任意の予防接種の費用助成

ページ番号1003345  更新日 2025年4月1日 印刷

感染症の発生及びまん延を防止するために、また、生涯を健やかに生活することができるようにワクチンで防げる疾患に対し、接種費用の一部を助成します。助成対象となるのは以下の種類です。種類により、年齢や助成金額、回数が異なりますので、ご希望の方はそれぞれの事業概要をよく読み手続きください。

任意予防接種費用助成事業

令和7年度より帯状疱疹ワクチンが定期接種化されました。令和7年度から11年度までの5年間に1人1回、定期接種の機会が設けられます。各年度内に65・70・75・80・85・90・95・100歳を迎える方(令和7年度は100歳以上の方も含む)は、その年度に限り定期接種を受けられます。
定期接種の対象時期以外に帯状疱疹ワクチンを接種されたい方は、以下の案内をご参照ください。ただし、定期接種より先に任意助成制度を使って接種された方は、対象年齢になる年度の定期接種対象から原則除外されます。

帯状疱疹

水ぶくれを伴う赤い発疹が体の左右のどちらかに帯状に現れる疾患です。日本人の90%以上は帯状疱疹の原因となる水痘ウイルスが体内に潜伏しているといわれています。発症すると、皮膚の症状だけでなく、神経も炎症を起こし、強い痛みを伴うことがあります。周囲の人に帯状疱疹としてうつることはありませんが、これまでに水痘にかかったことがない小児等には水痘を発症させる可能性があります。
50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。また、皮膚の症状が治った後も50歳以上の約2割は帯状疱疹後神経痛(PHN)になるといわれています。

帯状疱疹ワクチン

生ワクチン(阪大微研:乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)、不活化ワクチン(GSK 社:シングリックス)の2種類があり、どちらも帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。どちらか一方を選んで接種してください。

 

生ワクチン(ビケン)

不活化ワクチン(シングリックス)

接種回数と方法

1回(皮下に接種)

2回(筋肉内に接種)

接種の

スケジュール

特に規定なし

2か月以上の間隔をあけ、6か月後までに2回接種(注釈)

接種できない方

病気や治療によって、免疫が低下している方は接種できない。

免疫の状態に関わらず接種可能。

接種に注意が

必要な方

輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上あけて接種すること。

筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害のある方、抗凝固療法を受けている方は注意が必要。

予防効果

接種後1年で6割程度

接種後5年で4割程度

帯状疱疹後神経痛に対しては接種後3年時点で6割程度

接種後1年で9割程度

接種後5年で9割程度

接種後10年で7割程度

帯状疱疹後神経痛に対しては接種後3年時点で9割程度

副反応

注射部位の発赤、痛み、かゆみ、熱感、腫れ、硬結(3割程度)、全身症状として倦怠感、発疹、非常にまれにアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎など

注射部位の痛み(7割程度)、注射部位の腫れ、発赤、全身の疲労感、胃腸症状、筋肉痛(3割程度)、悪寒、発熱、非常にまれにアナフィラキシーなど

(注釈)病気や治療のため免疫の機能が低下したまたは低下する可能性があり、医師が早期の接種が必要と判断した場合は、接種間隔を1か月まで短縮可

事業概要・実施医療機関一覧 等

対象者:接種時点で豊田市に住民登録があり、50歳以上の方(当該年度に定期接種の対象者となる方を除く)
対象ワクチン:生ワクチン(ビケン)/不活化ワクチン(シングリックス)
(備考)どちらか一方を選んで接種を受けてください。
助成金額:生ワクチン(ビケン)4,000円 シングリックス不活化ワクチン(シングリックス)1回につき10,000円
助成回数:ワクチン(ビケン)上限1回 シングリックス不活化ワクチン(シングリックス)上限2回
(備考)一度費用助成を受けて接種を完了された場合は、次回以降の接種に対して費用助成を受けることはできません。また、対象年齢に到達される際の定期接種の対象からも原則除かれます。
自己負担額:医療機関の設定金額から助成金額を差し引いた金額
手続の概要:実施医療機関へ直接お申込みください。

実施医療機関一覧等は以下からご確認ください。

おたふくかぜ

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)はムンプスウイルスに感染して起こる病気で、片側または両側の耳下腺の腫れと痛み、発熱、嚥下痛などの症状が特徴です。
合併症として髄膜炎、難聴、膵炎、思春期以降の場合は睾丸炎や卵巣炎などが起こることがあります。

