藤嶋塾

豊田市では、抗菌・抗ウイルス・脱臭などの様々な効果を生み出す光触媒反応を発見した東京理科大学の栄誉教授で、豊田市名誉市民でもある藤嶋昭（ふじしま　あきら／豊田市立佐切小学校出身）氏を講師に迎え、同氏の経験や発想を学ぶことで、ものづくり等の人材の育成を目指す「藤嶋塾」を、平成30年度から開催しています。

令和6年度

第1回藤嶋塾開催概要

令和6年7月27日（土曜日）に、小原支所のわくわく事業団体と地域会議委員を対象に、第1回藤嶋塾が開催されました。
「有意義な人生を送ろう」をテーマに、地域事業や自然の魅力、光触媒など科学の面白さに触れつつ、中国古典や偉人の生き方から人生の在り方を学ぶ内容が展開されました。知識をいかに活かし、目的を実現するかといった実践的な視点も示され、受講者からは「活力が湧いた」「先哲の教えを実生活に活かしたい」との声が寄せられた。藤嶋氏の体験に基づく話は深い見識と胆識に富み、人間学と教育の本質を改めて考える貴重な機会となりました。

第2回藤嶋塾開催概要

令和6年11月8日（金曜日）に、藤嶋氏の出身校でもある佐切小学校の全校児童と保護者、地域の方を対象に、第2回藤嶋塾が開催されました。
佐切小学校での藤嶋塾の開催は、今年で6回目となり、「身の回りにはおもしろいころが多い」をテーマに、太陽と地球の大きさ比べなど、身の回りの科学について映像を元に講演をしていただきました。また、「晴れた日の空は青く見えて、夕焼けが赤く見える」現象の秘密について、白い液体を入れたペットボトルを使った実験で色の変化を体感することができました。

第3.4回藤嶋塾開催概要

令和7年3月15日（土曜日）の午前の部は小学生と保護者、午後の部は中学生以上を対象に藤嶋塾が開催されました。
「科学を楽しく！藤嶋塾　歴史を変えたファラデーと『ロウソクの科学』」をテーマに科学の不思議や藤嶋氏が尊敬する科学者についてお話していただきました。
午前の部は、「桜前線はあるのに、梅前線がないのはなぜか」「ツツジの5枚の花びらの真ん中にある点々は、なんのためにあるのか」、など、身近な不思議についてみんなで考えました。その後、藤嶋先生が執筆された『かこさとし科学絵本の世界』より、藤嶋先生と親交があった作家・かこさとし氏とのエピソードなどをご紹介いただきました。そして、ロウソクを使って科学現象を分かりやすく説明したファラデーのすばらしさについて、熱く解説いただきました。
午後の部は、藤嶋先生が特に尊敬されている科学者ファラデーについて詳しく解説いただきました。また、光触媒の研究が広く生活に生かされていることなども分かりやすく紹介していただきました。
両部とも講座後に書籍販売とサイン会を行い、参加者は藤嶋先生との交流を楽しみました。

これまでの実績 

• これまでの藤嶋塾の実績 （PDF 229.3KB）