報道発表資料 フォークリフトのリチウムイオン電池を活用したバッテリーの二次利用に関する実証事業を行います
豊田市は、脱炭素社会の実現を目指し、豊田市つながる社会実証推進協議会の取組の一環として、株式会社豊田自動織機とともに、フォークリフトに使われているリチウムイオン電池を活用し施設のエネルギーマネジメントを行う実証事業を実施します。
この実証事業を通じて、電動車の普及を見据えたバッテリーの二次利用の有効性を検証し、電池のリユースをはじめとした資源循環につなげていきます。
期間
令和6年1月~令和7年3月末(予定)
場所
豊田市民文化会館(小坂町12-100)
実証概要
車両からの回収が容易であり、直方体で効率的な積載が可能という特徴を持つフォークリフト用のリチウムイオン電池と同仕様のリチウムイオン電池を、専用のコンテナに積載し、大容量の蓄電池として電気を貯めて使える「定置用蓄電システム」にリユースすることで、以下の項目について検証する。
- 使用電力の平準化(電力消費が少ない時に蓄電池に充電し、電力消費が多い時に電池から放出する)による、実証施設内における経済的効果
- 災害時における非常用電源としての有効性
- 電力関連市場等(※)での活用
※必要に応じて蓄電池を制御し、電力の需要と供給のバランスをとる「調整力(kW)」を提供し、国全体でのバランス調整を効率的に確保する仕組みの市場
役割
- 豊田市
コストメリットの比較、「定置用蓄電システム」の日常管理、実証に関するPR - 株式会社豊田自動織機
定置用蓄電システムの設置及び現状復旧、技術検証、運用コスト試算
その他
- この実証事業は、株式会社豊田自動織機が経済産業省の補助事業「令和5年度 分散型エネルギーリソースの更なる活用実証事業(DERアグリゲーション実証事業)」の採択を受けて実施するものです。
- フォークリフト用リチウムイオン電池をリユースした「定置用蓄電システム」についての詳細は、株式会社豊田自動織機のホームページを参照。
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