豊田市の建築物　高嶺こども園

建築の紹介

木の「ぬくもり」と「魅力」に包まれた保育環境

日常的に目に触れる箇所（軒裏等）を木質化。
園児が多くの時間を過ごす保育室や乳児室については、積極的に木造を見せる化。
製材工場と連携した市産木材の確実な利活用と小原和紙を活用したサイン・建具の導入。
令和4年度より民間に移管。

担当者の声

担当した内容
基本設計を担当しました。
見てほしい所
建物入口から一番近い位置に遊戯室を配置し、遊戯室の壁3面を全面建具として開放可能にしつつ、廊下にも建具を設け、開放しても管理区域を分けることができる計画としました。これにより、園の運営の仕方によって、様々な使い方ができるように工夫し、遊戯室の活用を推進する計画としました。サイン等に園児と共に作成した豊田の小原和紙を利用したので是非見て頂きたいです。

苦労した所
既設園舎を利用しながら、既存敷地を含む敷地での建替え工事計画であったため、工事期間中の保育環境に配慮しつつ、完成後の保育環境の充実を目指しました。
電話回線や警備等といった別途工事との調整で、新築なので後付けのようにならないよう、工事の時期や工事のすみ分けを調整することが大変でしたが、最終的に必要機器をきれいに収めることができてよかったです。
ひとりごと
高嶺こども園に通う園児が安全で健康に過ごせる建物、遊戯室や中庭を活用した様々な環境での活動を通じて多様な成長を手助けできる建物になってほしいと思います。

建築概要

竣工年	2020年
設計者	株式会社東畑建築事務所
構造	木造及び鉄筋コンクリート造一部鉄骨造
地上	地上1階
地下	-
用途	教育文化施設/教育施設/幼稚園
延床面積	2251.26平方メートル
登録・受賞	SDA賞2020　中部地区賞
所在地	豊田市和会町鳥手167