報道発表資料 効率的な漏水箇所の発見 衛星画像の解析による水道管の水漏れを検知

ページ番号1044032  報道発表日 2021年5月31日 印刷

豊田市は、令和2年8月に、全国で初めて衛星画像の解析による水道管の漏水調査を行いました。
この調査では、断水、濁り等、市民生活へ影響を及ぼす大きな要因となる水道管の漏水を未然に防ぐため、衛星画像から水道水の反射特性をAIで解析することで、調査範囲(漏水可能性区域)を絞った効率的な漏水調査が実施できます。
絞り込み結果に基づき、現地で漏水音を確認する路面音調調査を令和2年9月から令和3年4月にかけて実施したところ、259箇所で漏水を発見しました。発見した漏水箇所については、順次、修繕を行っていきます。
今後も、より効率的な漏水調査手法を検討していきます。

  • 調査区域:山村地域(旭・足助・稲武・小原・下山地区)及び豊田藤岡地区の一部(詳細は、別添参照)
    ※管種等により漏水箇所の特定に多大な時間を要する区域を選定。
  • 漏水可能性区域:556区域(調査延長:258.8キロメートル)
  • 漏水発見区域:154区域
  • 漏水発見箇所数:259箇所(修繕済:166箇所、未修繕:93箇所) 
  • 調査費用等:機密保持契約により非公表
  • 調査会社:Utilis社(ユーティリス) 日本総代理店 ジャパントゥエンティワン(豊橋市)

<参考>

  • Utilis社(ユーティリス)とは
    平成25年にイスラエルで設立されたソフトウエア技術ベンチャー企業であり、全世界で33か国、120以上の水道事業者に衛星による漏水調査技術の提供を行っている。
  • 衛星画像の解析による漏水調査とは
    高度628km上を14日サイクルで回帰している「だいち2号」(JAXAの衛星)から放射したLバンドのマイクロ波(1.3GHz前後)が地下(1~2m)まで浸透後、反射して帰ってくるマイクロ波の水道水と非水道水の比誘電率(※)の反射特性の違いを衛星画像からAI技術で解析し、直径200mの範囲内(漏水可能性区域)で水道水の漏れを検知する調査です。(詳細は別添参照)

    (※)比誘電率(ε):絶縁材料に電場をかけることによって材料がどの程度容易に分極されるかを示す定数です。

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業務内容:道路上の上水道管漏水・破損事故の修理および水道管の移転、水道管の図面の管理、資材管理などに関すること
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