広報とよた2024年4月号 特集2 みんなでつくりつづける博物館へ行こう!
多様な自然環境、歴史や文化、産業。
とよたの歩みや魅力を物語る資料や記憶が詰まった場所、博物館。
見て、触れて、とよたの魅力を再発見!
そして、皆さんが感じ、遺したことが未来へつながるように。
2024年4月26日 オープン
「博物館を皆さんが集う場にすることを目指しています。皆さんには、地域の自然や人々の営みなどにふれ、「とよた」の未来づくりに役立てていただきたいです。ご来館を心からお待ちしています。」(館長 村田眞宏)
おすすめスポット!
圧巻の高さ7.8メートル (1)「とよたモノがたり」(壁面集合展示)
当館の目玉です。4面全てに、歌舞伎の衣装やツキノワグマの剥製といった、とよたの歴史、民俗、産業、自然などに関する展示品がずらりと並びます。また、流行していた雑誌や音楽プレーヤーなどの展示もあります。当時手にしていた人が懐かしむ一方で、目にしたことがない人は新鮮さや驚きを感じることでしょう。文化や記憶の一端がここにあります。
随所に仕掛けが (2)大きなジオラマ
とよたのまちのジオラマ。自然や景観を表現しています。精巧なつくりはもちろん、あっと驚くような演出にも注目してお楽しみください。関連する自然資料などを展示した引き出しもあります。
語りかけてくる (3)時代人が語る記憶
縄文時代から現代までの資料などを紹介しているスペース。電子パネルの前に立ってみてください。その時代に生きた人物が映し出されます。そして、その当時のことを語ってくれます。
迫力の大きさ (4)矢作川の底に埋もれていたムクノキ
縄文時代に生育していたもので、さしわたし2.5メートルを超える巨木です。木の下に集った縄文時代の人々や、実をついばんだ鳥の姿が思い浮かぶようです。
タイムスリップ (5)むかしの家と土蔵
閉館した郷土資料館(陣中町)から移築した、旧平岩家住宅(市指定文化財)と土蔵。ここでイベントやワークショップを開催する予定です。
ほっと一息 (6)ミュージアムカフェ
博物館オリジナルメニューなどで皆さんをお待ちしています。館内を見終えた後、是非くつろいでください。
博物館のコンセプトは、みんなでつくりつづける博物館。
みんなでつくりつづける博物館って?
ここでは、博物館と関わりをもつ市民の皆さんを紹介します。
ともに博物館をつくりつづけ、豊田市の魅力を未来につなげていきます。
“運営スタッフとして携わります”
博物館の楽しみ方ガイド
博物館と来館者とをつなぐガイドの皆さん。開館前に、研修で市の歴史や文化などについて学んでいます。来館者がいつ来ても楽しめるように、また、来館者自身に魅力に気付いてもらえるように、楽しく対話する姿勢で活動します。
「生まれてからずっと豊田市で暮らしています。来館者に地元の良さを伝えたくて参加しました。もっと市のことを勉強しますが、来館者との対話で新たに気付くこともあるかと楽しみにしています。それも「みんなでつくりつづける」ということでしょう。」(谷澤 清隆さん)
“森づくりに携わりました”
どんぐりの森プロジェクト
約2年前から、校内などでどんぐりの種を苗木になるまで育ててきた、今年3月まで小学6年生だった皆さん(約2,600人)。2、3月にその苗木を博物館の庭園に植樹しました。森になるまで順調に育ちますように。
「クラスのみんなと毎日水やりをして、芽が出るまで育てたことが楽しかったです。博物館で木の成長を見るのが楽しみです。数年後に家族と見に行きたいし、友だちとここで同窓会をするのも面白そう。私が大人になったら、子どもに見せてあげたいです。」(加藤 百音さん)
皆さんとともに「つくりつづける博物館」の姿を探りました
開館の約1年前に、イベント「みんなでつくる博物館」を開催しました。市民・企業の皆さんによる展示や、火おこし・化石取り出し体験など、皆さんとともにとよたの歴史・文化・自然の魅力を伝える新博物館での取組を試行しました。
建設にあたって、様々な人に話を聞きました
- おもちゃで遊びながら、豊田市ならではのことを学べるキッズスペースにしてほしい
スペースを囲むのは市産木材で、ぬくもりを感じられます。五平餅やアユといった市の食を模した玩具があり、遊びながら郷土食を学べます。 - 目が見えづらい人も博物館を楽しめる工夫をしてほしい
手で触れて楽しめる、県指定文化財「手呂の銅鐸」の原寸レプリカを制作しました。また、各所で音声や点字のガイドを利用できます。
NEWS
開館イベントを開催します
4月26日(金曜日)~5月26日(日曜日) @展示室1
(1)よろいを着て「合戦図屏風」の世界へ
(2)コロナをこえてプロジェクト(2020年)記憶映像展示
5月3日(金曜日)、4日(土曜日) @イベント広場
お庭でマルシェ(美術館同時開催) など
そのほか、坂茂氏(博物館設計者)講演会も予定されています
秋から企画展を開催します
10月12日(土曜日)~12月8日(日曜日) @展示室1・2
開館記念展
「旅するジョウモンさん-5千年前の落とし物-」
縄文時代にスポットをあて、日本各地の遺跡の出土品からジョウモンさん(縄文人)の生活を紹介します。国宝・重要文化財も多数展示予定。5千年前を旅する気分を味わいませんか。
DATA
豊田市博物館
- 所在地…豊田市小坂本町5-80
- 駐車場…150台
- 開館時間…午前10時~午後5時30分(入場は午後5時まで)
- 休館日…祝日を除く月曜日、年末年始、展示替え期間など
- アクセス…名鉄豊田市駅から徒歩15分、東名高速「豊田IC」から15分
ACCESS
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問合せ
美術・博物部 博物館
業務内容:博物館の運営管理、資料収集、民芸館の運営に関すること
〒471-0034
愛知県豊田市小坂本町5-80
電話番号:0565-85-0900 ファクス番号:0565-85-0902
お問合せは専用フォームをご利用ください。