2023年4月28日(金曜日)市長記者会見
- 1 時間
- 午前11時30分~正午
- 2 場所
- 南52会議室
- 3 内容
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- 新型コロナウイルス感染症の5類移行及び物価高騰を踏まえた支援策について
- 市内で開催されるスポーツイベントへの「豊田市民親子無料招待」について
- 鞍ケ池公園の園内移動モビリティを活用した実証実験の開始について
配布資料
- 新型コロナウイルス感染症の5類移行及び物価高騰を踏まえた支援策について 報道発表資料 (PDF 579.1KB)
- 新型コロナウイルス感染症の5類移行及び物価高騰を踏まえた支援策について 別添資料 (PDF 1.2MB)
- 市内で開催されるスポーツイベントへの「豊田市民親子無料招待」について 報道発表資料 (PDF 618.2KB)
- 鞍ケ池公園の園内移動モビリティを活用した実証実験の開始について 報道発表資料 (PDF 531.0KB)
市長説明
おはようございます。本年度、第1回目の市長記者会見となります。
新型コロナウイルス感染症の絡みもありましたので、あえてこの連休前に会見を開かせていただきます。
昨日、4月27日に厚生労働省、国の方で5月8日に正式に2類相当から5類に移行するということが決定され、公表されました。本日用意しました案件の説明の前に5類移行後の感染症対策の特徴について、大きく3点お話させていただきます。
1点目は、外出等の制限についてです。5類は季節性インフルエンザと同じレベルであり、決して5類になったからといって手放しということではありませんので、この辺りはきちんと市民の皆さんにもお伝えしなければいけないと思っています。感染した場合の法律に基づく外出自粛要請はなくなります。ただし、発症した場合、5日間は外出を控えるようお願いいたします。また発症から10日間が経過するまでは、周りの方への配慮として、マスクの着用や、重症化リスクの高い人との接触は控えるようお願いいたします。
2点目は、医療・相談体制についてです。これまでは、診療できる医療機関は限られていましたが、今後は幅広い医療機関で受け入れていただくこととなります。また、発熱時の対応や受診に係る相談は、当面の間の移行措置として「豊田市新型コロナ相談センター」を維持し、24時間体制で受け付けてまいります。
3点目は、重症化リスクへの対応です。高齢者施設などにおける職員向けの集中的検査、クラスター対策としての疫学調査や感染対策指導、往診を実施する医療機関への補助などは、5類移行後も当面の間継続していきます。以上の3点になります。
また、市役所の中での感染症対策である職員のマスク着用についてですが、これは現在、業務継続の観点からマスク着用を推奨しているところです。5類移行後は、この推奨方針を終了いたします。ただし、重症化リスクの高い市民の皆さんへの対応や、感染再拡大時にはマスクを着用するなど、状況に応じて柔軟に対応してまいります。
以上のように、5類に移行したとしても、必要な感染症対策は維持しつつ、私たち地域社会は、アフターコロナの時代に進むことを理解し、共有し、力をあわせて社会経済活動の回復を目指していかなければいけないと思っています。この視点を捉え、本市独自の支援策を実施してまいります。以降は、本日用意した案件についてです。
案件の1つ目、「新型コロナウイルス感染症の5類移行及び物価高騰を踏まえた支援策について」です。資料に全体概要が記載されていますが、関連事業は7件、うち新たな予算措置は9億2千万円余となっています。予算措置の方法は、記載のとおり、案件に応じて、専決処分、予備費、6月市議会補正予算で対応してまいります。では、順次説明いたします。
1点目は、「新型コロナ5類移行」を捉えた支援策です。はじめに、コンベンション開催支援補助金です。別紙の1ページ目をご覧ください。こちらは、新規の取組です。コロナの影響で、ホテルの大広間などを利用した会議等が大きく減少し、関係する事業者は大変苦しい状況が続いています。リアルな対面での会話やコミュニケーションには、オンラインでは得られない大きな意味があります。5類移行後は、そうしたリアルな人間関係の重要性を改めて考える必要があると思っています。こうした観点を踏まえ、この補助金を新設いたします。対象は、市内のホテル・旅館を会議等で利用した際、会場使用料の半額を補助します。加えて、宿泊を伴った場合は、1人あたり1,500円を補助します。なお、5月8日以降の利用を対象としてまいります。
続いて、2ページ目、令和5年度版「とよた宿割」の開始です。令和4年度と同様に、宿泊費や日帰り旅行費の30%分、最大1万5千円の割引をしてまいります。さらに、宿泊費に応じた「地域クーポン券」を最大4千円配布します。また、ジブリパーク関連の「となりのとよた割」に加え、今回は大河ドラマ館の入場券提示でクーポンを配布する「どうする豊田割」を追加し、内容を拡充いたします。こちらは5月8日以降のチェックインから対象にしてまいります。
3ページ目、キャッシュレス決済ポイント還元事業です。この取組は、「新型コロナ5類移行」及び「物価高騰」を捉えた支援策となっています。プレミアム還元率は20%となります。なお、今回の対象店舗には、前回までの飲食業に小売業を追加し、令和5年8月以降、年度内に3回の実施を予定しています。流通総額は約39億円を見込んでいます。
