2024年8月23日(金曜日)市長記者会見
- 1 時間
- 午前11時~
- 2 場所
- 南52会議室
- 3 内容
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- 「国際首長フォーラム」の豊田市での開催決定について
- 観光客等誘引宿泊促進事業「VISITとよた割」の実施について
- 保険診療の特定不妊治療と共に実施した先進医療費にかかる補助事業の開始について
- 豊田市博物館開館記念展「旅するジョウモンさん―5千年前の落とし物―」の開催について
- 9月市議会定例会提出議案
配布資料
- 「国際首長フォーラム」の豊田市での開催決定について 報道発表資料 (PDF 518.0KB)
- 観光客等誘引宿泊促進事業「VISIT とよた割」の実施について 報道発表資料 (PDF 1.5MB)
- 保険診療の特定不妊治療と共に実施した先進医療費にかかる補助事業の開始について 報道発表資料 (PDF 849.9KB)
- 豊田市博物館開館記念展「旅するジョウモンさん―5 千年前の落とし物―」の開催について 報道発表資料 (PDF 1.6MB)
市長説明
本日も、お集まりいただき、ありがとうございます。本日予定している案件に入る前に少しお時間をいただきます。
1点目は、委託業者のランサムウェア被害に伴う個人情報の漏えいについてです。
このことにつきましては、先日、報道発表させていただいております。情報漏えいの対象者には、お詫びと漏えいした内容をお知らせする通知を8月20日に発送いたしました。通知に合わせて新たに設置したコールセンターには、20日から22日までの3日間で267件のお問合せをいただいています。これまでに今回漏えいした情報が特殊詐欺等に悪用されたという連絡は受けておりません。市民の皆さまには、多大なるご迷惑とご心配をおかけしましたことを深くお詫び申し上げますとともに、引き続き、2次的被害の発生防止など、市民の皆さまの不安緩和に丁寧に対応してまいります。
2点目は、パリ2024パラリンピック競技大会についてです。
先日行われましたオリンピックでは、14人の豊田市わがまちアスリートが出場し、5人の方が入賞されるなど大きな活躍をされました。市民の皆さまにも感動が届いたものと思います。来週8月28日からパラリンピックが始まります。パラリンピックには、豊田市わがまちアスリートに新たに認定した高橋峻也選手を始め5人のわがまちアスリートが出場します。まちなか装飾や市役所ロビーに設置する応援コーナーで競技を放映するなど、市民の皆さんが一体となって応援する事業を実施してまいりますので、ぜひ、こちらの方も取材をお願いしたいと思います。
では、予定していた案件について順に説明させていただきます。初めに「「国際首長フォーラム」の豊田市での開催決定について」です。
本市において、国際連合経済社会局が主催します「国際首長フォーラム」を、2025年10月中旬に開催することが決定しました。国際首長フォーラムは、世界各国の都市の代表者が集まり、都市運営に関する知識や経験の共有と、共通の課題を解決するための協力関係の構築を目的とした国際会議です。持続可能な都市開発、気候変動対策、こうしたことについて多岐にわたる現代の都市課題についての議論が行われております。日本での開催は、豊田市が初めてとなります。
開催決定に至るまでの経緯を説明します。本市は2015年に国連経済社会局と共同で開催した「持続可能な都市に関するハイレベルシンポジウム」をきっかけに、国連地域開発センターなど国連機関との連携を強化してまいりました。また、ニューヨークの国連本部での事例発表など、本市のSDGsの取組を国際的に発信する機会をいただく中で、国際会議の本市への誘致の可能性について、国連の幹部職員と議論してまいりました。本年7月にインドネシアで開催されました「2024年国際首長フォーラム」においても、私と市議会の議長が参加し、現地にて誘致に関する協議を行った結果、2025年度の国際首長フォーラムの本市での開催が決定した、という経緯でございます。
本市で開催する国際首長フォーラムの狙いについて説明申し上げます。1つ目は、国連主催のハイレベルな国際会議を開催することで、本市のSDGs達成に関する取組における存在感と都市競争力を向上させることです。2つ目は、2030年のSDGs達成に向け、国際的な協力関係を構築するとともに、持続可能な都市開発を目指す本市の取組を各都市と共有し、地球規模課題の解決に寄与することです。3つ目は、会議に関わる企業・団体・市民が、それぞれの役割を認識し、SDGs達成に向けた関与を拡充させることによって、本市の地域課題の解決につなげることです。
