報道発表資料　高齢者向け住宅における環境データを活用した実証実験を行いました

豊田市は、豊田市つながる社会実証推進協議会の取組として、トヨタテクニカルディベロップメント株式会社、トヨタすまいるライフ株式会社とともに、高齢者向け住宅の居室における、快適性の向上を目的とした環境データの活用に関する実証実験を実施しました。
この実証実験では、高齢者向け住宅の居室に環境センサーを取り付け、取得した温度や湿度などの環境データを分析し、居住する高齢者に対して生活リズムの確認や快適な生活環境の提案を行いました。
今後も実証実験を重ね、環境データ分析の正確性向上や環境データを活用した居住者の見守りなど、具体的なサービス展開を検討していきます。

実証期間

令和5年8月7日（月曜日） ～ 26日（土曜日）

実証場所

高齢者向け住宅「T-グランシア水源」（水源町5丁目3番地1）

実証の内容

• 居室に取り付けた環境センサーにより環境データ（温度、湿度、照度、二酸化炭素濃度）を取得
• 取得した環境データを分析し、居住者の生活リズムや居室の快適性を推定
• 居住者に生活実態をヒアリングし、推定内容の正確性を判定するとともに、居室の快適性向上に向けた室温の調整や換気の頻度などについて提案を行った

実証の結果

• 環境データを分析し推定した居住者の生活リズムについては、居住者へのヒアリング内容とほぼ一致し、環境データ分析の正確性を確認できた
• 居住者からは、データの取得にあたり日常生活に影響がない点や、実際のデータを基に自分に合った居室環境の提案がなされる点について評価された

役割

• トヨタテクニカルディベロップメント株式会社…センサー開発、データ分析、結果考察
• トヨタすまいるライフ…実証フィールド提供、協力いただく高齢者世帯のサポート
• 豊田市…協力企業のマッチング