2023年8月25日(金曜日)市長記者会見
- 1 時間
- 午前11時~
- 2 場所
- 南52会議室
- 3 内容
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- 子ども・若者を対象とした医療費助成の拡大及びインフルエンザ予防接種費用助成の実施について
- 市内主要交差点への防犯カメラの設置について
- 機動戦士ガンダムとタッグを組んだ「ハロー!カーボンニュートラルプロジェクト2023」の実施について
- 令和6年度採用「山村地域在住職員」の募集について
- 9月市議会定例会提出議案
配布資料
- 子ども・若者を対象とした医療費助成の拡大及びインフルエンザ予防接種費用助成の実施について 報道発表資料・別添資料 (PDF 920.3KB)
- 市内主要交差点への防犯カメラの設置について 報道発表資料 (PDF 443.1KB)
- 『機動戦士ガンダム』×カーボンニュートラル「ハロー!カーボンニュートラルプロジェクト2023」の実施について 報道発表資料 (PDF 624.0KB)
- 令和6年度採用「山村地域在住職員」の募集について 報道発表資料 (PDF 456.7KB)
市長説明
今日の案件は、私から4件とその後、9月議会関係の案件を総務部長からお話させていただきます。
案件の1つ目は、子ども・若者を対象とした医療費助成の拡大及びインフルエンザ予防接種費用助成の実施についてです。
豊田市では、子育て世帯が安心して子育てができる環境を整備するために、これまでも様々な支援策を講じています。別添資料にも一部抜粋ではありますが、子どもや若者を対象とするいくつかの事業を掲載しています。
こうした取組をいろいろとやってきましたが、今回、子ども若者支援策のさらなる充実を図るために、次の2つの施策を実施してまいります。
まず、資料1点目の子ども医療費助成の対象拡大についてです。
本市では、現在、中学生までの入院、通院及び高校生世代・大学生等の入院を対象に医療費助成を行っていますが、新たに高校生世代の通院も助成の対象としてまいります。
これに至った経緯ですが、今回、新型コロナを通していろいろな医療従事者からお話を聞く中で、小学校、中学校の通院費は助成していますので、事前に手当てを講じることができたのですが、高校生になっても受診機会があるじゃないかというような声を聞きました。
とりわけ中学校卒業とともに、特に慢性的な疾患などで通院に係る負担が増えることによって、一部で受診控えが生じている。そして、その受診控えによる子どもたちの健康への影響を懸念する声を聞いているところです。
そこで、子育て世帯の医療に係る経済的負担を軽減しながら、必要な医療を安心して受けられるよう、そして病気の早期発見や早期治療による子どもの健全な育成を図るために、本市として医療費助成の対象を拡大する必要があると考えたものです。
具体的には、現在、通院に係る医療費助成の対象は中学生までとしていますが、令和6年4月から、高校生世代も対象とします。高校生世代の考え方は、中学校卒業から18歳に達する日以後の最初の3月31日までの期間にある人とします。これによって本市においては、18歳になる年度末まで入院、通院ともに医療費助成の対象となってまいります。
助成対象となる費用は、高校生世代の疾病又は負傷に係る通院医療における保険診療分の自己負担額です。高校生世代までの方の医療費受給者証は、令和6年3月にお手元へ届くよう、準備を進めてまいります。
次に2点目、インフルエンザ予防接種費用助成の実施についてです。
新型コロナウイルス感染症の5類移行後も様々な感染症の発生が報告されています。今後も、秋から冬にかけて季節性インフルエンザの流行が懸念されることから、受験や就職など進路決定において重要な時期に安心して過ごしていただくため、中学3年生と高校3年生の年代にあたる市民を対象に、今年度新たにインフルエンザ予防接種費用の助成を行ってまいります。
具体的には、今年10月から来年1月までにインフルエンザワクチンを接種して医療機関に支払った費用について5,000円を上限に助成をします。インフルエンザ予防接種によるワクチンの予防効果が期待できるのは2週間後から5か月程度と言われています。適切な時期に接種していただいて、感染・重症化予防を図ることで、安心して受験や就職活動に臨んでもらえるよう支援してまいります。
続いて、2つ目の案件の市内主要交差点への防犯カメラの設置についてです。
全国的な刑法犯認知件数の増加が見られる中、市民の皆さんに地域で安全・安心に暮らしていただくため、より効果的な防犯対策が必要であると考えているところです。
現在豊田市では、公園や駐輪場など市が管理する施設に設置した防犯カメラと、市が補助金を交付して自治区など地域によって設置された防犯カメラを合わせて、街頭に1,361台の防犯カメラがすでに設置されています。こうした街頭のカメラは、地域の所有する施設等を監視する目的が主となるため、犯罪行為の経路記録となる交通動線の監視については限界がありました。
