広報とよた2023年7月号 特集2 -とよたデカスプロジェクト10周年- アートの力で、地域と人をつなぐ。

ページ番号1055135  更新日 2023年7月1日 印刷

私たちの周りにある自然や歴史、町並み、そこに暮らす人々の営み。少し見方を変えるだけで、それらが自分にとってかけがえのない「宝」であることに気づくことがあります。アートによってその「気づき」を掘り起こし、地域と人をつなげる取組「とよたデカスプロジェクト」が今年で10年の節目を迎えます。これまでに、各地でアートと地域資源が融合した作品が生まれてきました。そしてそこには様々な人の関わりがありました。その取組を紹介します。

とよたデカスプロジェクト

平成25年に始まった「とよたデカスプロジェクト」。デカス(=出来す)は「つくり出す、成しとげる」という意味で、やる気と達成感を想起させる造語です。アートを広くとらえ、地域資源やその地域の人々を巻き込みながら、その地ならではのものをつくり上げます。美術、映像、音楽、舞台芸術、食文化などジャンルは様々。「宝」である市内の地域資源を参加者と共有し、その魅力を市内外に発信するアート企画を応援する取組です。

以下の写真は過去の参加作品の例(気になる作品の詳細は公式ホームページから)

2021年の作品一例
2021
2016年の作品一例
2016
2018年の作品一例
2018
2020年の作品一例
2020
2019年の作品一例
2019

足助ゴエンナーレ

2014-2016、2018年|足助ゴエンナーレ実行委員会

足助にある旧料亭の「寿ゞ家」をメイン会場とし、現代アートの作品展示やパフォーマンスなどの様々な取組が行われました。足助には、昔から受け継がれる職人の技術や豊かな自然などの「宝」があります。若手アーティストたちと地域の人々の「ご縁」から「宝」を生かしたアイデアが丁寧に形になっていき、足助の魅力が地域から発信されるようになりました。人の気持ちを動かすアートの力と、地域資源がもつ力の相乗効果が生まれた一例です。

「足助ゴエンナーレ」企画者に聞きました

市外に住む私は、足助の町並みにとても魅力を感じ、アートを通じてその魅力を発信したいと思い、「足助ゴエンナーレ」を立ち上げました。また、会場の寿ゞ家で作品を展示するだけでなく、地域の皆さんにも様々な形で参加してもらうことで自分たちの日常生活の中に魅力があると改めて感じてもらいたいと思い、一緒に企画を進めました。
地域の皆さんが、アート作品を完成させ来場者に披露したり、ワークショップを開催して来場者を楽しませたり。企画を続ける中で、積極的に地域資源を生かそうとする地域の皆さんのアイデアが私の想像を超えるほど広がっていき、活動していてよかったと感じました。また、地元の和菓子屋さんや酒屋さんとのコラボによって、オリジナルのお菓子やラベル瓶が生まれるなど、アートを通じて地域と人がつながり「ご縁」が広がっていったと実感できました。(アートプロデューサー オオノユキコさん)

とよたデスカプロジェクト2023

実施期間:8月1日(火曜日)~11月30日(木曜日)
概要:8つの企画を展開。小原地区の古民家を舞台に地域の人々も交えた演劇が行われたり、稲武地区でダンスや食事が楽しめるクラブが開かれたり。今年はどんなデカしたアートが生まれるのか。是非、皆さんも体験し、楽しんでください。各企画の開催期間や申込み方法などは、とよたデカスプロジェクトホームページを確認

DECADE of DECASU~とよたデカスプロジェクト10周年記念祭~

(備考)入場無料、申込不要

これまでの取組を振り返り、今後の「デカス」について考えるシンポジウムを開催します。

日時:7月15日(土曜日)午後1時~5時
会場:崇化館交流館
内容:会場参加型〇×クイズ「デカした検定」、みんなでディスカッション、ワークショップ(アート体験)、パフォーマンス披露など

ご意見をお聞かせください

質問:このページの内容はわかりやすかったですか?
質問:このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問合せ

生涯活躍部 文化振興課
業務内容:文化事業、文化団体、市民文化会館やコンサートホール・能楽堂等の管理に関すること
〒471-8501 
愛知県豊田市西町3-60 愛知県豊田市役所南庁舎1階(とよたiマップの地図を表示 外部リンク)新しいウィンドウで開きます
電話番号:0565-34-6631 ファクス番号:0565-34-6766
お問合せは専用フォームをご利用ください。