広報とよた2020年8月号 特集 この夏、とよたの生き物に親しもう!!

ページ番号1039135  更新日 2020年8月1日 印刷

生き物調査をする子どもたち

多様な生き物が支える豊かな暮らし

地球上には、名前がついている生き物だけで約175万種、まだ発見されていないものも含めると、約500万~3,000万種の生き物がいると言われています。
これらの生き物は食物連鎖などの中で、網の目のように密接に結びついています。
私たちの暮らしになくてはならない食べ物や薬、エネルギー、衣服の原料なども、こうした生き物の多様性が生み出したものです。
生き物について「知り」、「関心を持つ」ことは、私たちの日々の暮らしを考える上でも大切なことです。

豊田市にも数多くの生き物が生息

豊田市は市域の約7割を森林が占める自然豊かなまちです。そんな緑に囲まれた市内にも多種多様な生き物が暮らしています。
市が過去に行った調査では、市内に植物1,532種、昆虫8,434種、淡水魚類77種、両生類18種、は虫類20種、鳥類183種、ほ乳類42種の存在が確認されています。
これらの生き物は、市内の森や川はもちろん、田んぼや公園など私たちの身近な場所にも生息しています。
この夏、涼しい時間に外へ出かけて、とよたの生き物に親しんでみませんか?

生き物探し準備セット(例)

<服装>
□帽子
□長袖の服
□長ズボン など

<持ち物>
□水筒
□タオル
□カメラ
□虫めがね
□双眼鏡 など

市内に生息する様々な生き物

市内では、その土地固有の地形や水環境などに適応した生き物たちが地域の生態系を作り出しています。以下で紹介するのは、夏の時期に市内で観察できる代表的な生き物です。

画像 サギソウ 白い花
サギソウ
花の形が羽を広げたシラサギに似ていることが名前の由来です。夏の湿地で美しい白い花を咲かせています。
画像 ハッチョウトンボ 小さなトンボと500円玉
ハッチョウトンボ
日本一小さなトンボ。オスは鮮やかな赤色、メスは茶褐色です。近年は生息地である湿地などが減少し、数が減ってきています。
画像 川で泳ぐアユ
アユ
矢作川と三河湾とを往来する回遊魚の代表格。夏は成熟期で、川底の石についた藻類を食べながら成長します。
画像 シュレーゲルアオガエル 葉の上にいるカエル
シュレーゲルアオガエル
変わった名前ですが、れっきとした日本固有種です。体長は3~5センチメートルで、「コロコロコロ」という澄んだ声で鳴きます。
画像 キビタキ 枝の上にいる鳥
キビタキ
渡り鳥で、夏の間雑木林の中で見ることができます。容姿は色彩鮮やかで、美しいさえずりを聞かせてくれます。
画像 ムササビ 
ムササビ
夜行性で、マントのような体を大きく広げ、夕暮れの森の中を飛んでいます。運が良ければ自然観察の森で見られるかも。

外来種がもたらす生態系への影響

古くからその土地に生息する生き物(在来種)は、長い時間をかけて形作られてきた生態系の中で、増え過ぎず、減り過ぎず、絶妙なバランスを保ちながら、今日まで命をつないできました。
しかし、近年、海外も含め外からやってきた生き物(外来種)が、既存の生態系を壊す事例が増えてきています。
例えば、市内で5月~7月に花を咲かせるオオキンケイギクは、北アメリカ原産で、繁殖力が強く、古くからその土地に生えていた植物の成長を阻害しています。
また、ミドリガメという愛称でお祭りなどで売られていたミシシッピアカミミガメや、寿命が長くどう猛なカミツキガメも市内の河川で生息が確認されていて、在来種であるニホンイシガメなどの生息数が減少する要因となっています。

写真 オオキンケイギク 黄色い花
オオキンケイギク
写真 獰猛なカミツキガメ
カミツキガメ

生き物が暮らしやすい環境づくりを目指して

故郷の豊かな自然環境を守り、未来に残していくことは、今を生きる私たちの使命です。市内では、生き物が暮らしやすい環境づくりを目指し、個人や団体、企業、行政など様々な主体が活動を行っています。どのような活動を行っているのか話を聞きました。

ジュニアもりレンジャー

楽しみながら、生き物について学んでいます

「自然観察の森で、生き物の調査活動や外来種の駆除などの環境保全活動を行っています。メンバーは市内の小・中学生が中心で、皆生き物が大好きです。生き物を探すことはもちろん、その生態などについて詳しく学ぶことができるのも活動の楽しみになっています。3年間の活動を通じて、もっとたくさんの生き物について調査し、楽しみながら学んでいきたいと思います。」(ジュニアもりレンジャーのメンバー)

逢妻女川を考える会

故郷の川を守るため、活動を続けています

「逢妻女川の環境を守るため、毎週末に草刈りやゴミ拾いをしています。また、特定外来生物であるオオキンケイギクの駆除なども行っています。活動を始める前は、川岸に草が生い茂り、大型家電製品が捨てられているような状態でしたが、草刈りなどを地道に行うことで、ゴミも減ってきました。川がきれいになったことで、魚取りをする親子が増えるなど、地域の憩いの場になっています。これからも故郷の美しい自然環境を守っていきたいです。」(逢妻女川を考える会 会長 山本正一さん)

