豊田PCB廃棄物処理施設に係る運転再開の承認について（2006年7月）

日本環境安全事業株式会社からの申請

2006年6月15日に日本環境安全事業株式会社から市に対して、二度と漏洩事故を起こさないよう、万全で安全な運転・管理を実施するので、「豊田ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業に係る安全性と環境保全の確保に関する協定書」第14条第4項に基づき、豊田PCB（ポリ塩化ビフェニル）廃棄物処理施設の運転再開の承認申請がありました。
なお、事故対策にあたっては、ポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会及びポリ塩化ビフェニル廃棄物処理事業検討委員会豊田事業部会に報告し、その意見を反映しながら進めるとともに、監督官庁である環境省の指導を得ながら確実に実施し、運転再開後においても環境省の指導監督のもと、安全で確実な処理を行っていくとのことです。

運転再開に対する市の考え

事故対策の報告書及び立入調査等により、事故対策が着実に実施され、事故防止に繋がる安全性が格段に向上していることが確認されたため、事故の再発防止のための下記の事項を遵守することを条件に日本環境安全事業株式会社に対して、7月18日に運転の再開を承認することとしました。
なお、市は引き続き豊田PCB廃棄物処理施設に立入調査等を実施し、安全に施設が稼動されることを監視・指導します。

運転の再開の条件

• 社内の管理責任体制を強化し、運転会社等と信頼・協力関係を密にしてヒューマンエラーの防止に努めること。
• 今回の事故対策及び総点検で抽出された不具合項目等について整理し、今後の不具合等の未然防止に努めること。
• 貴社各事業所間の情報の共有化、改善策の横展開に努めること。
• 監督官庁である環境省との連絡を密にし、積極的に必要な指導を受けること。
• 地元関係者等への情報提供を引き続き積極的に行い、信頼関係の回復に努めること。