広報とよた2023年4月号 特集1 令和5年度 市長インタビュー「ミライへの希望と活力にあふれるまちに」

ページ番号1053804  更新日 2023年3月27日 印刷

3年間に及ぶ新型コロナウイルス感染症の影響で社会環境は大きく変化しました。市はポストコロナ社会を見据えて、これからどのような施策を推進していくのか。
令和5年度に進めるまちづくりについて、市長が語ります。

豊田市長
豊田市長 太田 稔彦

今年度のまちづくりで特に重要なポイント

コロナ禍以降、大きく変わり続ける社会情勢を踏まえ、今年度は主に6つのポイントを掲げて、まちづくりを進めます(下図参照)。その中でも特に重要なポイントとして、(1)こども・若者支援、(2)カーボンニュートラルの推進、(3)ラリーを生かしたまちづくりの3つの取組について、順にお話しします。

6つのポイント ども・若者支援、生涯活躍の応援、安全・安心の確保、カーボンニュートラルの推進、デジタル化の加速、ラリーを生かしたまちづくり

ポイント(1)こども・若者支援

豊田市では、こどもへの対応として、約15年前から保育園・幼稚園を一体化し、こども園としての取組を進めてきました。しかし今日、例えば8050問題といった社会問題への対応を考えると、こどもの段階だけでなく、さらにその上の若者の段階までを含めた対応が求められています。そこで、今年度から「子ども部」を「こども・若者部」という名称に変更し、こどもから若者までの成長過程に応じたトータルでの支援に力を入れていきます。例えば「こども園乳児受入れ枠の拡大」や「きめ細かな教育の充実」といった従来から進めている取組のほか、新たに「学び・体験施設の市内こども料金無料化」を行います。新型コロナウイルス感染症の影響で、こどもたちは学びや体験の場を随分失っています。そのため、市内の施設利用料を無料化することにより、一人でも多くのこどもたちが様々な経験を積むことを期待しています。そのほか「多胎妊産婦・低所得の妊婦への支援」も深刻な課題ですので、新規事業として丁寧に対応していきますし、「放課後児童クラブの通信環境整備(Wi-Fi整備)」や「若者サポートステーション事業」など幅広い支援をこれまで以上に進めます。このように、こどもから若者まで、トータルかつ切れ目のない対応を充実させていきたいと考えています。
(備考)8050問題…80代の親が自宅にひきこもる50代のこどもの生活を支え、経済的にも精神的にも行き詰ってしまう状態のこと

ポイント(2)カーボンニュートラルの推進

カーボンニュートラルの推進には、行政はもちろん家庭や企業も、あらゆる場面で対応が必要とされています。市では、これまでも様々な取組を進めてきていますが、新たな取組として「とよた・ゼロカーボンアクション」という市民運動を展開しています。できるだけシンプルな行動項目に絞り込んで、市民の皆さんと環境配慮行動に取り組んでいこうという運動です。是非一人でも多くの人にご参加いただきたいと思います。また、新たに「家庭用LED照明の普及促進」「中小企業などの省エネ生産設備の更新への支援」といった取組も行います。「公共施設の照明のLED化」や「次世代自動車の普及」にも力を入れていきますし、「中小企業などの再生可能エネルギー設備導入への支援」は内容をより充実させて取り組みます。また、中小企業などのカーボンニュートラルの相談体制も整えていきます。SDGsはカーボンニュートラルと関連性が高いものなので、「SDGsの達成に向けた取組」を推進することによって、カーボンニュートラルを加速させるという関係性で、今年度もしっかり取り組みたいと思います。

ポイント(3)ラリーを生かしたまちづくり

今年の11月の世界ラリー選手権は、豊田市が主催者になります。ラリーの価値を市としてどう捉えるか随分議論したのですが、「山間地の振興」「交通安全」「産業の振興」の3点において、なんとしても誘致し、市の主催で取り組みたいと考えました。開催にあたっては、チケット収入やスポンサーからの収入など、様々な財源を確保しながら事業を成功に導きたいと考えています。そして、せっかくラリーを開催するのですから、それを契機として、どういうまちづくりをするのかということも、とても大切です。例えば、中心市街地における賑わい創出、オートテストを始めとした市内各地でのイベントなど様々な事業を行い、ラリーへの機運醸成や交通安全につなげていきます。市民の皆さんにも是非ご参加いただきたいと思っています。また、この機に山間地の様々な観光資源をリニューアルし、山間地をさらに盛り上げ、活性化させたい。そして豊田市の山間地の価値や意義を、改めて国内外に情報発信して、みんなで確認し合いたい。このように、今回のラリーをまちづくりに生かしたいと思っています。

市民の皆さんへのメッセージ

市長

市民の皆さんにおかれては、3年間、新型コロナウイルス感染症への対応で随分苦労をされ、いろいろなことでお悩みだったと思います。今年度は、いよいよ本格的なウィズコロナ時代の幕開けとなります。一気に元に戻すというわけにはいきませんが、徐々に日常を取り戻していきたいと思いますので、是非また、元気で明るい豊田市にしていきましょう。どうぞよろしくお願いいたします。

インタビューの様子が視聴できます

放送日/4月3日(月曜日)~9日(日曜日)
<テレビ>ケーブルテレビ ひまわりネットワーク
市政情報提供番組「とよたNOW」
(備考)4月4日(火曜日)以降は市ホームページでも視聴可
<ラジオ>ラジオ・ラブィート(78.6MHz)
市政情報提供番組「ホットニュースとよた」

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