特集 豊田市給水開始70周年 過去から未来へつながる水
特集
豊田市給水開始70周年
過去から未来へつながる水

市で給水が開始されてから、今年で70年。
蛇口をひねれば水が出ることは当たり前のように思えますが、その当たり前は様々な取組の積み重ねにより守られてきました。
今号では給水開始から70年の歩みとこれからの水道をとりまく課題などを紹介します。
昔と今でこんなに違う!?数字で見る水道70年の歩み
70年前(昭和31年)と現在(令和7年)の違い
水道管の延長(距離)
70年前(昭和31年) 約8キロメートル
↓
現在(令和7年) 約3,700キロメートル
昔は市内のごく一部しか水道管が通っておらず、ほとんどの家庭は井戸や川の水に頼っていました。その後、給水区域の拡大に伴い、市内の隅々まで水道管の整備が進められました。
水道が使える人口
70年前(昭和31年) 約3,600人
↓
現在(令和7年) 約41万5,100人
水道管の整備が進むにつれて水道を使える家庭が増え、毎日水汲みをしなくても、蛇口をひねれば安全安心な水道水が出る生活が当たり前になりました。
水質検査の項目数
70年前(昭和31年) 29項目
↓
現在(令和7年) 51項目
「水質基準に関する省令」では、1958年は検査項目が29項目でしたが、社会の変化や化学物質による問題への対応により、2014年に51項目に増加しました。また、市の水道水は、安全で信頼できる水を保証する制度である、水道GLP認定を受けているため、より安心して飲むことができる水です。
(水道GLP認定=専門の団体が水質検査の正確さや技術力を評価し、安全で信頼できる水であることを保証する制度)

昔の水道管工事の様子
当時の水道管の工事は手作業。工事が始まると丸2日は通行止めになっていたそう。

通水式の様子(1956年10月30日)
旧市街地の配管工事を終えた際に挙母神社境内で通水式が行われました。
これからの水道ってどうなるの? 上下水道局長が疑問にお答えします!
70年にわたり私たちの暮らしを支えてきた水道。
今、水道施設の老朽化や人口減少など、さまざまな課題への対応が必要です。「これからも安心して水道を使い続けられるの?」そんな皆さんの疑問に、上下水道局長 杉山勝浩がお答えします。

Q 水道管の老朽化ってよく聞くけど、市の水道管は大丈夫?
A 老朽化した水道管を計画的に交換しています
水道管が老朽化すると、破損によって漏水や道路の陥没、断水などにつながるおそれが高くなります。市では、皆さんが安心して水を使えるよう、地中の水道管の状態を調べ、計画的に更新を進めています。
老朽化した水道管の交換作業
Q 大地震が起きたら、水道って止まっちゃうの?
A 大きな地震にも備えています
大きな地震が発生すると、水道管が破損し水道が止まるおそれがあります。市では、特に重要な医療機関などにつながる水道管や施設の耐震化を優先して進めています。また、応急給水施設(災害時に水が配られる施設)の整備や他の自治体との連携により、大規模な災害時にも水道水を届けられるよう備えています。

耐震性がある貯水槽に給水栓を設置した応急給水施設
Q 人口が減ると水道を続けるのが大変って聞くけどサービスは維持できるの?
A 将来も安心して使える水道サービスを提供していきます
人口が減ると、使う水の量も少なくなり、水道料金の収入が減るため、水道事業を安定して続けることが難しくなってきます。それでも、市民や事業者の皆さんに安全安心な水をお届けすることが私たちの使命です。市では、施設の統廃合による経費削減や、AIやDXを活用した効率的な漏水対策に取り組み、将来も安定した水道サービスを提供していきます。

人工衛星を活用した漏水リスクをAIで解析
未来へ-これからも安全でおいしい水を届けるために
市民や事業者の皆さんはもちろん、未来を担う子どもたちが将来にわたって安心して使い続けられる水道を守るため、市は設備の更新や新技術の活用に取り組んでいきます。これからも、皆さんの暮らしを支える水道事業へのご理解とご協力をお願いいたします。


