広報とよた2024年4月号 特集1 令和6年度市長インタビュー

ページ番号1058494  更新日 2024年4月1日 印刷

太田市長

ずっと自分らしく暮らせるまち 豊かな心と雇用があるまち 一人ひとりに寄り添うまち

コロナ禍を経て、より元気で安全・安心なまちをつくる思いで4期目に臨む太田市長。令和6年度に進めるまちづくりについて語ります。

令和6年度のまちづくり

新型コロナウイルスは、ありとあらゆる面で影響を及ぼしました。とりわけ、地域のつながりの面で影響が大きかったという印象です。したがって地域のつながりをコロナ禍になる前に戻して
「元気で明るくわくわくするまち」にしていきたいと考えています。
その一方で、1月1日に発生した能登半島地震の状況を見て、改めて「安全・安心なまち」にしていくことが大切だと感じました。
この2つを車の両輪として着実に回しながら、次の3点をポイントとして、まちづくりを進めていきます。

1 ずっと自分らしく暮らせるまち

誰もが自分らしく暮らし続けたいと思っているのではないでしょうか。
豊田市では、昨年「地域共生社会推進全国サミットinとよた」を開催しました。地域共生社会とは、まさに誰もが自分らしく暮らすために、お互いを尊重し、支え合っていく社会のことです。地域共生社会を推進していくことで、市民の皆さんが自分らしく暮らし続けられるまちの実現を目指したいと思っています。
また、ずっと自分らしく暮らしていくためには、人口問題がとても大きな鍵になると考えています。
日本の人口は、2008年の約1億2,800万人をピークに減少しています。そして、2100年には半減して約6,300万人になってしまうという予測もあります。そのような人口減少の時代にあっても、自分らしく暮らし続けられるかどうかはとても大きなテーマだと思います。市民の皆さんの願いが叶うようなまちを是非つくっていきたいです。

2 豊かな心と雇用があるまち

豊田市の強みは、豊かな自然、歴史、文化、スポーツなど、あらゆる資源の中で多くのリアルな体験の機会があることです。そのような資源を最大限生かす様々なイベントや学びの機会をできるだけ増やしたいと思っています。
雇用の面では「ものづくりの中枢」「車のまち」としての豊田市の強みを生かし、デジタルトランスフォーメーションをはじめ、有効な手を打っていきます。働く皆さんが様々なことにチャレンジできるような雇用や産業の政策を進めていきたいと思います。

3 一人ひとりに寄り添うまち

例えば、孤独や孤立、不登校になる人の数は、コロナ禍になる前から増加傾向でしたが、コロナ禍にその問題が顕在化したという印象です。
市民の皆さんそれぞれが、様々な悩みを抱えていると思います。そのことに対して豊田市としてどう向き合うかが非常に大きな課題だと感じています。豊田市の行政組織のあり方も課題ですし、これまで展開してきた施策についても、マス(多数)で捉えていたものを、これからは個のニーズに応えられるような施策にして展開していくことが必要だと思います。まさに地域共生社会を実現するために、豊田市の組織や取組はどうあるべきか、また、まちの中の様々な仕組みをどうしていくかといったことを総合的に捉える必要があると考えています。そういったものを適切に整備することで、一人ひとりに寄り添い、誰一人取り残されないまちを目指すことができると思っています。

コロナ禍を経て考えること

コロナ禍で、リモートワークが普及し、ありとあらゆる事業、体験の場が縮小、あるいは中止されることが繰り返されました。したがって今年度は、リアルな場を多く生み出し、コロナ禍になる前の雰囲気を取り戻したいと思っています。幸い、豊田市には多くの資源があるので、いかにそれを生かせるかが今年度のポイントになります。
例えば、4月26日(金曜日)に開館する博物館。コンセプトは「みんなでつくりつづける」です。博物館に来ることによって過去と向き合い、そしてそこからまた未来が始まるという、リアルな歴史の場としての博物館。それもリアルを感じられる一つの象徴的な取組です。ラリー事業もそうですし、他の様々なイベント、地域でのイベントもリアルな場として展開されると思います。今年は元気で明るい年になりますよ。

市民の皆さんへのメッセージ

皆さんは、昨年4月と今年4月で、暮らしにおいて様々なことが変わっていると思いませんか。コロナ禍での私たちの経験は、決して無にしてはならないと感じています。私は、コロナ禍になる前に皆さんがどんなまちで、どんな暮らしをしたかったのか、どんなことを期待していたのかをもう一度思い出し、そしてコロナ禍での経験をしっかり生かしながら、「元気で明るくわくわくするまち」「安全・安心なまち」を目指していきます。

(備考)デジタルトランスフォーメーション…デジタル技術を取り入れることで、新たなサービスなどを創り出し、人々の暮らしにおける新たな価値を生み出すこと

博物館
開館前の博物館を視察する様子

インタビューの様子が視聴できます

放送日/4月1日(月曜日)~7日(日曜日)
<テレビ>ケーブルテレビ ひまわりネットワーク
市政情報提供番組「とよたNOW」
(備考)4月2日(火曜日)以降は市ホームページでも視聴可
<ラジオ>ラジオ・ラブィート(78.6MHz)
市政情報提供番組「ホットニュースとよた」

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