2021年4月27日(火曜日)市長記者会見

ページ番号1043522  更新日 2022年4月20日 印刷

4月27日 市長記者会見の様子

1.時間
午前11時~11時40分
2.場所
南51会議室
3.内容
  • 新型コロナウイルス感染症に係る新たな支援策について
  • 接種会場確保やワクチン配送等の安心・安全に向けた連携協定の締結について
  • 高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチン集団接種の開始について

配布資料

市長説明

緊急にも関わらずお集まりいただき、ありがとうございます。
豊田市の新型コロナウイルスの感染者数は4月に入って増加しています。クラスターの影響ももちろんありますが、傾向としては、1月は高齢者が多い印象でしたが、4月に入ると現役世代、とりわけ20代から40代の世代が増えているという印象を持っています。その人たちから家庭でも感染が拡がっているという感じになっています。いずれにしましても、4月20日からまん延防止等重点措置が適用されましたので、これを機に今一度、一段と感染防止対策を強化し、将来に備えたいという思いで今回報道発表させていただきます。

最初に「新型コロナウイルス感染症に係る新たな支援策」についてです。
愛知県全体でも4月に入り感染者が増加傾向に転じ、4月20日から「まん延防止等重点措置」が適用されているところです。
市民のみなさま、事業者のみなさまには、従前から日々感染拡大の防止に努めていただいており、改めて感謝申し上げます。
大阪や東京など見てみますと、引き続きの緊急事態宣言ということで、愛知県も十分備えなければいけないと思っています。こうした状況の中、感染対策の更なる強化、事業者支援の拡充を図るとともに、感染収束後の経済活動の回復への期待を込めて、資料に掲げた支援策を実施したいと考えています。
なお、今日お示しします支援策については、過日の4月20日に豊田商工会議所から要望書が提出されており、そのことを踏まえた内容となっています。
予算規模としては、総額 約17億円です。既決予算 約7億円を活用し、残りの金額については5月臨時会または6月定例会へ補正予算案を提出する予定です。
それでは、資料に沿って支援策を説明します。報道資料の頭紙に各種支援策の全体を記載しており、別紙資料に詳細を示してあるという資料の作り方をしています。

まず、「予算を伴う支援策」のうち、「早急に実施する支援策」についてです。
最初に、テレワーク等利用促進補助金については、拡充です。なお、これは商工会議所からの要望にもあります。国や愛知県ではテレワークの推進により、出勤者の7割削減を目標としています。本市としても更なる利用促進につながるよう、対象者に学生を追加し、学校あるいは学生がオンライン授業や勉学に励めるように促していきます。また、民間企業が会議や打合せを宿泊施設内の会議室などを利用する場合も補助の対象とします。こうすることで、従前からの従業員の通常のテレワークに加えて、学生の勉強での利用、それから様々な会議での利用、そうしたことに枠を広げて、テレワーク・テレ学習の推進を図っていきます。制度拡充の開始は、4月28日から。補助率、補助金額、予算等は、資料に記載のとおりです。これは既に来年3月31日までの制度として動いていますので、あくまで今回は対象を拡充したという取組となっています。
次に、新型コロナウイルス環境整備事業補助金です。これは新規です。こちらも商工会議所の要望案件です。この補助金については、商工会議所が実施した事業者向けアンケートにおいて、感染症対策設備の導入支援に対するニーズが多く確認されたことを受け、新設するものです。これまでにもしっかりと対策が取られているという認識ですが、やはり「感染対策はしたいが、資金不足でできない」といった声も聞かれますので、できるだけ早期に対応いただけるよう、補助率を8割とし、9月末までの補助事業、短期決戦として制度設計をしました。申請の受付開始は5月6日から。ただし、補助対象経費は4月1日まで遡って対応します。詳細については、近日中に市のホームページ等で周知します。
続いて、介護・障がい福祉サービス事業所等感染対策補助金で、こちらも新規です。この補助金については、施設利用者が安心して利用できる環境を整備するため、介護・障がい福祉サービス事業所の運営を一層支援するという狙いです。受付開始は、先ほどの新型コロナウイルス環境整備事業補助金と同じく5月6日から。4月1日以降の経費に遡って補助いたします。なお、介護・障がい福祉サービスでは、施設利用者と直接、接する機会が多いことから、消毒液やマスク等の衛生用品も補助対象とします。
続いて、中小企業等雇用調整補助金です。これは継続です。この補助金については、国の「雇用調整助成金」または「緊急雇用安定助成金」の支給決定を受けた中小企業等に対し、市が上乗せ補助を行うものです。国の制度に合わせ、補助の対象期間を従前の4月末から6月末に延長いたします。詳細については、近日中に市のホームページ等にて周知します。
続いて、フリーパーキング事業です。これも継続です。新型コロナウイルス感染症拡大による影響で、売上が減少したフリーパーキング加盟店に対し、利用料金の一部を豊田市が負担することで、本事業の継続を支援していきます。
続いて、信用保証料緊急経済対策補助金、こちらも継続です。この補助金については、中小企業・小規模事業者に対する国・県の資金繰り支援施策の延長に対応し、令和4年3月31日まで延長するものです。新型コロナウイルス感染症の影響により、1事業者あたりの融資金額が高額傾向にあることも踏まえ、予算を追加します。
続いて、デジタル化支援補助金です。これも継続です。この補助金については、市内の製造業、建設業、運輸業を営む中小企業者等が、生産性の向上や電子商取引等のためにデジタル技術を導入する際の費用の一部を補助するものです。今年度の4月14日から、既に受付を開始していますが、現在の申請状況や新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、予算を追加します。
続いて、生理用品の無償配布についてです。これは新規です。この取組については、経済的な理由から生理用品を購入できない学生に対し無償で提供し、あわせて、生活困窮に関する相談窓口のリーフレットを配布することで、真に支援の必要な方を支援窓口へつなぐことを目的としたものです。男女共同参画センターにて、5月の1か月間、配布します。当面の配布数は350セットとしています。