事業概要・実施医療機関一覧 等

対象者:接種時点で豊田市に住民登録があり、1歳~小学校就学前の方
助成金額:2,000円/回
助成回数:上限2回
自己負担額:医療機関の設定金額から助成金額を差し引いた金額
手続の概要:実施医療機関へ直接お申込みください。(生活保護受給者等で子ども医療費受給者証がない場合は、事前に感染症予防課までご連絡ください。)

実施医療機関一覧等は以下からご確認ください。

ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチン:男性向け

ヒトパピローマウイルス(HPV)は中咽頭がん、肛門がん、尖圭コンジローマなどの原因であると考えられており、ワクチン接種によってHPVに対する感染予防効果が期待できます。加えて、男性がこのワクチンを接種し感染予防をすることで性交渉によるHPV感染から女性を守り、子宮頸がんの予防にもつながります。

事業概要・実施医療機関一覧 等

対象者:接種時点で豊田市に住民登録があり、小学6年生~高校1年生の年齢に相当する男性
対象ワクチン:HPVワクチン(4価ワクチンに限る)
助成金額:接種1回につき16,841円
助成回数:上限3回
自己負担額:医療機関の設定金額から助成金額を差し引いた金額
手続の概要:実施医療機関へ直接お申込みください。

実施医療機関一覧等は以下からご確認ください。

風しん対策事業

風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で発熱や発疹、リンパ節の腫れなどの症状が現れます。
非常に感染力が強く、免疫が不十分な妊娠20週頃までの女性が風しんウイルスに感染すると、先天性風しん症候群(難聴、白内障、先天性心疾患など)の子どもが高い確率で出生します。

事業概要・実施医療機関一覧 等

対象者:以下の1から3のいずれかに該当する者。
ただし、風しんの既往歴がある者、過去に風しんの抗体検査・予防接種歴がある者、定期予防接種対象者を除く

  1. 妊娠を希望する女性
  2. 妊娠を希望する女性の配偶者などの同居者、または風しんの抗体価が低い妊婦の配偶者などの同居者
  3. 30歳以上50歳未満の男性

接種の流れ:実施医療機関にて抗体検査を受ける(助成回数1回 全額公費負担)
→検査の結果、十分な免疫があれば終了
免疫が不十分の場合はワクチンを接種
(助成回数1回 助成費用はワクチンの種類により異なる)
自己負担額:医療機関の設定金額から助成金額を差し引いた金額
手続の概要:実施医療機関へ直接お申込みください。

実施医療機関一覧等は以下からご確認ください。

麻しん対策事業

麻しん(はしか)は麻しんウイルスによって引き起こされる急性の全身感染症で、感染すると約10日後に発熱や咳、鼻水といった風邪のような症状があらわれ、2~3日後に39℃以上の高熱と発疹が現れます。合併症として肺炎や中耳炎などがあげられます。
空気感染、飛沫感染、接触感染でヒトからヒトへ伝播し、その感染力は非常に強いです。

事業概要・実施医療機関一覧 等

対象者:以下の1及び2の両方に該当する者。
ただし、麻しんの既往歴がある者、定期予防接種の対象者を除く

  1. 1歳以上の者
  2. 過去に麻しんの予防接種歴がない者、又は1回接種した者

接種の流れ:実施医療機関にて抗体検査を受ける(助成回数1回 助成額:2,650円)
→検査の結果、十分な免疫があれば終了
免疫が不十分の場合はワクチンを接種
(助成回数1回 助成費用はワクチンの種類により異なる)
自己負担額:医療機関の設定金額から助成金額を差し引いた金額
手続の概要:実施医療機関へ直接お申込みください。

実施医療機関一覧等は以下からご確認ください。

備考:ワクチンの供給状況により、接種のご予約が取りづらいことがあります。また麻しんの予防接種は定期予防接種の対象者が優先される場合があることをご了承ください。

治療により定期予防接種で得た抗体を失った子への再接種費用助成

事業概要 等

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このページに関するお問合せ

保健部 感染症予防課
業務内容:予防接種、結核予防、感染症の予防、環境衛生などに関すること
〒471-8501
愛知県豊田市西町3-60 愛知県豊田市役所東庁舎4階(とよたiマップの地図を表示 外部リンク)新しいウィンドウで開きます
電話番号:0565-34-6180 ファクス番号:0565-34-6929
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