたことを告げてください。
  • 症状がある間は、他者との接触を最小限にするとともに、咳エチケットを実行してください。

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