2021年8月27日(金曜日)市長記者会見
- 1.時間
- 午前11時~11時50分
- 2.場所
- 南51会議室
- 3.内容
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- 新型コロナウイルス感染症対策に関する現況等について
- 新型コロナウイルスワクチン集団接種における妊婦の優先接種について
- 9月からの学校教育活動について
- 9月市議会定例会提出議案について
配布資料
市長説明
まずはじめに、前回の記者会見で豊田市ファミリーシップ制度について情報提供いたしました。取り上げていただきありがとうございます。
現時点で2件の宣言がなされています。前回の会見の場でこの制度を広くPRするために市職員に対する取組について検討していると申し上げました。その後検討を進め、令和3年8月31日付で休暇に関する規則改正を行う予定です。具体的な内容としては、職員がファミリーシップ宣言をした場合、従来からある結婚休暇、妻の出産休暇、子の養育休暇、忌引休暇、介護休暇など8種類の休暇を取得できるよう規則改正を行います。今後も各種手当や給付金制度の改正も視野に入れて、ファミリーシップ宣言者への更なる支援の充実を図っていきます。
合わせて、この取組を1つの事例として市内事業所にも伝えることで、豊田市のファミリーシップ制度の啓発に努めていきます。
新型コロナウイルス感染症の現況等についてお伝えします。
まず、本日27日から9月12日まで、緊急事態措置となります。これは愛知県全域ですが、これまでまん延防止等重点措置の措置区域でした。今回の緊急事態措置で何が変わったのかを整理したのがこの表です。これにより、事業者の皆さまにはより一層ご留意いただくということ、またイベントの扱いが変わります。ですが、大半はこれまでのまん延防止の対応と変わらないという状況となっています。
また、公共施設について大きく変わるのは、これまで河川敷の公園利用を認めていましたが、今回の緊急事態宣言を受け、駐車場と関係するスポーツ施設を閉鎖します。
現在の感染動向です。
直近1週間の陽性患者の発生件数は480件です。その前週が454件、さらにその前週は107件でした。このお盆を挟んで、極端に増加しているのが最近の傾向です。一般的に言われている感染力の強いデルタ株への置き換わりが相当進んでいると思われますし、その結果家庭内や子どもの感染事例も増えてきています。これまでとは違った一層の注意が必要だという認識です。
次に、感染者の年代別の割合についてです。
第4波の時は、50代~60代の方や70代以上の方が結構おみえでしたが、最近の第5波の傾向は、10代~40代が増加しています。それに代わって50代、60代、70代以上の割合が減っています。これはワクチン接種の一定の効果が得られているとみています。
これまでのワクチン接種の状況です。
65歳以上の高齢者の皆さんについて、1回目の接種が完了している人は88.7%、2回目も完了している方は85.3%ですので、希望される高齢者の皆さんはワクチン接種が完了しつつあると思っています。
今後のワクチン接種の計画ですが、愛知県と調整し、9月中に対象の市民の8割が2回接種するのに必要なワクチンの量を確保できる見通しがたちました。今後は、10月末までを目途に希望する市民の皆さんがワクチン接種できるように体制を整えていきます。
そのために集団接種の取組を拡大していきます。
一旦ワクチンの供給が滞りましたので、集団接種については少し止めていましたが、今後は、9月11日以降の8回ある土日で平均8,500回の接種を予定しています。合計68,000回分確保できると思っています。予約方法は、電話、インターネット、LINEです。
それに加えて、市内医療機関における個別接種、職域接種、愛知県の大規模接種という体制で進めていきますので、それぞれ判断し、接種いただきたいと思います。
妊婦への対応について、特別な接種枠を設けます。
予約の受付は、タイトなスケジュールで申し訳ないですが、8月28日(土曜日)、29日(日曜日)で、接種日は9月18日(土曜日)、19日(日曜日)で一旦セットしたいと思います。状況を見て、ご希望が多ければ次の手を打つことを考えたいと思います。対象は、妊婦及び同居家族としました。家庭内での感染が広がっているという傾向がみられますので、夫やパートナーに限定せずに広く同居の家族まで含めます。予約方法は電話予約のみで、別枠で対応します。
また、愛知県が実施しています大規模接種会場でも接種可能です。ただし、県の場合は夫又はパートナーが対象ですので、このことも含めて判断いただき、大規模接種会場もぜひご利用いただければと思います。
教育活動についてです。
現時点では、一斉休校はせず、9月1日(水曜日)から学校教育活動を再開します。現時点でというのは、今後いろいろな変化は想定されますので、状況に合わせて判断していくということです。
心配されている保護者の方もみえますので、諸事情により出校したくない児童生徒は欠席扱いにしません。また、学級・学年閉鎖や休校については、各校の感染状況に応じて判断していきます。学校再開にあたり、感染拡大を防ぐため、児童生徒や家族の体調管理など、保護者の皆さんへしっかりと協力をお願いしていきたいと思います。
仮に休校等になった場合は、プリントや問題集に加え、タブレットの使用により学習を保障していきます。また、休校が長期にわたる場合は、自主登校等の支援、例えば放課後支援の対応ですとか、学校での一時受け入れですとか、地域や学校によって条件が違いますので、それぞれの状況を見ながら対応を検討していきます。
一部行事等については、中止または延期ということで、例えば、遠足や修学旅行等、あるいは授業参観、運動会・体育祭等については、基本的に中止又は延期の対応としていきます。
最後に、改めて市民の皆さんへのお願いです。
従前からお願いしていますが、「感染しない、感染させない」を徹底するしかないと思います。今日のある新聞で感染症学の専門家のコメントが掲載されていましたが、「ワクチンを接種しても感染する割合は一定の割合であるということ」と、「デルタ株は空気感染に近いもののように感じる」と言っていました。ですので、ワクチン接種済みの方についても、3つの基本的な取組を徹底することが大事だと思います。
マスクの正しい着用ということで、先ほどの専門家は不織布で隙間を作らず着用することが大事とおっしゃていました。それから、どこかに出かけるときはウイルスを持ち出さない、入るときは持ち込まないための手洗い・手指の消毒、「3密」の回避について、これまで以上に強化し、丁寧に対応していきましょう、ということを申し上げたいと思います。家庭内、職場内、外出時は特に気を付けていただくようお願いします。
私からは以上です。
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