帯状疱疹ワクチンの定期接種が始まります
予防接種法に基づき、高齢者等は高齢者用肺炎球菌感染症、インフルエンザ、新型コロナウイルス感染症の予防接種を公費(一部自己負担あり)で受けることができます。年度によって実施期間、対象年齢が異なる場合があります。
令和7年4月より、帯状疱疹ワクチンの予防接種が定期化します。令和11年度までの5年間に1人1回、定期接種の機会が設けられます。
接種券の再発行
接種券を紛失、破損などした場合は窓口、電話、電子申請のいずれかで再発行の申請ができます。
窓口では即日発行、電話および電子申請は郵送での対応となります。
電子申請は下記フォームよりお手続きください。
- 転入の場合は、感染症予防課までご連絡ください。(接種前に限る)
- 予防接種券がなければ公費で接種を受けることはできません。
- 各医療機関にあるワクチンの在庫状況や予約状況は、市では把握しておりません。
定期予防接種
帯状疱疹
水ぶくれを伴う赤い発疹が体の左右のどちらかに帯状に現れる疾患です。日本人の90%以上は帯状疱疹の原因となる水痘ウイルスが体内に潜伏しているといわれています。発症すると、皮膚の症状だけでなく、神経も炎症を起こし、強い痛みを伴うことがあります。周囲の人に帯状疱疹としてうつることはありませんが、これまでに水痘にかかったことがない小児等には水痘を発症させる可能性があります。
50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症するといわれています。また、皮膚の症状が治った後も50歳以上の約2割は帯状疱疹後神経痛(PHN)になるといわれています。
帯状疱疹ワクチン
生ワクチン(阪大微研:乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビケン」)、不活化ワクチン(GSK 社:シングリックス)の2種類があり、どちらも帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。どちらか一方を選んで接種してください。
|
生ワクチン(ビケン) |
不活化ワクチン(シングリックス) |
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接種回数と方法 |
1回(皮下に接種) |
2回(筋肉内に接種) |
接種の スケジュール |
特に規定なし |
2か月以上の間隔を置いて2回接種(注釈) |
接種できない方 |
病気や治療によって、免疫が低下している方は接種できない。 |
免疫の状態に関わらず接種可能。 |
接種に注意が 必要な方 |
輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上あけて接種すること。 |
筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害のある方、抗凝固療法を受けている方は注意が必要。 |
予防効果 |
接種後1年で6割程度 接種後5年で4割程度 帯状疱疹後神経痛に対しては接種後3年時点で6割程度 |
接種後1年で9割程度 接種後5年で9割程度 接種後10年で7割程度 帯状疱疹後神経痛に対しては接種後3年時点で9割程度 |
副反応 |
注射部位の発赤、痛み、かゆみ、熱感、腫れ、硬結(3割程度)、全身症状として倦怠感、発疹、非常にまれにアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎など |
注射部位の痛み(7割程度)、注射部位の腫れ、発赤、全身の疲労感、胃腸症状、筋肉痛(3割程度)、悪寒、発熱、非常にまれにアナフィラキシーなど |
(注釈)病気や治療のため免疫の機能が低下したまたは低下する可能性があり、医師が早期の接種が必要と判断した場合は、接種間隔を1か月まで短縮可
ところ
対象
令和7年度の対象となる人には、3月末に接種券を発送しました。
令和7年度の対象者:豊田市に住民登録があり
- 今年年度内に65・70・75・80・85・90・95・100歳を迎える人および4月1日時点で100歳以上の人
- 60~64歳で、ヒト免疫不全による免疫の機能に障がいを有する人(身体障がい者手帳1級程度の人)
費用(自己負担分)
自己負担分 生ワクチン(ビケン):3,000円
不活化ワクチン(シングリックス):1回につき6,000円
ただし、生活保護受給者、中国残留邦人支援給付制度に該当する者は無料
持ち物
予防接種券、健康保険証等保険資格のわかるもの、費用
受け方
「高齢者用帯状疱疹ワクチン予防接種実施医療機関」に記載してある実施医療機関に事前に予約してください。
