広報とよた2023年5月号 特集 変わるまちなか、何がどうなる?

ページ番号1054214  更新日 2023年5月1日 印刷

ペデストリアンデッキの様子

通勤・通学での電車・バスの利用や、商業施設での買い物、スポーツの観戦など、「まちなか」には様々な目的をもった人たちが集まります。その中心、市の玄関口である名鉄豊田市駅(以降、豊田市駅)周辺が、これから大きく変わろうとしていることをご存知でしょうか。今回の特集では、今年度から本格的に始まる豊田市駅周辺の整備についてご紹介します。数年先のまちなかの姿を想像してみましょう。

今、まちなかの公共空間に求められるもの

思い思いの過ごし方ができる居心地の良い空間

手作りのものをマーケットで販売・購入したり、音楽のイベントを開催したり。あるいはただ、のんびりくつろいだり。
近年、まちなかの公共空間には様々な用途の需要があります。多彩な使い方ができる柔軟性や、いつでも誰でも気兼ねなく、思い思いに過ごせる居心地の良さなどが求められるようになってきています。

マルシェに集まる人たち
マルシェでは出展者同士の交流が生まれることも

どのように変わる?

市はこれまで、平成28年に策定した都心環境計画をもとに、まちなかの公共的空間を活かした取組や交通実証実験などを行ってきました。その結果を踏まえ、社会情勢やそれぞれのライフスタイルの変化に合わせた整備コンセプトを整理しました。

現状の課題から導かれる、3つの整備コンセプト

現状の課題

  • 多様な需要に応える魅力的な空間の不足
  • 多方面からのアクセスによる車両交通の交錯

concept01 気持ちよく歩ける、日常的ににぎわう公共空間の創出

  • 多様な過ごし方ができる広場空間の創出
  • 車両動線を単純化したロータリー整備

現状の課題

  • 電車・バス間の乗換移動距離が長い
  • バス乗り場がわかりづらい

concept02 超高齢社会に適応した交通結節機能の強化

  • 豊田市駅西口へのバス乗降場の集約
  • わかりやすい案内・動線の整備

 現状の課題

  • ペデストリアンデッキの老朽化

concept03 安全・安心、効率的な施設配置

  • ペデストリアンデッキなどの耐震化、バリアフリー化

まずはここから

全体の整備の流れと今年度に予定する整備についてご紹介します。

令和5年度~令和11年度の整備の流れ

今年度の整備内容

豊田市駅周辺の地図

(1)東口まちなか広場撤去工事(拠点施設、芝生など)
東口駅前広場のロータリー整備に向け、10月以降、既存の東口まちなか広場を撤去します。(備考)9月末までは利用可能
(2)市道西町若宮線 電線共同溝整備工事
歩車共存道路として幅員6メートルの道路整備と無電柱化を行うにあたり、電線共同溝を整備します。
(3)(a)西口ペデストリアンデッキ改築工事、(b)仮バス停・仮タクシー乗り場・仮バスプール整備工事
(a)8月以降、ペデストリアンデッキ(国道155号~豊田市駅間)の架け替え工事に着手します。
(b)西口の工事に伴い、10月以降、仮バス停・仮タクシー乗り場・仮バスプールの整備工事を行います。

ここがこうなる!

今後、豊田市駅周辺はどんな姿になるのか。
その整備内容とイメージをご紹介します。

WEST 西口

豊田市駅西口では、ペデストリアンデッキの一部架け替え(1)、(2)や耐震補強・バリアフリー化により、安全性の向上を図ります。また、ペデストリアンデッキの下にバス乗降場を集約(3)することにより、公共交通の乗換のわかりやすさや利便性の向上を図ります。さらに、バスや電車の待ち時間に立ち寄ることができる広場をペデストリアンデッキ上に設ける計画です。

EAST 東口

豊田市駅東口では、ロータリー機能を充実させるとともに、歩行者が楽しめる連続性のある広場空間を整備します。(4)
ロータリーには一般車送迎用10台、身障者用1台、タクシー2台の停車帯を設け、広場空間には、市の玄関口としての立地を活かしたイベントに対応できる空間と、日常的な憩いの場としての芝生広場を整備する計画です。

変わるまちなかに是非ご期待ください。

整備の詳細は以下のページ

パース ペデストリアンデッキ全体
(1)
パース ペデストリアンデッキのエスカレーター
(2)
パース バス乗降場
(3)
パース 豊田市駅東口 ロータリー
(4)

(備考)掲載の画像は、現時点でのイメージを示したもので、確定したものではありません

新とよパーク(愛環 新豊田駅東口駅前広場)の運用が、本格的に始まります!

あなたの「やってみたい」、試してみませんか?

広場としてのあるべき姿や活用方法などについて、利用者とともに議論を重ね、実証実験を経て、令和元年に試行運用が始まった「新とよパーク」。今年3月に「新豊田駅東口駅前広場条例」を制定したことにより、いよいよ本格的な運用が8月から始まります。これまでに使ったことのない人も、この機会に利用してみてはいかがでしょうか。

こんなことができます

  • BBQや焚火(直火はNG)
  • スケートボード・BMXなど
  • 楽器の演奏やダンス発表

使い方に合わせ、エリアや時間を選んで借りられます

詳しい使い方や利用料金は以下のページ

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