現場での改善から生まれた知恵や工夫を紹介する「からくり＆デジタル展」が開催されました

2025年12月17日（水曜日）、18日（木曜日）の二日間に渡り、スカイホール豊田において、豊田市内企業の人材育成や活性化を図ることを目的とした「からくり＆デジタル展」が開催されました。

本展では、「知恵は無限！」をテーマに、トヨタ自動車株式会社やトヨタグループの現場で培われた知恵と工夫を基に、身近な素材で現場の課題を解決する、動力を使わない「からくり」機構や、現場でのデジタル活用の事例が紹介されました。

オープニングイベントでは、トヨタ自動車株式会社エグゼクティブ・フェローの河合満（かわい　みつる）氏、太田市長、豊田商工会議所会頭の杉原功一（すぎはら　こういち）氏が登壇し、本展で共有された改善事例が各職場の活性化につながることへの期待の言葉を述べました。

また展示会場では、約150作品が紹介され、多くの来場者でにぎわいました。

出展者は、「従来は電気などの動力を利用した機械や手で持って運搬していた部品を、重力を利用したからくりで運搬できるようにしました。歩行動作や身体の負担が減り、経費の削減にもつながりました。」と改善の効果を説明しました。

見学者は、「よく工夫されていると思います。私たちの現場でも活用できるアイデアだと感じました。」と感想を述べました。

なお本展は、これまでトヨタ自動車株式会社が独自に開催していましたが、豊田市及び豊田商工会議所が開催支援及び周知活動を行うことで市内企業の技術力向上と人材育成につなげるために、この度は共催で行われました。