また、50歳以上の方を対象とした任意予防接種の費用助成制度を実施しています。下記ページをご参照ください。
高齢者用肺炎球菌感染症
肺炎は主に細菌やウイルスなどが肺に入り込んで起こる肺の炎症です。その原因菌は肺炎球菌が最も多く占めます。予防接種によって肺炎球菌による肺炎などの感染症の予防と罹患時の重症化を防止することができます。
ところ
対象
接種時点で、豊田市に住民登録があり、以下の1、2のいずれかに該当する者。ただし、今までに公費・自費を問わず過去に一度でも肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)を接種したことがある方は対象外となります。
- 65歳の者
- 満60歳以上65歳未満で、心臓、腎臓、呼吸器の機能またはヒト免疫不全による免疫の機能に障がいを有する人(身体障がい者手帳1級程度の人)
対象者には予防接種券を交付します。
発送時期:
上記1の該当者:65歳の誕生月の翌月上旬
上記2の該当者:毎年5月上旬
費用(自己負担分)
自己負担分 2,000円(予防接種券の提示が必要)
ただし、生活保護受給者、中国残留邦人支援給付制度に該当する者は無料
持ち物
予防接種券、健康保険証等保険資格のわかるもの、費用
受け方
「高齢者用肺炎球菌ワクチン接種実施医療機関」に記載してある実施医療機関に事前に予約してください。
その他
- 過去に23価肺炎球菌ワクチン(ニューモバックスNP)を接種したことがある方で、2回目以降の接種を希望する場合は全額自己負担での接種となります。
- 対象2に該当した場合は、予防接種券を発行しますので、感染症予防課までご連絡ください。
インフルエンザ
インフルエンザは急な発熱など、通常のかぜよりも症状が激しく、気管支炎、肺炎などを併発し、死亡に至る場合もありますが、予防接種を受けていれば、かかったとしても重症化を防止することができます。
令和6年度の定期接種は終了しました。令和7年度の実施については詳細が決まり次第お知らせします。
新型コロナウイルス感染症
新型コロナウイルス感染症は、熱や咳など風邪によく似た症状がみられます。軽症のまま治癒する人も多い一方、重症化すると、呼吸困難などの肺炎の症状が悪化し、死に至る場合もあります。予防接種を受けていれば、かかったとしても重症化を防止することができます。
令和6年度から、高齢者を対象とした定期接種となりました。
令和6年度の定期接種は終了しました。令和7年度の実施については詳細が決まり次第お知らせします。
豊田市・みよし市外での接種を希望される方へ
かかりつけ医が市外の場合や、施設入所や介護等の諸事情により他市町村に長期滞在する場合など、豊田市・みよし市で予防接種を受けることが困難な場合は、接種前に手続きが必要となります。
電子申請・窓口での申請のいずれも接種に必要な書類の用意には7~10日程度の日数を要します。余裕をもってお手続きください。
(備考)新型コロナおよびインフルエンザ予防接種については令和7年度の接種券が発送されてから申請可能です。(9月末頃を予定しています)
県外で定期の予防接種を希望される方へ
申請前に注意事項を必ずご確認ください。
なお、紙で申請いただく場合、申請書は以下の申請書(様式F)をダウンロードしていただくか、もしくは感染症予防課にご連絡ください。
下記申し込みフォームから、電子申請が可能です。
県内の他市町村で定期の予防接種(愛知県広域予防接種事業)を希望される方へ
申請前に必ず注意事項を確認してください。
接種を希望する医療機関が、「愛知県広域予防接種事業 協力医療機関」に登録されていることを確認の上、接種前に申請手続きを行ってください。
なお、紙で申請いただく場合、申請書は以下の申請書(様式G)をダウンロードしていただくか、もしくは感染症予防課にご連絡ください。
下記申し込みフォームから、電子申請が可能です。
豊田市個別予防接種業務委託承諾医療機関の方へ
予防接種法に基づく定期の予防接種を行う医療機関名称や接種協力医師名等については、予防接種法施行令の定めにより公告することとなっています。
そのため、豊田市では、医療機関からの『豊田市個別予防接種業務委託 承諾書』の提出に基づき医療機関名称・接種協力医師名等を公告しております。万が一、当該年度内に変更が生じた場合は、速やかに届出が必要です。変更届の様式については、子どもの予防接種のページをご参照ください。
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〒471-8501 豊田市西町3丁目60番地
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