続いて、資料の2ページ目に記載しています「物価高騰」を捉えた支援策です。はじめに、給食費の据え置きです。こちらは拡充案件です。給食材料費が幅広く高騰する中、十分な予算を確保し、保護者負担を令和6年3月分まで据え置きとします。
続いて、商店街等街路灯整備費補助です。これは拡充の案件です。商店街が設置する街路灯は市内に約1,600基あります。電気代高騰の影響が大きいためにLED化など、街路灯の省エネ化改修の補助率を50%から80%に拡充し、一気に取組を加速してまいりたいと思います。
続いて、信用保証料緊急経済対策補助金です。こちらは期間延長の案件となります。中小企業等への関連融資に対して、上限100万円の全額補助を行う期間を令和6年3月31日まで延長してまいります。
最後に、商店街等によるプレミアム付き商品券発行事業への補助です。これは、当初予算で措置した案件になります。商業団体が発行するプレミアム付き商品券について、発行費の30%を上限に補助します。T-FACEが本日、会員向けの先行発売を行い、4月29日と30日に一般発売をすると聞いています。その他には、GAZA専門店街が7月頃に実施予定と聞いています。
「新型コロナウイルス感染症の5類移行及び物価高騰を踏まえた支援策について」は以上のとおりです。
次の案件に移ります。こちらは、市内で開催されるスポーツイベントへの「豊田市民親子無料招待」についてです。今回のコロナ禍の外出控えによってスポーツに親しむ機会が減少した子どもたちに、トップスポーツ選手による一流のプレーを間近で味わってもらおうと、市内で開催される3つの競技イベントに市内在住の親子を合計250組500人無料招待するというものです。
1つ目は、6月11日に開催される女子ソフトボールのJDリーグ「トヨタレッドテリアーズ対ビックカメラ高崎」戦です。東京2020オリンピックで金メダルを獲得した日本代表チームで活躍された、後藤希友選手、こちらはトヨタレッドテリアーズです。あるいは上野由岐子選手、こちらはビッグカメラ高崎で活躍する選手です。そうした選手が所属する、昨シーズンのレギュラーシーズン東西地区1位同士のチームが対決するという非常に興味深い対戦になっています。
2つ目は、6月15日に開催されるキリンチャレンジカップ2023「サッカー日本代表対エルサルバドル代表」戦です。2022年のFIFAワールドカップカタール大会において、強豪国のドイツやスペインを下し、日本中を感動の渦に包んだサムライブルーが、ワールドカップ後初めて豊田スタジアムにやってきます。
3つ目は、7月29日に開催される「令和5年夏巡業 大相撲豊田場所」です。豊田市では5年ぶりの開催となり、関取衆による迫力ある取組や禁じ手を伝える「初っ切り」等が披露されます。個々の募集期間や応募方法などの詳細は、それぞれ後日改めて報道発表しますので、よろしくお願いいたします。
最後は、鞍ケ池公園の園内移動モビリティを活用した実証実験の開始についてです。鞍ケ池公園につきましては、公園の持つポテンシャルを最大限に生かした魅力ある公園づくりを官民連携により進めているところです。
これまでの取組では、令和3年度の公園リニューアル後、公園の公式インスタグラムのフォロワー数は3,700件を超えたほか、来場者数もリニューアル前、これは令和2年度末の約120万人から25万人増えて、約145万人となっています。家族連れから若い世代まで、幅広い皆様にご来場いただいているところです。そこで、さらに多くの皆さんに公園にお越しいただき、公園での滞在を楽しんでいただけるよう、園内移動モビリティを活用した新たな実証実験を開始してまいります。
この実験は、公園や公共施設等への来訪者の「施設内での移動」に「楽しみながら移動する」という付加価値を持たせ、滞在時の満足度の向上につなげることを目的に行うもので、豊田市つながる社会実証推進協議会の取組として、豊田市とトヨタ紡織株式会社が協働して実施するものです。
実験期間は、令和5年5月19日から22日、5月26日から29日の合計8日間、鞍ケ池公園内のサービスセンターからパークフィールド豊田鞍ヶ池間の園路などで行います。実験では、情報通信機器や音響機器などを搭載した園内移動モビリティを新たに用意し、モビリティの乗客は、車両の走行位置に合わせた園内紹介のナレーションや、移動を冒険に見立てたストーリーに合わせた音響効果や座席シートの振動など、車内でエンターテイメントを体験できるというものです。実験を通じて、利用者への体験の満足度などを調査し、効果検証を行ったうえで、鞍ケ池公園を含む他の公共施設への同様の仕組みの導入を検討してまいります。
最後に、今回は新型コロナの5類移行を契機と捉えた取組の実施について主にお話させていただきましたが、依然として新型コロナウイルスの感染力の高さや、特に高齢者や基礎疾患を有する方などが感染した場合の重症化リスクがあるという風に言われております。大型連休を控え、社会経済活動の活性化を図っていく中、市民の皆様には、ぜひとも思いやりのある感染対策を引き続きお願いしたいと思います。
私からは以上です。
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