豊田市の建築物　井上公園水浴場

建築の紹介

魅惑的な空間で健康増進を楽しむ屋内プール

井上公園内にある葉っぱの上の水滴のような形状をしている。ラチスシェル構造と合わせ複層ガラスによって演出されるプールは時間と位置により多彩な表情を見せる。

担当者の声

担当した内容
施工の工事管理に携わりました。具体的には、品質、コスト、環境、安全、工程の5つを市の監督員という立場で管理しました。
見てほしい所
特徴的なドーム形状の屋根で覆われた空間を体感して頂きたいです。外から見るのもかっこいいですが、あの空間を内側から見ることで、泳ぐだけでないプールの楽しみ方ができると思います。また、プールの水の消毒にはMIOXという特殊な方法を採用しており、他のプールより透明度の高い水で泳ぐことができ、髪の毛に与えるダメージも少ない点もおすすめです。

苦労した所
ドーム状の形の施工に苦労しました。自分ひとりだとできることは限られているので、施工者の皆さんと一緒に考えて、どの方法で施工するか決めていきました。入庁して1年目で担当した物件だったこともあり、手続きの処理を覚える必要があったため、個人的には非常に苦労しました。
ひとりごと
公共工事に対する市の立ち位置は施主であり、設計者であり、工事監理者であり、施設管理者でもあります。したがって、様々な知識が必要となります。それらの知識を身に着ける過程で、様々な目線で建物を見ることができるようになります。

建築概要

竣工年	2007年
設計者	株式会社INA新建築研究所
構造	鉄筋コンクリート造/鉄骨造
地上	地上2階
地下	-
用途	教育文化施設/体育施設/運動施設（屋内）
延床面積	2,888.23平方メートル
登録・受賞	「新建築」掲載（2009年3月）
所在地	豊田市井上町11丁目8番地6