報道発表資料　明川町地内における自然由来による重金属を含む岩石の報告について

令和4年11月29日（火曜日）、国土交通省名古屋国道事務所（以下「国交省」という。）から豊田市へ、新伊勢神トンネル（仮称）掘削予定地（明川町）で自然由来による重金属を含む岩石の存在が確認されたとの報告がありました。
このため、本市は、「豊田市の環境を守り育てる条例」第34条に基づき公表します。
なお、当該岩石は地表から20m以上深い地中に存在していたものであるため、特定有害物質の飛散等のおそれはありませんが、市民生活への影響を鑑み、今後土壌汚染対策法に準拠して国交省への指導などを行います。

経緯

新伊勢神トンネル（仮称）掘削工事を行うに当たり、国交省が自主的にボーリング調査を実施したところ、一部の試料から自然由来による重金属類（砒素）を含む岩石が確認されました。

地質調査（ボーリング調査）結果について　

法で定められている特定有害物質のうち、「砒素及びその化合物」について、8地点中2地点で溶出量基準を超過しました。

• 物質名：砒素及びその化合物
• 溶出量基準：0.01 以下（単位：mg/L）
• 検出結果：0.001未満～0.025（単位：mg/L）［基準の最大2.5倍］

今後の市の対応について

市は国交省が行う対策について指導し、対策の進捗状況を確認します。また、周辺に飲用井戸等が確認された場合、市が地下水調査を行う予定です。