公共建築物を安全安心に保つ取組

ページ番号1048277  更新日 2024年4月2日 印刷

豊田市では公共建築物を安全安心に保つための取組として、技術職員の専門性を生かした統括的な保全を進めています。

豊田市の公共施設は、高度経済成長期に集中して整備され、2028年頃から一斉に更新(建替え)時期を迎えます。そのため、「豊田市公共施設等総合管理計画」を策定し、長期的な視点で施設の総合的な管理を進めています。
このうち、「公共建築物」を安全安心に保つための取組として、平成30年度から建築予防保全課を設置し、技術職員の専門性を生かした統括的な保全を進めています。

保全とは

建築物や建築設備(以下「建築物等」という。)を長く良好な状態に保ち続けるための行為を「保全」といいます。具体的には点検、保守、運転・監視、警備、清掃、補修、修繕、改修のことをいいます。

豊田市建築物等保全規程                                     

公共建築物を統括的に保全するため、保全に関わる職員の基本的な役割と責務を明確化するものとして豊田市建築物等保全規程を策定しました(令和3年4月1日施行)。

安全安心を保つ体制づくり

(1)建築物等保全推進委員会

豊田市は、これまで多くの部局でそれぞれに専門的な知識や経験の少ない職員が建築物等の保全を担当していました。このため、令和3年度に、部局横断的な組織として建築物等保全推進委員会を設置し、保全の基準や処理手続の統一化を始めとする安全安心を確保するための取組について協議や調整をしています。

図 建築物等保全推進委員会の体制図

建築物等保全推進委員会の体制図

(2)保全業務の集約化

保全に関する業務(以下「保全業務」という。)の内、専門的な知識や経験を必要とする一部の業務(点検委託・小規模かつ軽易な修繕以外の修繕など)を建築予防保全課に集約し、技術職員によって高水準かつ効率的に行う体制づくりを進めています。

写真 建築予防保全課が行った修繕の事例

 (写真1)劣化した床
劣化した床
(写真2)修繕してきれいになった床
修繕してきれいになった床

自主定期点検 ~安全安心の確認~

豊田市では、各施設の特性に合わせて「自主定期点検マニュアル」を作成しています。安全安心を確認するために、施設管理者がマニュアルに沿って、五感(目で見る、耳で聞く、鼻で嗅ぐ、手で触るなど)を用いて建築物等の不具合の有無を定期的に確認しています。マニュアルは、建築予防保全課が示したひな形を基に施設管理者が作成しました。

研修の実施 ~保全の基礎知識を身につけるために~

建築物等の保全を担当する職員や施設管理者(指定管理者含む)向けに研修を実施しています。安全安心の確保への心構えについて講義した後に、公共建築物を実際に巡回しながら自主定期点検のポイントを解説しています。

(写真1)講義の様子
講義の様子
(写真2)実地研修(屋上)の様子
実地研修(屋上)の様子
(写真3)実地研修(外回り)の様子
実地研修(外回り)の様子

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都市整備部 建築予防保全課
業務内容:建築物の維持に関すること、建築物の予防保全に関すること
〒471-8501
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