2025年6月30日(月曜日)市長記者会見
- 1 時間
- 午前11時~正午
- 2 場所
- 南52会議室
- 3 内容
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- 株式会社タイミーと連携した「とよたワークリンク事業」の開始について
- 「2025国際首長フォーラム」の開催に向けた機運醸成の取組等について
- 全市立小中学校の体育館及び武道場における空調設備の整備完了について
- 豊田市子育て応援ポータル「とよたのコマド」の公開について
配布資料
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株式会社タイミーと連携した「とよたワークリンク事業」の開始について 報道発表資料 (PDF 939.8KB)
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「2025国際首長フォーラム」の開催に向けた機運醸成の取組等について 報道発表資料 (PDF 612.4KB)
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全市立小中学校の体育館及び武道場における空調設備の整備完了について 報道発表資料 (PDF 473.8KB)
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豊田市子育て応援ポータル「とよたのコマド」の公開について 報道発表資料 (PDF 614.5KB)
市長説明
本日は暑い中こうしてお集まりいただき、ありがとうございます。本日、予定している案件は4件です。順次説明させていただきます。
まず1点目は「株式会社タイミーと連携した『とよたワークリンク事業』の開始について」でございます。この件につきましては、記者会見終了後、協定を締結するセレモニーがありますので、引き続き、ご参加いただけますと幸いです。
本市は、スポットワークサービス事業を展開します株式会社タイミーと連携し、市内の基幹産業であります製造業を中心とした事業所において、短時間勤務などの柔軟な働き方が可能な雇用環境を整備するとともに、多様な人材が活躍できる職場づくりの推進による、人手不足の解消を目的として、「とよたワークリンク事業」を開始いたします。
ちょっと分かりにくいですが、スポットワークサービスという言葉は定着しておりますけれど、この「とよたワークリンク事業」は豊田市独自の造語ですので、後ほど説明させていただきます。今回のように同社と連携して、自治体が、製造業を中心としたスポットワークサービスを活用する取組は、全国で初めての試みとなります。事業名であります「とよたワークリンク」は、業務(ワーク)の切り出しと、環境の整備による雇用の創出(クリエイト)を通じて、事業所と多様な人材がつながること(リンク)を意味する、本市独自の造語です。7月1日から、順次、サービス提供に向けて準備を開始いたします。
「とよたワークリンク事業」について、ご説明いたします。多くの求職者等を抱える株式会社タイミーのスポットワークサービスを活用し、事業所と求職者等とのマッチングを図る実証事業を、豊田市と株式会社タイミーが共働で、令和9年度までの3か年で実施いたします。
事業所に対しましては、専門チームによる業務の棚卸や切り出し支援を行い、短時間・単発勤務が可能な業務を明確化してまいります。加えて、就労環境の見直しを検討する事業所への豊田市働き方改革アドバイザー派遣制度、こうした制度がありますので、この制度の活用促進を行い、事業所が、多様な人材と新たに接点を持つことのできる体制づくりを後押しいたしてまいります。
求職者等に対しましては、株式会社タイミーが展開するスポットワークサービスの仕組みを通じ、柔軟な働き方を希望する方へ就労機会を提供してまいります。また、進路決定に不安のある18歳以上の若者に対する短期有償型の職業体験等を通じた職業観の醸成を図る取組を実施してまいります。このように、事業所・働き手の双方への後押しから、地域に根差した多様な働き方のモデルを創出し、持続的な雇用創出につなげていきたいと考えております。
今後のスケジュールとしましては、まず令和7年度は、市内事業所へのヒアリングや啓発セミナーの開催、製造業を中心とした、業務切り出し支援、試行的マッチングを実施いたします。令和8年度以降は、人手不足が深刻な業種を中心に事例の横展開を図り、多くの求職者等とのマッチングを促進し、市内での雇用創出を目指してまいります。
なお、事業の開始にあたり、本日6月30日には、株式会社タイミーと「豊田市内産業における柔軟な雇用環境の実現に向けた協定」を締結いたします。
本市では、こうした取組を通じて、市内事業所の人材確保を支援するとともに、子育て世代や若年層などの多様な働き手が自分の希望に合ったスタイルで働くことができる機会を広げ、地域産業の発展と多様な人材が活躍できる環境づくりを進めてまいります。
続いて「『2025国際首長フォーラム』の開催に向けた機運醸成の取組等について」です。2025国際首長フォーラム、以下「2025 IMF(International Mayors Forum)」と言います、の取組状況について、ご説明いたします。本市が事務局を担っております、2025国際首長フォーラム開催支援実行委員会は、今年10月に国連との共催により本市で開催する「2025 IMF」のメインテーマ及びキービジュアルを決定いたしました。また、「2025 IMF」の開催に向けた機運を高めるとともに、国内外に対し本市のSDGsの取組を発信するため、アメリカ、ニューヨークの国連本部にて、トップセールスを行うほか、市民向けにSDGs啓発キャンペーンを実施いたします。
