2023年11月24日(金曜日)市長記者会見
- 1 時間
- 午前11時~11時30分
- 2 場所
- 南52会議室
- 3 内容
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- 自動運転バス運行実証事件の開始について
- 12月市議会定例会提出議案
配布資料
市長説明
記者会見の案件に先立ち、冒頭で先日の「フォーラムエイト・ラリージャパン2023」について触れさせていただきます。
日本の中で、なかなかラリー文化が定着しているかというと、やはり疑問符がつくような状況だと思います。そうした中での開催でしたので、直接会場にお越しになったファンの皆さん、あるいはパブリックビューイングなどに集まられた皆さん、そうした方たちを合わせて53万人を超える人にご来場いただいたと申し上げましたが、やはりラリーとは何かについて存じ上げない方は相当数いらして、そうした意味では4日間にわたり、皆さんに多くの取材をしていただき、様々な新聞を始めメディアを通じて情報発信をしていただいたことが、かなりラリーのすそ野を広げるという意味では大変重要であったと思っています。その意味で、今回の熱心な取材、あるいは報道に対しまして、心からお礼申し上げます。ありがとうございます。
今回の大会は、大きな事故もなく無事に開催することができたと思っています。開催に向けてご尽力をいただいた関係者の皆さま、大会を支えていただいた多くのボランティアの皆さまに改めて感謝を申し上げます。
今回の大会は、愛知県、岐阜県各所の沿道での応援を含め、4日間で約53万人の皆さんに応援いただいたということです。FIA(国際自動車連盟)や選手などの競技関係者からもラリージャパンに対する賛辞をいただいており、大会総括としては成功であったと今のところ評価しています。とりわけ、2022年大会はコロナの影響がありましたので、開催が限定的で、極めて開催者にとっては厳しい状況にあった訳ですが、その時の約6倍となります約9万人の方に本物のラリー競技を観戦いただけたことは、今後のラリーファンのすそ野の拡大につながったものと確信しております。
また、ラリー開催を契機に様々なメディアを通じて世界中の人々に豊田市をアピールできたことや、地域の協力を得ながら取り組む交通安全啓発を拡充してきたことへの効果も実感しております。本市としても、ラリージャパンを軸として「ラリーをいかしたまちづくり」を今後も進めていきたいと思います。
一方で、イベント運営、競技運営における諸課題も見受けられました。具体的にはゼロカーがSS競技途上で停止したことにより赤旗が立ってしまったということ、あるいは山間地域の渋滞がなかなか読み切れなかったことも課題として今回残っております。来年11月21日から24日の開催が決定している「フォーラムエイト・ラリージャパン2024」では、今大会のこうした反省を生かしてより良い大会にするよう尽力してまいります。
さらにもう1点ご案内です。今週末、11月25日と26日には、豊田スタジアムを中心に「TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ」が開催されます。また、2日目の26日にはラリージャパンの駅前おもてなし事業「エンジョイラリー モーターフェスタ」で使用しました装飾品、具体的には横断幕とセーリングバナーを、好評につき、豊田スタジアムの当日券販売所付近にて販売することとしました。ラリーファンの皆さんにとって、ある種2023大会のレガシーとしてお買い求めいただき、末永くご愛用いただければと思います。
それでは、続いて本日の記者会見の案件である「自動運転バス運行実証実験の開始について」です。
これは豊田市が、国土交通省の「自動運転実証調査事業」及び「自動運転実証調査事業と連携した路車協調システム実証実験」を活用して行う実証実験の詳細が決定したというものです。
この実証実験は、11月30日から12月28日までの29日間、中心市街地玄関口バスの路線上にて行います。運行ダイヤにつきましては、1日あたり12便で、料金は無料、予約なしで利用可能です。これはあくまで実証実験ですので、この様な取り扱いにしております。乗車人員は1便あたり15名とさせていただきます。詳細のダイヤ等は別紙をご参照ください。
実証内容は、大きく2つございます。
1点目は、自動運転バスの実用化に向けた検討です。具体的には、自動運転システムを搭載した電動バスを、ドライバーが運転席に座った状態で運転手の判断により手動運転に切り替える、これは自動運転レベル2でございます。このレベルで市街地を運行させることによって、ドライバーが乗車せずに車両自身の判断と遠隔監視により車両を制御する自動運転レベル4、このレベル4の実現に向けて課題を洗い出し、社会実装可能なビジネスモデルや社会受容性の向上に役立てまいります。
2点目は、自動運転バスに周辺道路の状況を伝える「路車協調システム」の有効性の検証です。具体的には、自動運転バスの走行路線上の見通しの悪い交差点の電柱にセンサを設置し、周辺を通行する車両や歩行者の情報を自動運転バスに通信で送ることで、自動運転バスがより安全に走行できるように支援し、道路交通の円滑化・安全性の向上に役立ててまいります。
これまでも豊田市では、山村地域でレベル2の実証実験を行った実績がございます。しかし、今回のように、自動運転の難易度が高い中心市街地の既存のバス路線において、路車協調システムと連動して行う実証は初めてになります。実証を通じて、安全性や採算性を検証し、2025年までに豊田市内で自動運転レベル4の実現を目指してまいります。
なお、実験開始に先立ち11月29日の午後1時30分から試乗体験会を実施いたします。体験会では、バス路線近隣の元城小学校の児童50名程度に試乗してもらい、未来の技術の先取り体験を通じて、将来の交通社会への期待感を醸成してまいります。この体験会では、報道機関向けの試乗機会も設けていますので、ぜひ取材いただきますようお願いいたします。
私からは以上です。
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