報道発表資料 衛星画像から高精度で漏水可能性区域を判定する実証実験の結果について

ページ番号1053985  報道発表日 2023年4月12日 印刷

豊田市上下水道局は、漏水調査を更に効率化するため、株式会社天地人及びフジ地中情報株式会社と令和4年2月から実施してきた「衛星画像から高精度で水道管の水漏れの可能性がある区域(以下「漏水可能性区域」)を判定する実証実験」(令和4年2月1日報道発表済み)について、以下のとおり結果をまとめました。

実証実験の結果

  • 実証実験で衛星画像をAIを活用して高精度に解析し、漏水リスクの評価を100m四方で判定できる新技術(以下、「漏水リスク評価」という。)を開発し、豊田市全域で249の漏水可能性区域を判定した。
  • 上記249の漏水可能性区域内で実際に漏水調査(路面音聴調査)を実施したところ、その内65区域77か所で漏水を確認した。(的中率は約3割)
  • 的中率は令和2年度の衛星画像を活用したAI漏水調査の結果と同等ではあったが、漏水リスク評価により漏水可能性区域の判定範囲を縮小した(1区域あたりの判定可能範囲:令和2年度は直径200m→今回は100m四方)ことで、漏水調査対象範囲が絞られ、調査効率が向上した。

<結論>

今回実施した実証実験により、衛星画像を用いた漏水調査の有効性及び業務の効率化が確認できた。

実証実験結果を踏まえた取組

今後、今回の漏水リスク評価の結果を検証し、更なる判定精度の向上を図っていきます。

その他

実証実験の結果、漏水調査の効率化が確認できたため、緊急時に水道管の漏水調査を迅速に行えるよう、令和5年4月に株式会社天地人と「緊急時における漏水リスク評価に関する覚書」を締結します。
※緊急時とは、地震発生後の余効変動(地震後も継続する地殻(地盤)の動き)又は工事に起因する水圧変化等により、市が広範囲で漏水が多発する可能性が高いと判断した時をいいます。

<協定における双方の役割>

  • 豊田市:漏水リスク評価の判定に必要なデータの提供
  • 天地人:衛星データの取得と漏水リスク評価

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