「2025 IMF」のメインテーマは「Actions Today for a Resilient Future」、日本語では「強靭な未来のために今すぐ行動を」です。本テーマには、未来が不確実で予測困難な状況であっても、持続可能で強靭な社会を築くために、今こそ持続可能な開発目標に向けた具体的な行動を起こす必要がある、という考えが込められております。
キービジュアルは、こちらに展示してあるポスターのものになります。このキービジュアルは、SDGsの象徴であるカラーホイールを中心に配し、本市のランドマークである建築物や多様なモビリティ、祭りや美しい自然などによって、都市と山村が共存する本市の特徴を表現しています。また、和紙を模した質感にすることで、日本らしさ、豊田市らしさを表現しています。今後、ポータルサイトや会場周辺、公共施設等に本ポスターを掲示し、機運の醸成を図ってまいります。
加えて、7月に国連本部で開催されます、持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラムに参加し、本市の先進的な取組を発表するとともに、「2025 IMF」のPR及び開催に向け、国連関係者との協議を行ってまいります。
さらに、「2025 IMF」開催を契機に、本市のSDGsの取組を加速化させるため、市民向けの啓発キャンペーンを展開してまいります。啓発キャンペーンのキャッチコピーは「ミライにいいこと、はじめよう。」です。6月20日にすでに報道発表した内容となります。第一弾といたしまして、7月13日(日曜日)に豊田市環境学習施設エコットにおきまして、SDGsについて知るイベント「とよたサマーチャレンジ」を開催いたしますので、こちらも取材をしていただけるとありがたいです。
本市は、産学官民の連携による様々な取組によって、全国市区 第4回SDGs先進度調査において、全国総合第1位となりました。2030年のSDGs達成に向け、これまでの取組のさらなる強化を図るとともに、引き続き、全国の自治体をリードしてまいりたいと思います。
続いて「全市立小中学校の体育館及び武道場における空調設備の整備完了について」です。本市は、近年の気候変動に伴う学校運営への影響を踏まえ、夏の暑さ対策として、令和6年度から全ての市立小中学校の体育館及び武道場に、空調設備の整備を進めてまいりました。この度、全校への設置が完了し、全ての施設で空調設備を使用できるようになりましたので、お知らせいたします。なお、稼働可能な状態になった施設につきましては、随時、使用を開始しております。今後は、学校活動のほか、市民のみなさまが、体育館及び武道場を学校開放等で利用する場合にも、空調設備を使用していただくことができます。
整備事業の詳細について、ご説明いたします。本事業の対象は、整備済みであった施設を除く、市内小中学校102校、127施設となっております。総事業費は、令和6、7年度合わせて64億5千万円余であり、国の学校施設環境改善交付金等を活用しております。事業の実施にあたりましては、多くの学校施設に対して、スピード感を持って整備を進めていくため、PPP方式を採用いたしました。
本事業の特徴といたしましては、平時の学校施設としてだけでなく、自然災害などの非常時における、地域住民のみなさまの避難所としての活用を想定している点があります。市内の拠点となる26か所の避難所の体育館には、発電機能付きガスエアコンとガスバルクタンクを設置いたしました。これにより、停電時などにおいても、最大72時間にわたり空調を管理することができます。また、発電することも可能なため、体育館の出入口や屋内外の非常用コンセントを使用することもできます。
本事業の完了は、平時の安全・安心で快適な教育環境の確保のみならず、非常時における避難所機能の向上にも大きく寄与するものと考えております。
最後に「豊田市子育て応援ポータル『とよたのコマド』の公開について」です。本市は、令和7年3月に策定しました第2次豊田市デジタル強靱化戦略に基づき、デジタル技術・データ等を活用した質の高い行政サービスの実現に向けた取組を進めております。その一環といたしまして、子育て世帯などを対象としたポータルサイト「豊田市子育て応援ポータル『とよたのコマド』」を構築いたしました。今後は、本ポータルサイトを活用し、各種健診や手当の申請など、子育てに関する情報収集を手軽にしていただくことで、一人ひとりのニーズに応じた子育て環境の充実を図ってまいります。
「とよたのコマド」の概要について、ご説明いたします。こちらのモニターをご覧ください。サイトの公開日は、令和7年7月7日です。主な対象といたしましては、妊娠や出産を控えている世帯の方、子育てを行っている世帯の方を想定しております。「とよたのコマド」という名称には、「とよたで たのしい こそだて応援 まどぐち」の思いが込められています。また、市の花である、ひまわりをモチーフに取り入れ、明るく親しみやすいデザインといたしました。
本ポータルサイトのトップページ上には、目的から探す、年齢・対象から探す、キーワードで探すなど、多彩な検索方法が選択でき、約100種類ある情報のうち、利用者が必要とする情報にたどり着きやすくなっております。そのほか、子育てイベントを一目で確認できるイベントカレンダーや、こども園や子育て支援センターを地図上で分かりやすく探せる施設マップもご利用いただけます。
本ポータルサイトの一番の特徴といたしまして、利用者の状況に応じた情報が配信される機能があります。親や子どもの生年月日等を登録することで、世帯の状況や子どもの年齢に合わせた手続きの案内などが表示されるほか、メールやLINEと連携させて、情報を受け取っていただくことも可能です。
ご利用につきましては、7月7日(月曜日)以降に市ホームページに掲載するリンクから「とよたのコマド」にアクセスすることが可能となります。今後も、ポータルの拡充を検討しながら、市民のみなさまの日々のくらしを、もっと安心で快適なものにしていけるよう、DXの取組の拡充を行ってまいります。
私からは以上です。
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