性感染症

ページ番号1003081  更新日 2024年4月15日 印刷

性行為によってうつる病気をまとめて性感染症と言います。

HIV/エイズや梅毒、性器クラミジア感染症等多くの感染症があります。感染しても症状が出ないことが多く、症状がなくても感染力はあるため、気づかないうちに感染します。
放置すると感染症にかかりやすくなったり、不妊の原因になったり、妊娠・出産時に母子感染したりすることもあるため、予防や早めの検査・治療が大切です。

感染経路

感染した人の精液、膣分泌液の他、性器、泌尿器等の病気をもった場所の分泌液が、セックス等によって相手の性器、泌尿器、口腔、肛門等の粘膜や皮膚に触れることによってうつります。
性感染症は誰にでも関係のある病気です。

性的ネットワーク

性感染症に感染すると…

HIVや他の病気に感染しやすくなります

性感染症になると粘膜が炎症を起こした状態になり、抵抗力が落ちるため、HIVやさまざまな病気にかかりやすくなります。

不妊の原因になります

治療を受けずにそのままにしておくと、男性も女性も生殖機能にダメージを受け、不妊の原因になることがあります。

赤ちゃんに感染します

妊婦が感染した(している)場合、流産・早産の引き金になったり、母子感染により赤ちゃんに障がいを引き起こしたり、死産になることもあります。

主な性感染症

種類

潜伏期間

症状等

男性

女性

性器クラミジア感染症

クラミジア・トラコマチスによる感染

1週間から3週間

  • 排尿時の痛みやかゆみ
  • 尿道口から膿などの分泌物
  • 自覚症状はほとんどない
  • おりものの増加
  • 下腹部の痛み

淋菌感染症

淋菌による感染

2日から7日

  • 排尿時の激しい痛み
  • 尿道口から膿などの分泌物
  • 自覚症状はほとんどない
  • おりものの増加

尖圭コンジローマ

ヒトパピローマウイルスの感染による良性腫瘍

3か月くらい

  • 包皮、亀頭、陰茎、肛門周辺に先のとがったイボができる
  • 外陰部や肛門周辺に先のとがったイボができる
  • 子宮頸がんの原因になる可能性がある

性器ヘルペス感染症

単純ヘルペスウイルスによる感染

2日から10日

  • 性器の水ぶくれや潰瘍
  • 太ももリンパ節の腫れ
  • 尿道分泌物
  • 性器の水ぶくれや潰瘍
  • 太ももリンパ節の腫れ

膣トリコモナス症

トリコモナスという鞭毛虫類の原虫よる感染

7日から14日

  • 自覚症状はほとんどない
  • 排尿痛
  • 自覚症状はほとんどない
  • 悪臭のするおりもの(黄~緑色)の増加
  • 強い外陰部のかゆみや痛み

膣カンジダ症

カンジダ属の真菌(カビの一種)によって起こる病気

数日

  • 自覚症状はほとんどない
  • 亀頭のかゆみやただれ
  • 性器の強いかゆみ
  • おりもの(白いヨーグルト状)の増加

梅毒

梅毒トレポネーマという細菌による感染症

3週間程度

  • 性器、口唇部、口腔内、肛門等のしこりや潰瘍(無痛)
  • バラ疹などの皮膚症状
  • 太ももリンパ節の腫れ
  • 心臓・血管・脳などに重い障がいが出ることがある

B型肝炎

B型肝炎ウイルス(HBV)の感染

1~2か月

  • 自覚症状はほとんどない
  • 全身のだるさ、食欲不振、吐き気、黄疸(皮膚や白目の部分が黄色くなる)

エイズ(後天性免疫不全症候群)

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によって発症

発症まで数年

  • HIVに感染後に風邪症状がでることがあるが、その後自覚症状がほとんどないまま数年かけてエイズを発症する。
  • 発症すると免疫機能が極端に低下し、さまざまな感染症や悪性腫瘍などにかかりやすくなる。
  • HIV治療は進歩しており、早めに治療を開始することにより、健康的な社会生活を送ることが可能となっている。

予防方法

コンドームを正しく使いましょう

コンドームを正しく使うことが最も現実的な予防法です。コンドームは相手の性器と接触する前につけないと感染する可能性があります。オーラルセックスでもコンドームを使いましょう。

検査・治療

ほとんどの性感染症は早めにきちんと治療すれば治ります。
疑わしい症状がある場合、皮膚科、泌尿器科(男性の場合)、産婦人科(女性の場合)の受診をお勧めします。
医師から「治った」と言われるまで確実に治療しましょう。
そしてあなたのパートナーも一緒に受診してください。
豊田市保健所では、HIV・梅毒、B型肝炎の検査を実施しています(B型肝炎は協力医療機関で実施)。

ご意見をお聞かせください

質問:このページの内容はわかりやすかったですか?
質問:このページは見つけやすかったですか?

このページに関するお問合せ

保健部 感染症予防課
業務内容:予防接種、結核予防、感染症の予防、環境衛生などに関すること
〒471-8501
愛知県豊田市西町3-60 愛知県豊田市役所東庁舎4階(とよたiマップの地図を表示 外部リンク)新しいウィンドウで開きます
電話番号:0565-34-6180 ファクス番号:0565-34-6929
お問合せは専用フォームをご利用ください。