報道発表資料 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)の患者の発生について

ページ番号1054871  報道発表日 2023年6月12日 印刷

令和5年6月12日(月曜日)、市内でマダニに咬まれたことが原因と推定される重症熱性血小板減少症候群(SFTS:severe fever with thrombocytopenia syndrome)の患者が確認されました。市内でSFTS患者が発生するのは、今回が初となります。
感染原因となるマダニに咬まれないようにすることが大切であることから、予防のための対策などについて、市ホームページで市民への周知を図ります。

患者の概要

  • 年齢・性別  80歳代 女性
  • 症状 発熱、リンパ節腫脹 等
  • 経過等 
    5月31日(水曜日)発熱
    6月1日(木曜日)市内医療機関を受診
    6月8日(木曜日)保健所から愛知県衛生研究所へ検査依頼
    6月12日(月曜日)検査結果が陽性と判明
  • その他 発症前2週間以内の市外への行動歴はありません

SFTSについて

ブニヤウイルス科フレボウイルス属のSFTSウイルスによる感染症で、主にSFTSウイルスを保有するマダニに咬まれることで感染します。
主な症状は、咬まれてから6日~2週間後に発熱、消化器症状(嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)であり、ときに、頭痛、筋肉痛、神経症状、リンパ節腫脹、出血症状などを伴います。致死率は10~30パーセント程度です。
また、全てのマダニがSFTSウイルスを持つわけではありません。SFTSの多くは4月から10月にかけて発生しており、注意が必要です。

その他

  • 予防のための対策やマダニに咬まれた場合の対処方法については別紙参照。
  • 患者・御家族の人権尊重・個人情報保護に御理解と御配慮をお願いします。

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