2024年4月25日(木曜日)市長記者会見

ページ番号1058887  更新日 2024年4月25日 印刷

4月25日 市長記者会見の様子

1 時間
午前11時~11時30分
2 場所
南52会議室
3 内容
  • 新たな防災拠点となる豊田市博物館等における豊田市災害対策本部移転訓練の実施について
  • SIBを活用した介護予防事業「ずっと元気!プロジェクト」の進捗状況について
  • 若者・働く世代の健康づくりを推進「きらちゃん健康アンバサダー事業」の開始について

配布資料

市長説明

おはようございます。記者会見にご出席いただきまして、ありがとうございます。まず、今日の午後に、博物館の開館セレモニーを行います。ぜひ取材をお願いしたいと思います。また、翌26日以降に様々な関連イベントを企画していますので、ぜひ取材をお願いします。
それでは、今日、予定しました案件は3件です。

最初に、「新たな防災拠点となる豊田市博物館等における豊田市災害対策本部移転訓練の実施について」です。
このことつきましては、昨今頻発している大規模水害などに備えて、豪雨災害時における豊田市博物館等への災害対策本部の移転訓練を初めて実施するものです。訓練では、令和5年6月に発生した規模の線状降水帯が本市に直撃したことを想定しています。浸水の可能性がある市役所本庁舎から、豊田市博物館等へ災害対策本部を移転します。
訓練は、まず市役所南庁舎4階の災害対策本部室にて、第1回目の本部員会議を実施し、市内の被害状況を各部長が共有した上で、河川水位、降雨予測を基に豊田市博物館等への災害対策本部の移転に関する判断を行います。その後、災害対策本部事務局を豊田市博物館へ移転するほか、部局ごとで構成する対策部についても市民文化会館や美術館等へ移転を行ってまいります。災害対策本部移転後、第2回本部員会議を実施し、移転の状況や気象情報を各部長が共有した上で、今後の災害対応に関する方針を確認してまいります。
また、中部電力株式会社などの関係機関にもご協力いただき、災害の発生する恐れがある自治体へ先遣隊として向かい情報収集や支援ニーズの把握を行う、いわゆる「リエゾン」の派遣訓練を実施してまいります。
こうした訓練を通じて、各部局が自ら考え、災害対応を行うことで、新たな課題を洗い出し、より実効性のある災害対応につなげてまいります。

続いて、「SIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)を活用した介護予防事業「ずっと元気!プロジェクト」の進捗状況について」です。
豊田市では、「ずっと元気!プロジェクト」を令和3年7月に開始しています。この事業は、事業費として5年間で最大5億円かけて、年間5,000人の参加者獲得と将来の介護給付費10億円の削減効果を目標として実施しているものです。目標達成に向けては、市の事業委託先となります「合同会社NextRiseソーシャルインパクト推進機構」がとりまとめをし、50を超える民間事業者が、運動や娯楽、エンタメなど、幅広い分野の介護予防プログラムを市内の65歳以上の高齢者に提供しています。
このたび、事業開始から2か年が経過した令和5年6月末時点での参加者数及び事業推進による介護給付費の削減効果の見込みが明らかになりましたので、公表させていただきます。
まず、プログラム参加者数の推移です。事業開始後の2年間で8,441人がプログラムに参加しています。この参加者数の評価としては、1年目は、コロナ禍の影響や事業周知に時間を要したため、年間目標5,000人を下回る結果となりましたが、2年目は、参画事業者の増加や体験会の開催等のプロモーション効果もあり、目標を達成することができました。
続いて、介護給付費の削減効果についてです。介護給付費の算定にあたっては、本事業の参加者のうち、分析に必要なデータが揃ったプログラム参加者と非参加者を対象に、介護給付費削減効果を試算いたしました。その結果、事業開始から2年を経過した時点の試算で、将来の介護給付費の削減効果を、約3.7億円と推計することができ、目標としています10億円の削減効果に向けて、順調に進捗していることが明らかになったところです。
以上のように、プログラム参加人数及び将来の介護給付費の削減見込みの双方とも、順調に推移していることから、事業の目標達成に向けたこれまでの取組の成果があったものと考えています。
これらの成果を受けた、今後の取組についてです。引き続き、介護給付費の削減効果を一層高めるためにも、新規参加者の更なる獲得と、現在の参加者の継続参加に向けて、次の取組を実施してまいります。まず、プログラム参加者の割合が低い地域において、本事業の体験イベントを実施するほか、外出する機会の少ない高齢者の自宅訪問や、高齢者クラブや自治区など、高齢者の皆さまが集りやすい場所に事業者が出向く形での出張型プログラムを拡充してまいります。また、プログラムを提供する事業者と連携し、事業者の店舗などで、本事業のPRを行うなど、高齢者の皆さまへの情報提供を強化していきます。これらの官民連携の取組を通じて、事業目標の達成を目指してまいります。

続いて、「若者・働く世代の健康づくりを推進するための「きらちゃん健康アンバサダー事業」の開始について」です。
本市では、市民の皆さまに健康づくりについて正しい知識を学んでいただき、健康づくりに対する意識を高めてもらうため、学校や民間事業者等を対象とした健康講座や、各種イベント等における啓発活動を行っているところです。
この度、より多くの若い世代やその周囲の皆さまに健康づくりについて関心を持っていただけるよう、令和6年4月から「きらちゃん健康アンバサダー事業」を開始します。この事業は、市内の小中学校や高校、大学などで実施する健康講座やイベント等の参加者を「きらちゃん健康アンバサダー」として認定し、そこで学んだ知識を家族や友人に伝えてもらうことで、若者や働く世代を中心とした健康づくりの輪が広がることを期待して行うものです。
具体的な事業の流れとしては、本市が実施する健康講座やイベントに参加していただいた人に、まずレベル1のアンバサダーカードを配付し、「きらちゃん健康アンバサダー」として認定します。さらに、講座等で学んだ知識を正しく周囲の人に伝えるために整理する「振り返りシート」を記入した人にはレベル10のアンバサダーカードを配付します。加えて、学んだ知識を友人や家族など周囲の人に伝えた人にはレベル100のアンバサダーカードを配付してまいります。カードの種類は現時点では3種類ですが、種類を今後増やしていく予定です。なお、直近のカード配付は、5月30日に県立豊田高校で開催されます学園祭を予定しています。
本市では、令和6年3月に策定した「第四次健康づくり豊田21計画」の重点施策として「若者・働く世代等の健康づくりの推進」を位置付けています。健康に関する正しい知識を身につけるため、児童、生徒等をはじめとした幅広い世代を対象とした健康教育に取り組んでまいります。

私からは以上です。

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