報道発表資料 豊田市指定文化財「百々貯木場」の国重要文化財(建造物)指定について

ページ番号1066346  報道発表日 2025年5月9日 印刷

豊田市指定文化財「百々貯木場」が、令和7年5月16日(金曜日)に開催される国の文化審議会において、国指定重要文化財(建造物)として答申される予定です。
答申後、官報告示を経て、豊田市では3件目の国重要文化財(建造物)となります。またこの指定に伴い、文化財の名称が「旧今井貯木場施設」に変更となります。

指定が見込まれる建造物について

  • 名称  旧今井貯木場施設
  • 所在地 百々町一丁目10番ほか                                
  • 員数  樋門1基及び貯木池、レール道堤、製板場基礎の計3所
  • 所有者 豊田市、個人、国(国土交通省)
  • 施設の概要
    矢作川中流域に築かれた水中貯木場。今井家は近世来「百善」(どうぜん)を号する木材商で、同施設は大正7年の建設。木材を陸揚げせず水中で保管し、筏を組む貯木池は長方形の平面で、周囲に石積擁壁と土堤を廻らし、内部に突堤6所を設け木材を材種毎に仕分けした。明治期以降に発展した三和土(たたき)で石積を固める、当地域に特徴的な人造石(じんぞうせき)工法を駆使した大規模遺構の一つ。

答申における評価

我が国近代の林業を支え、中流域に開設された水中貯木場として全国的に貴重な遺構であり、また一連の施設がほぼ完存し、近代の貯木場システムの構成を知る上で歴史的に価値が高い。

取材について

取材いただける場合は、駐車場所をお伝えするため文化財課までご連絡ください。

旧今井貯木場施設 全景
<旧今井貯木場施設 全景>
旧今井貯木場施設 樋門
<旧今井貯木場施設 樋門>

ご意見をお聞かせください

質問:このページの内容はわかりやすかったですか?
質問:このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問合せ

美術・博物部 文化財課
業務内容:文化財などの調査、保護、活用等に関する企画・推進に関すること
〒471-0079 
愛知県豊田市西町3-60 愛知県豊田市役所西庁舎8階(とよたiマップの地図を表示 外部リンク)新しいウィンドウで開きます
電話番号:0565-32-6561 ファクス番号:0565-34-0095
お問合せは専用フォームをご利用ください。