そこで、豊田・足助両警察署にも協力を仰ぎながら、市域全体の防犯対策として、市内の主要交差点約70か所に防犯カメラを新たに設置することとしました。また、犯罪抑止及び交通安全意識の向上をねらいとした表示板を合わせて設置してまいります。
事業スケジュールにつきましては、9月市議会定例会に補正予算案を提出し、防犯カメラの年度内設置を目途としながら、令和6年4月から順次運用を開始する予定です。事業費は令和6年度から7年間のリース費用として1億円を見込んでいます。
既存の街頭防犯カメラに加えて、主要交差点にも防犯カメラを整備することで、市内の移動を伴う犯罪行為への警戒と、万が一犯罪が発生した際の捜査に寄与する効果が期待できます。加えて、交通安全対策にも寄与するものと考えています。これにより、市域全体の犯罪の抑止を図り、安全・安心に暮らせるまちづくりを推進してまいります。
続いて、3つ目の案件です。
豊田市は、幅広い世代に人気のコンテンツである「機動戦士ガンダム」とタッグを組み、昨年度から「ハロー!カーボンニュートラルプロジェクト」と題して、市民の皆さんや事業者の皆さんのカーボンニュートラルへの理解と行動を促す様々な取組を実施しております。
今年度は、さらに多くの人に訴求できるよう、「ハロー!カーボンニュートラルプロジェクト2023」と題して、ガンダムの世界観とも親和性の高い「資源循環」と「先進技術」をテーマに、脱炭素社会に向けた市民運動「とよた・ゼロカーボンアクション」や、若い世代に向けた脱炭素社会プロモーション「New VibeZ」とも連携し、市民の行動変容につながる仕掛けを展開してまいります。
また、豊田市出身・在住で、ガンダムの漫画などを手掛けている近藤和久氏の全国的な知名度を生かしたプロモーションを通じて、本市の取組を市内外に発信してまいります。
主な取組をご説明します。
1点目は、先ほども申しました市内出身・在住の近藤和久氏の「近藤和久オリジナル作品・展示会」です。これは豊田市駅前のT-FACEのA館6階にて、近藤さんの過去の作品や、新たに「水循環」や「森林保全」をテーマに描きおろすオリジナル作品を展示してまいります。
2点目は「ガンダムR(リサイクル)作戦」です。昨年度に引き続き、株式会社バンダイ スピリッツが主催するリサイクル材を使ったプラモデル制作体験会を実施してまいります。
3点目は「カーボンニュートラル映画祭」です。近藤さんとも関わりが深い「機動戦士Zガンダム」の劇場版三部作を、市内で特別上映します。映画祭での使用電気はCO2フリー電気を使用してまいります。
4点目は「ハロー!カーボンニュートラルフェス2023」です。とよたエコフルタウンにて、カーボンニュートラルについて楽しみながら学び、体験できる市民参加型イベントを開催します。会場には、ガンダム仕様にラッピングしたバッテリーEVや燃料電池自動車なども展示してまいります。
以上の取組を9月24日から令和6年3月末まで実施し、多くの市民の皆さんや事業者の皆さんの参加を得ながら、カーボンニュートラルの取組を推進してまいります。
最後に、案件の4つ目、令和6年度採用の「山村地域在住職員」の募集についてです。
本市では、令和4年1月1日に「豊田市山村地域の持続的発展及び都市と山村の共生に関する条例」、通称「山村条例」を施行し、市民の皆さんとの山村の魅力・価値の共有や、「おいでん・さんそんプラン」を基本とした、山村地域の特性を踏まえた施策を推進しているところです。
特に山村地域における定住、移住に関する施策については、これまでも地域住民の皆さんと共働で進めてきていますが、人口減少や少子高齢化が進む中で、より一層「職員が地域に入り込んだ課題解決」が必要と考えているところです。
そこで、令和6年度の新規採用職員の募集枠に「山村地域在住職員」を設定し、採用時から山村地域に居住する職員を募集することとしました。この募集枠で採用した職員は、最初の配属先として山村地域の支所を想定しており、山村地域の歴史や価値観を理解し、地元住民の皆さんや移住者の皆さんの間に入りながら、円滑な信頼関係を構築することで、更なる施策の推進を図ってまいります。
受験資格については、「60歳以下であれば受験可能」、「学歴・職歴は不問」としていますので、就職氷河期世代の方も受験が可能です。今お住まいの方はもちろんですが、例えば、地元が豊田市の山村地域の方で、ご家族と自然豊かな山里で暮らしながら、将来に向けた課題解決を担う「Uターン採用」も歓迎してまいります。多くの方の受験を期待しています。試験の詳細を掲載した募集要項等は、9月1日から人事課窓口等で配布します。
私からは以上です。
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