豊田市の建築物　南部1次救急診療所

建築の紹介

地域の人々が健康にいきいきと暮らすことをサポートする休日診療所

木造の小屋組みを採用することで、内部が木質化された、木の温もりを感じる診療所。子どもたちが容易に行き来できる配置や、障がい者の方が生き生きと働ける喫茶店など、様々な立場の人の活動に考慮した建物となっている。

担当者の声

担当した内容
工事の施工管理を担当しました。
見てほしい所
鉄筋コンクリート造の躯体と鉄骨造、木造の小屋組みを組み合わせた混構造である点です。内装の木質化に取り組んでおり、木の温かみのある内観になっている点も見どころです。また、天井が現しになっており、ダクトや電気の配線といった設備をうまく見せ、うまく隠す工夫がされている点も見てほしいです。

苦労した所
設計段階からうまくダクトや配線を見せるよう設計されていましたが、実際施工が始まると当初のイメージと異なる箇所が出てきたため、施工者と協議しながら当初のイメージに近い仕上がりに近づけていく苦労がありました。また、構造的に設備機器のスペースや開口を確保することが難しい建物であり、その調整にとても苦労しました。
ひとりごと
工事着工のタイミングから1年間携わり、苦労の末に出来上がったときは感無量でした。建物が完成してからしばらくの間は、色々な対応を工事施工管理担当が担当します。その際、実際に建物が使われている様子を見ることができます。完成して、感謝の言葉も頂きますが、逆に「もっとこうして欲しい」という意見を頂くこともあり、とても勉強になります。

建築概要

竣工年	2020年
設計者	株式会社環境デザイン研究所
構造	木造及び鉄筋コンクリート造一部鉄骨造
地上	地上1階
地下	-
用途	福祉医療施設/医療施設/診療所・医院
延床面積	1,947.94平方メートル
登録・受賞
所在地	豊田市和会町長田8丁目1番地