この人に、会いに。 Vol.07

ページ番号1068674  更新日 2025年11月28日 印刷

スタジアムの芝生を育て、 感動を支える
豊田スタジアム グラウンドキーパー・川角剛史さん

豊田スタジアム グラウンドキーパー 川角剛史さん

川角剛史さん

株式会社豊田スタジアム平成22年入社。職業柄、自宅でサッカーのテレビ放送を観ていても、ついプレーよりも芝生の生育状況が気になってしまう。

 

 

日々の工夫が生む、 ここだけの芝生づくり

芝生の育成状況をチェックしている様子

お客さんの歓声や楽しむ姿が、やりがいに

一般的に、冬場に公園などで見かける芝生は茶色く枯れたものですが、スタジアムの芝生は季節を問わず青々としています。
この不思議の裏には、スタジアムで働くグラウンドキーパーの仕事があります。

豊田スタジアムのグラウンドキーパー・川角剛史さんは、この道15年のプロフェッショナル。前職のゴルフ場の管理と合わせると約22年間、芝生づくりに携わってきました。
「ゴルフが好きで職に就いたのですが、いつの間にか芝生の世界にいます」。川角さんの現在の仕事は芝刈りや散水、施肥といった日々の通常管理、試合前後の準備・補修など多岐にわたります。

豊田スタジアムには、陸上競技用のトラックがないため、サッカーやラグビーの試合の際、選手と観客の距離が近く臨場感があるのが特徴です。
しかしその反面、芝生にとっては大変不利な環境だといいます。
「芝生の生育には十分な日照が必要です。豊田スタジアムには陸上トラックがない分、グラウンドに迫る観客席や屋根が日光を遮ってしまい、芝生の日照時間が短くなってしまいます」。
この厳しい状況に対応するため、川角さんたちは様々な工夫を重ねてきました。
「例えば、芝は海外へ視察に行って選定した特別に(日照条件や傷に)強い品種を採用しています。また、以前は芝生の張り替え※を年に2回行っていましたが、維持管理を工夫し、夏芝の上から冬芝の種を撒いて育てる方法に変えることで、芝生の張り替えを年1回にすることができました。これにより、より多くの試合で使用してもらうことが可能になりました」。
他にも、張り替えに使う芝を市内の圃場で育てたものにして輸送時の芝への負担を軽くするなど、良質な芝生のための取組は川角さんの口から次々と語られます。

暑い夏も寒い冬も、毎日生育状況を確認し、芝生と向き合う川角さん。「自然が相手なので困難もありますが、お客さんの楽しむ姿や、選手や監督からいただく評価の声がやりがいになっています。」

美しい芝生と試合の臨場感を味わいに是非、豊田スタジアムへ。

 

芝生をさわる川角さん

冬芝の種子

圃場から搬入した芝生のロール

  • 2025年7月22日の芝生の様子
  • 2025年7月24日の芝生の様子
  • 2025年7月28日の芝生の様子
  • 2025年8月5日の芝生の様子

映像はこちらからご覧ください。


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