フッ化物でむし歯予防
フッ化物(フッ素)とは
フッ素(F)は、自然界や日頃何気なく飲んでいるお茶や海産物などの食品中にも広く存在しています。フッ素(F)をむし歯予防のために用いるときは、フッ化物(フッ素化合物)として用います。むし歯になりやすいのは、子どもの場合は生えて間もない乳歯や永久歯、そして大人の場合は歯肉がやせて出てきた歯の根の部分や歯と歯の間です。
フッ化物のはたらき
- 歯の表面を酸に溶けにくくし、強い丈夫な歯に変えていきます
- 酸に溶かされて、むし歯になりかかった部分(脱灰)を修復します
- むし歯菌が酸をつくり、歯を溶かそうとする働きを弱めます
フッ化物の利用方法と予防効果
フッ化物応用は科学的根拠のあるむし歯予防法です
フッ化物塗布(予防効果:30~40%)
高濃度の塗布薬を歯科医師や歯科衛生士が歯に塗る方法です。萌出後の歯の表面や露出した歯の根っこなどに直接フッ化物を作用させることで、むし歯の抵抗性を与えます。
塗布に関しては、歯科医院にご相談ください。
【効果的な塗布方法】
- 1歳頃から3~4か月に1回を目安に継続塗布が効果的です。単に1回受けても効果は得られません
- 子どもだけではなく、大人の根面むし歯予防(歯ぐきが痩せて歯の根っこが露出している人)、矯正治療中の方や唾液の量が少なくて、むし歯になるリスクが高い方に対して塗布すると効果的です
フッ化物洗口(予防効果 30~80%)
低濃度のフッ化物溶液でぶくぶくうがいをする方法です。うがいが上手にできる4歳頃から開始し永久歯が生え揃う中学校卒業まで継続実施することで、さらに予防効果が高まります。長期にわたって実施したフッ化物洗口の効果は、大人になっても持続します。
フッ化物洗口は、園や学校など集団で行うことが多いですが、個人的に家庭で行うこともできますので、歯科医院でご相談ください。
【効果的な洗口方法】
- 濃度により毎日法と週1回法があり、5~10mlの洗口液で1分間ぶくぶくうがいをします。
しっかり口を閉じ、上下左右に洗口液が行きわたるようにうがいをします。音楽に合わせたりすると実施しやすいです。
★洗口液をコップに吐き出しチェックしてみましょう!
泡がたくさんあるとしっかりとうがいができている証拠です。 - 集団で実施する場合は、飲食等を行わない時間帯(お昼寝の前や授業の開始前など)、家庭では就寝前の歯みがきの後に実施すると効果的です
フッ化物配合歯みがき剤(予防効果:30~40%)
幼児から高齢者まで生涯を通じて家庭で利用できる身近なフッ化物応用で世界で最も利用人口が多い方法です。
皆さんは、歯みがき剤の成分表示を見たことがありますか?
フッ化物の成分として、モノフルオロリン酸ナトリウム、フッ化ナトリウム、フッ化第一スズが表示されているものは、むし歯予防効果が認められています。
歯みがき剤の使用量や磨き終わった後のうがい方法にも気を付けましょう。
【効果的な使用方法】
(1)年齢に応じた量の歯みがき剤をつける
(2)みがく前に歯磨剤を歯面全体に広げる
(3)2~3分間、泡立ちを保つように磨く
(4)歯みがき剤を吐き出す
(5)10~15mlの水で、5秒間程度ぶくぶくうがいをする(うがいは1回)
(6)1~2時間程度は飲食を控える
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