この人に、会いに。 Vol.03
中学生の部活動を見守り、支える
部活動コーディネーター・松井美佑さん
松井美佑(まついみゆう)さん
職業はウェブデザイナー。趣味はパンやお菓子作り。休日にはトラクターに乗って実家の農作業を手伝うなど、活動的な日々を過ごしている。
活動を続けられるようにしてあげたい
部活動を通して、楽しい思い出をたくさん作ってほしい
放課後、タブレットを持って集まる情報文化部の生徒たちを迎えるのは、石野中学校で部活動コーディネーターをしている松井美佑さん。来年9月から市内全ての中学校で始まる「とよた地域クラブ活動」を前に、この春から先行して部活動に携わっています。
松井さんは大学卒業後、市外で生活していましたが、昨年、生まれ育った石野地区に戻ってきました。「父の知人から声を掛けてもらい、中学生の部活動を先生ではない大人がサポートする仕組みを知りました。10年前にはなかったことなので、少し迷いました」と当時の印象を振り返ります。
それでも、「私自身、中学時代はバスケットボール部に所属し、かけがえのない思い出がたくさんできました。今の中学生にも、部活動を通して楽しい思い出をたくさん作ってほしい。それをサポートできるなら」との思いから部活動コーディネーターを引き受けることにした松井さん。現在は、情報文化部の技術指導者も兼任しています。
部活動コーディネーターの主な仕事は、活動中の見回りや、技術指導者・補助員の勤怠管理など。「難しい仕事というわけではないですが、まだ慣れない部分もあるので、学校の先生たちを頼りながら少しずつ覚えています」。
指導者という立場では、普段の仕事のスキルを生かしてタイピングやプログラミングを教えています。「校長先生から「部活動は生徒の自主的な学びの場」という話を聞いて、生徒たちの考えや思いを大切にし、興味を持ったことにどんどん取り組んでもらっています。エネルギーにあふれ、のびのびと活動しているみんなと一緒にいると、私も元気をもらえます」という松井さん。
「部活動って、中学生のこの時期ならではの貴重な経験の1つだと思うんです。楽しかったり嬉しかったり悔しかったり…。時代と共にかたちは変わっても、活動自体は続けられるようにしてあげたいですね」。松井さんの言葉からは、先輩としての温かい気持ちが伝わってきました。
松井さんと一緒に生徒たちを見守る情報文化部補助員の小野田さん(右)。普段は地域の子どもたちに石野歌舞伎の指導をしている
生徒たちの体調管理も大切な役目
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