国指定重要文化財 旧鈴木家住宅 保存修理事業
旧鈴木家住宅は、足助の歴史的な町並み(豊田市足助伝統的建造物群保存地区)のほぼ中央に位置し、地区内で屈指の規模を誇る町屋です。屋号は紙屋といい、元々は紙を扱っていましたが、味噌や漆などの取引や、新田経営にもかかわっていました。約4,000平方メートルの土地に江戸時代後期から明治期の建物が16棟建ち、平成25年(2013)に重要文化財に指定されています。
建築以来大きな修理が行われておらず、建物の腐朽が進んでいたため、平成26年(2014)から修理工事に取り掛かっています。令和5年(2023)8月4日からは街道に面した主屋の一般公開が始まりました。
-
主屋一般公開
-
街道沿いに面している旧鈴木家住宅の主屋は、足助の町をほとんど焼失させた「安永の大火」(安永4年・1775)の翌年に建てられました。
足助の町では旧鈴木家住宅にのみ残る「蔀戸(しとみど)」や、江戸時代初期の様式を引き継ぐ「錣葺(しころぶき)」屋根、重厚な梁の小屋組みなど、足助を代表する商家の発展過程をご覧いただけます。
- 公開日
- 令和5年8月4日(金曜日)~
- 開館日
- 毎週金曜日、土曜日、日曜日、祝日
(備考)11月香嵐渓もみじまつり、2-3月中馬のおひなさん開催期間は毎日開館 - 開館時間
-
午前10時~午後4時
- 入館料
- 無料
- 所在地
-
豊田市足助町本町20番地
- 電話番号
-
0565-62-0609(文化財課足助分室)
- 交通アクセス
-
名鉄バス「香嵐渓一の谷口」下車 徒歩5分
とよたおいでんバス「一の谷口」下車 徒歩5分 - 駐車場
-
無
周辺駐車場をご利用ください。(有料)
- 修理工事の様子
- 豊田市公式YouTubeチャンネルで、これまでの修理工事の様子をご覧いただけます。
- You Tube 令和5年度「甦る旧鈴木家住宅~保存修理工事と木工事~」 (外部リンク)
- YouTube 令和4年度「甦る旧鈴木家住宅~足助の大商家の物語~」 (外部リンク)
- YouTube 令和3年度「甦る旧鈴木家住宅~歴史を紐解く 文化財建造物の解体と調査~」 (外部リンク)
- YouTube 令和2年度「ASUKE/KAMIYA 2020-2021 豊田市足助伝統的建造物群保存地区/令和2年度旧鈴木家住宅保存修理事業」 (外部リンク)
- YouTube 令和元年度「甦る旧鈴木家住宅~左官職人と壁の修理~」 (外部リンク)
- YouTube 平成30年度「甦る旧鈴木家住宅~旦過寮と香積寺のつながり~」 (外部リンク)
- YouTube 平成29年度「甦る旧鈴木家住宅~修理現場は今~」 (外部リンク)
地図
「保存修理工事エリア見学ツアー」
旧鈴木家住宅の文化的価値や保存修理事業への理解を広めるため、第2・4金曜日を原則として、現在も保存修理工事を行っている旧鈴木家住宅の工事エリアの様子をご覧いただける見学ツアーを開始しました。
- とき…毎月第2・4金曜日 午前10時30分~11時30分
(備考)祝日及び年末年始を除く。その他施設運営上の都合等により見学を開催しない場合有。 - ところ…旧鈴木家住宅(足助町本町20番地)のうち、保存修理工事中のエリア(主屋以外)
- 参加費…豊田市内在住の人または豊田市内在学の高校生以下のこどもは無料(豊田市外在住の方は1,000円/人)
(備考)参加には事前申込みが必要。また来場時に、市内在住または在学がわかるものを持参。
(「運転免許証」「健康保険証」「マイナンバーカード」「生徒手帳」など) - 定員及び対象…1日当たり6人まで(先着順)、対象は小学1年生以上。
- 申込方法…見学を希望する日の前月1日から「あいち電子申請・届出システム」で申込受付
(備考)11月22日(金曜日)の見学ツアーは、他イベント実施のため、開催しません。
- その他…施設休館日である平日や、施設開館日となる休日の特別見学要望は、団体視察等に限り、別途相談の上対応します。
見学のルール
- 工事中のエリアを見学するため、動きやすい服装・万が一汚れても差し支えない服装等で来場ください。
- 工事エリア内はヘルメットを着用(当日無料貸出)いただきます。
- スパイク、ピンヒールなどの鋭利な靴等での入館・入場はお控えください。
- 現場内の見学ルートは、保存修理工事運営に支障がない範囲で、適宜案内人が指定したルートとします。
- 工事エリア内の写真撮影は可としますが、SNSへの悪意ある投稿はお控えください。。
- その他、重要文化財建造物の保全や保存修理工事運営上、支障が生じる状況が発生した場合、入場制限等をさせていただく場合があります。
企業版ふるさと納税「100年に1度の大修理で甦る!! 重要文化財 旧鈴木家住宅復活プロジェクト」
旧鈴木家住宅は、時を経てもなお、多世代で集える重要文化財の活用を目指して、現在100年に1度の大修理事業を行っています。この一大プロジェクトでは「企業版ふるさと納税制度」のご活用もいただけます。
主な取組内容
- こどもたちに質の高い教育環境を提供するための施設整備に取り組みます。
- 足助の町並みをより魅力あるまちにしていくための空間づくりに取り組みます。
- 文化財の活用に新たな活路を見出すための挑戦に、皆さんと共に取り組みます。
関連情報
旧鈴木家住宅公式インスタグラム
PDF形式のファイルをご利用するためには,「Adobe(R) Reader」が必要です。お持ちでない方は、Adobeのサイトからダウンロード(無償)してください。Adobeのサイトへ新しいウィンドウでリンクします。
ご意見をお聞かせください
このページに関するお問合せ
美術・博物部 文化財課 足助分室
業務内容:豊田市足助伝統的建造物群保存地区や旧鈴木家住宅に関すること
〒444-2424
愛知県豊田市足助町宮ノ後26-2(とよたiマップの地図を表示 外部リンク)
電話番号:0565-62-0609 ファクス番号:0565-62-0606