大豊工業

湿地の保全活動を通じて豊かな自然に愛着を

「社会貢献活動の一環として、東海丘陵湧水湿地群の一つである矢並湿地の環境保全活動をお手伝いしています。会社の工場が矢並湿地の近くに立地しているご縁で、何か地域のために貢献したいという思いから活動を推進してきました。この活動を通じて、地域の皆さんとの交流が深まったほか、従業員の環境保全意識を高める機会にもなっています。今後も、地域社会の一員として活動を継続し、市内の自然に対する愛着を今以上に深めていきたいです。」(大豊工業 戸部誠太さん)

自然観察の森

市民の皆さんに愛される施設を目指して

「自然観察の森は、市民の皆さんが、身近な自然に気軽に触れ合える施設として、平成2年にオープンしました。これまで、市民を対象とした自然観察会や小学生向けの環境学習など、様々な形で環境保全の大切さをお伝えしてきました。嬉しいことに、環境保全活動などに参加した子どもたちが、今度は「伝える側」としてボランティアに参加してくれたり、小さい時に施設を訪れた人が親になり、子どもを連れて遊びに来てくれたりと、着実に環境保全への意識が高まってきていると感じます。これからも環境保全の大切さを広く啓発し、市民の皆さんに末永く愛される施設になれるよう活動を続けていきます。」(自然観察の森 川島 賢治 所長)

とよたの生き物に会いに行こう!

市内には様々な生き物に出会える施設やイベントがたくさんあります。この夏、お出掛けがてら、とよたの生き物に会いに行ってみませんか。きっと、今まで気づかなかった新たな発見があるはずです。

自然観察の森 外観写真
自然観察の森
「ムササビの森ルート」などの自然観察路があり、森のレンジャーがガイドウオークなどを行っています。(備考)敷地内での生き物採集は原則禁止(虫かごの持ち込み不可)。観察のみとなります
トヨタの森 外観写真
トヨタの森
野鳥やムササビなど様々な里山の生き物と出会えます。自由に散策できるほか、季節にあわせたイベントも開催しています。思い思いの楽しみ方で自然とゆったり触れ合ってください。
旭高原元気村 外観写真
旭高原元気村
放牧された牛や、クワガタムシ、モリアオガエルなどを見ることができます。夏から秋にかけては、昆虫を見つけるイベントも開催しています。

自然観察の森
〒471-0014 東山町4-1206-1
電話番号:0565-88-1310 ファクス番号:0565-88-1311
午前9時~午後5時30分(月曜日は休館)
(備考)10月~3月は午後4時30分まで
(備考)令和2年7月豪雨による浸水の影響で臨時休館中(7月13日時点の情報)。施設の再開状況は自然観察の森ホームページをご確認ください。

自然観察の森 ホームページ QRコード

トヨタの森
〒444-2225 岩倉町一本松1-1
電話番号:0565-58-2736 ファクス番号:0565-58-2855
午前9時~午後4時30分(土曜日・日曜日は休館)
(備考)受付は午後4時まで

トヨタの森ホームページ QRコード

旭高原元気村
〒444-2843 旭八幡町根山68-1
電話番号:0565-68-2755 ファクス番号:0565-68-2810
午前9時~午後5時(木曜日は休館)

旭高原元気村ホームページ QRコード

市民参加生き物調査の参加者を募集しています!

調査ブックを入手して、自分の住む地域にどんな生き物がいるのか調べてみませんか?

【期間】9月30日(水曜日)まで
【手順】

  1. 各支所・交流館、環境学習施設、市役所などで調査ブックを入手
  2. 調査ブックで調査対象となっている生き物を市内各地で探索
  3. 調査ブックの調査シートに見つけた生き物をチェック
  4. 調査シートを10月7日(水曜日)までに郵便ポストに投函

【特典】

  1. 調査結果を報告した人の中から抽選で3人に日本野鳥の会オリジナル長靴、抽選で10人にレンジャー特製羽根標本をプレゼント
  2. エコファミリーカードを持っている人で調査結果を報告した人には、とよたSDGsポイントを50ポイントプレゼント(1世帯250ポイントまで)

【そのほか】調査結果は市ホームページなどで公開
【問合せ】環境政策課(電話番号:0565-34-6650)

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このページに関するお問合せ

環境部 環境政策課
業務内容:環境に関する政策立案、環境管理マネジメントシステム、環境学習・啓発、自然保護、次世代自動車・太陽光発電補助などに関すること
〒471-8501 
愛知県豊田市西町3-60 愛知県豊田市役所環境センター1階(とよたiマップの地図を表示 外部リンク)新しいウィンドウで開きます
電話番号:0565-34-6650 ファクス番号:0565-34-6759
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