特集1 知っておきたい 熱中症対策 その2
熱中症予防を実践しましょう
1 暑さ指数(WBGT)や熱中症警戒アラートの発令状況を確認する
暑さ指数とは
「暑さ指数(WBGT)」は、気温、湿度、日射量などをもとに算出する熱中症予防の指数です。日常的に暑さ指数を確認する習慣をつけるようにしましょう。
熱中症警戒アラートとは
熱中症の危険性が極めて高い、暑さ指数が“33”を超えると予想される日の前日夕方か当日早朝に都道府県ごとに発令される情報です。熱中症警戒アラートが発令されている日には、外出を控えて涼しい環境で過ごし、こまめな休憩や水分・塩分補給をしましょう。
暑さに関する情報を配信しています
- 環境省公式LINEアカウント
LINEを活用した暑さ指数(WBGT)・熱中症警戒アラートの情報発信サービスです。環境省のLINE公式アカウントを友達追加していただくことで、利用できます。
- 緊急メールとよた
熱中症警戒アラート、熱中症特別警戒アラートが発表された場合、熱中症についての注意喚起情報を配信しています。既に緊急メールとよたを登録済みの人は、配信カテゴリの追加が必要です。
2 適切な暑さ対策を行う
屋内では
暑い時期はなるべく空調の効いた室内で過ごしましょう。「夏はまだ先…」「部屋の中はまだ涼しいし…」と思っていても、日の当たる部屋では日中の室温は高くなります。部屋に温度計を置くなど客観的に温度が分かるものを活用しましょう。
屋外では
熱中症予防には、暑い時間帯の外出を控えることが大切です。外に出る必要がある場合は早朝や夕方に予定を変更し、風通しの良い服装にしたり、日傘、帽子で日光を遮ったりして対策しましょう。また、こまめな休憩や水分・塩分の補給も重要です。
運動や外での活動前には
最近、活動前にあらかじめ体温を下げておく“プレクーリング”が熱中症対策に効果的だといわれています。その方法の一つとして、注目されているのはアイススラリーと呼ばれるシャーベット状の飲み物です。摂取することで体を芯から冷やし、活動中の体温が上がるのを緩やかにしてくれる特徴があります。自宅でも作れるので是非作ってみてください。
お出かけ時の休憩には
暑さからの避難場所として開設されている“クーリングシェルター”を利用しましょう。涼しい室内で、座って休憩することができます。ペンギンののぼり旗が目印で、10月22日まで開設しています。お出かけ時は、事前にクーリングシェルターの場所をチェックしておくと安心です。