豊田市の建築物　ものづくり創造拠点SENTAN

建築の紹介

子どもから大人まで、つくり、交流し、学べる、ものづくりの拠点

インテリアがファサードにも生かされた、外からも目を引く公共のものづくり施設。変形したボックス型ワークスペースや、歩くたびに様子が変化するパンチングの窓など、細部までのこだわりが想像力を掻き立てる。

担当者の声

担当した内容
設計から工事施工管理まで一連で担当しました。
見てほしい所
ものづくりのインスピレーションが湧くように、公共施設だけどデザイン性に特化して、サインや什器にもこだわっている点が魅力です。スペースを小さく取りながら打合せができるような、変わった形のボックス型ワークスペースや、外観からも興味を持ってもらえるような特徴的なファサードも見どころです。

苦労した所
正直あまり事例のない建物で、基本設計がまだはっきり決まっていない段階で実施設計と一緒に動かしていくことが難しいと感じていました。特に1階のものづくりスペースは、ものづくりの機械を置くときの仕様や動線の検討が難しく、実際にものづくりの機械を使用している工場などにヒアリングしたり、東京のものづくり施設を視察をするなど、様々なベクトルから検討を行いながら作りあげていきました。
ひとりごと
ものづくり施設を公共が整えることで、ものづくりがしたいけどできなかった人たちの活動をサポートすることができます。特に豊田市はものづくりの街であり、そういったものづくりをする人たちの応援をしていきたいと思っています。

建築概要

竣工年	2017年
設計者	株式会社丹羽英二建築事務所
構造	鉄筋コンクリート造
地上	地上3階
地下	-
用途	行政施設/ものづくり施設
延床面積	1,773.58平方メートル
登録・受賞	「新建築」掲載（2018年4月）
所在地	豊田市挙母町2丁目1番地