通電火災にご注意ください!

ページ番号1038922  更新日 2024年4月23日 印刷

「通電火災」とは、地震、台風等の自然災害の影響により、停電から電気が復旧することにより発生する火災のことをいいます。

通電火災

通電火災は、阪神淡路大震災や東日本大震災において、火災による二次被害が頻発したことでその要因として注目されました。
最近では台風による停電からの復旧によって通電火災が発生したことがニュースなどで報じられ、ご自身の財産を守るためにも、出火防止対策を行いましょう。

火災に至る主な経緯

1.電気ストーブ、アイロン等の電気機器の電源が入ったまま再通電したことにより、接していた可燃物を加熱し出火
2.電線、引込線、屋内配線が損傷した状態で通電し、配線のショート(短絡)や樹木の接触による漏電(地絡)によって、火花が発生し出火
3.分電盤、家電等の電気機器の基盤が水に濡れたことによってできた想定外の電気回路に通電したことにより、ショート(短絡)やトラッキングが発生し、内部から出火トラッキング現象による発火事故の再現映像

コンセントに差し込んだプラグの周辺にほこりや水分などが付着することにより、差し込みプラグの刃の間に電流が流れ、火花放電を繰り返すことで、炭化し、導電化され、出火する現象を再現しています。コンセントやプラグは定期的に掃除してください。

4.上記ほか、下図の出火の危険性があります。

通電火災 出火の可能性
引用元:内閣府「感震ブレーカー等の性能評価ガイドライン」

通電火災の対策

イラスト ブレーカーを落とす様子

停電中は電気機器のスイッチを切る、電源プラグを外すことはもちろんですが、通電火災を防ぐために最も有効なのは、「避難する際にブレーカーを切る」ことです。  しかし、地震発生直後は、自分自身の身の安全を守ることが最優先であり、必ずしもブレーカーを切って避難できるとは限りません。
そこで、有効手段の一つとしてあげられる手段が、「感震ブレーカー」です。感震ブレーカーは地震の揺れを感知して自動で電源を遮断する(ブレーカーを落とす)器具です。
なお、感震ブレーカーは地震の揺れによって作動するものなので、当然ですが風水害による停電等では作動しませんのでご注意ください。

電気の復旧前に必ず確認するべきこと

ブレーカーを上げる際は、事前に周辺にガス漏れがないか、電気機器の電源コードはすべて抜けているか、十分に安全を確認してから復旧させましょう。 もしガス臭がしたり、コンセントに異常があれば復旧させずに専門業者に相談してください。 安全を確認したうえでも、ブレーカーを上げる際には万が一の出火に備えて消火器を用意しましょう。

停電に備えて

感震ブレーカーについて

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