2015年の国際会議から10年という節目に、再び国連が主催する大規模な国際会議を誘致できたことは大変名誉なことだと思っています。国際首長フォーラムの開催を契機として、本市のSDGs達成に向けた取組を一層加速してまいりたいと考えています。
続いて、「観光客等誘引宿泊促進事業「VISITとよた割」の実施について」です。
この事業は、観光客などが本市の豊かな自然や多様な文化、特産品などに触れることができる「体験」の機会を創出するとともに、市内での宿泊促進による観光産業の活性化を図るため、市内の地域資源を活用した宿泊プランを提供する事業者に対し、プラン費用の一部を給付するものです。愛称であります「VISITとよた割」は、多くの人に豊田市を訪れてもらい、さらに本市の魅力を知っていただきたいという思いを込めたものです。
対象となります宿泊期間は、令和6年9月24日の宿泊分から令和7年2月28日の宿泊分までが対象となります。対象事業者は、旅行事業者又は市内宿泊事業者です。食事や体験などの市内の観光資源と宿泊がセットになった宿泊プランや、スポーツ・文化の大会や合宿を目的とした市内の公共施設・民間施設の利用と宿泊とがセットになったプラン、こうしたものが給付の対象となってまいります。
事業者への給付額は、宿泊プラン金額の30%です。本市から事業者へ30%給付することで、宿泊利用者は宿泊プランを本来の金額より最大30%安く利用することができます。宿泊利用者1人1泊あたりの事業者への給付限度額は、旅行事業者の場合は最大5,000円、市内宿泊事業者の場合は最大15,000円です。
事業実施に向け、まずは旅行事業者や市内宿泊事業者を募集し、本市の多様な地域資源を組み合わせた宿泊プランをそれぞれの事業者に作っていただくことになります。多くの事業者に参加いただき、そして市内外の多くの方に本市の魅力に触れられる宿泊プランを利用していただくことで、さらなる観光の活性化を図ってまいりたいと思います。
続いて、「保険診療の特定不妊治療と共に実施した先進医療費にかかる補助事業の開始について」です。
令和4年4月から体外受精などの基本的な不妊治療はすべて保険適用されています。しかし、不妊治療の現場では、保険適用されない先進医療を併用して治療を行うことも多く、不妊治療を受ける方の経済的な負担がまだ大きいことが医療機関への聞き取りを通してわかりました。そこで、不妊治療を受ける方の医療費の負担を軽減し、安心してこどもを産み育てられる環境を整えるため、特定不妊治療と共に実施した先進医療に要した費用の一部を補助する事業を9月2日から開始します。
補助の対象者は、住所、婚姻、医師の診断、年齢などの要件を満たす人になります。補助対象費用は、特定不妊治療の終了日をさかのぼって、令和6年4月1日以降のものを対象としてまいります。補助金額としては、保険診療と同等の負担となるよう、先進医療に要した費用の10分の7で、上限額は10万円といたしました。補助を受けられる回数は、保険診療の特定不妊治療を開始した日の女性の年齢によって回数が異なります。
今回、不妊治療に対する新たな補助事業を開始することで、安心してこどもを産み育てられる環境を整え、住み続けたくなるまちの実現を図ってまいります。
最後に、「豊田市博物館開館記念展「旅するジョウモンさんー5千年前の落とし物―」の開催について」です。
4月26日に開館しました豊田市博物館は、開館以来4か月で約6万人の方に常設展を観覧いただいています。このたび、博物館開館後、初めての企画展として開館記念展「旅するジョウモンさんー5千年前の落とし物ー」を10月12日から開催いたします。
本展では、約5千年前の縄文時代中期を取り上げ、市指定文化財「水汲遺跡出土土器」や全国各地から集めた土器などを紹介いたします。中でも、国宝である新潟県十日町市の笹山遺跡で出土した「火焔型土器」を始め、重要文化財の22点の土器など、様々な刊行物で紹介されている代表的な土器を展示します。
また、展覧会期間中には、縄文時代中期に関する最先端の研究成果などを知ることができる「とよはくセミナー」などの関連イベントを開催してまいります。とよはくセミナーは、縄文時代を題材とした市内の展示活動や東西日本を代表します縄文土器研究者の最新の成果に触れることができる機会となります。こうした学びの機会に加え、ワークショップではクッキングやミサンガ作成など、縄文時代を体験できる機会も設けてまいります。
別添チラシには、縄文遺跡の発掘調査に取り組む女性たちを取り上げたドキュメンタリー映画の上映会や、同じ時期に開催する民芸館、美術館の案内もありますので、博物館開館記念展に合わせて取材をお願いしたいと思います。
私からの説明は、以上です。
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