次に、「今後実施する予定の支援策」についてです。こちらについては、商工会議所から要望もありましたが、今すぐ予算化するタイミングではないと思っています。とは言うものの、将来に向けて今疲弊している業界のみなさんには希望をもってもらいたいという思いもありますので、あえて今後実施する予定の事業として記載させていただきました。飲食事業者を支援する事業と宿泊需要等を喚起する事業、この2事業については、新型コロナウイルス感染症の状況、あるいはGoToトラベルキャンペーンなどの国・県の経済対策の動向を見極めながら、本市として機を逸することなく対策が打てるよう、あらかじめ準備だけは進めていきます。

最後に、「使用料を減免する支援策」です。
文化施設の使用料の減免です。市内の主な文化施設で行われる文化活動に対し、施設の使用料を減額する「文化芸術活動者応援キャンペーン」を実施します。これは、コロナ禍での収入の減少や、感染症対策などの経費の増加により、事業の採算が立たず、活動を見送っている市内の文化芸術活動者に対し、事前に施設使用料を半額とするものです。あらかじめ開催費用を抑制することで、活動の継続や拡大につなげていきます。対象施設は、コンサートホール・能楽堂、市民文化会館、市民ギャラリーで、対象となる活動は、コンサート、公演、展示会などとしています。

続いて2つ目の案件、接種会場確保やワクチン配送等の安心・安全に向けた連携協定の締結についてです。
本市は、4月23日にトヨタ自動車株式会社、ヤマト運輸株式会社、豊田市の三者で、新型コロナウイルス感染症ワクチンに関する三者協定を既に締結しています。この協定には、超低温での管理が必要なファイザー社のワクチンを、ヤマト運輸が超低温で輸送すること、トヨタ自動車による接種会場の提供や医師・看護師の派遣協力などが盛り込まれ、安全で円滑なワクチン接種の実施に繋がるものと期待しています。こうした取組を、今後、企業と自治体との共働による「豊田市モデル」として進めていきます。
協定の主な内容について少し詳しく触れたいと思います。まずはヤマト運輸の輸送です。超低温冷凍庫からワクチンを取り出した後も電源を必要としない超低温専用保冷箱で輸送することで、マイナス60度以下で安全に維持することができ、集団接種会場と個別接種医療機関まで安全に輸送ができます。この超低温で維持ができることは、広大な市域を安全に輸送することができるだけではなく、接種会場でも低温での保存状態を維持することができます。
なお、トヨタ自動車からは集団接種会場として4つの会場、つどいの丘、フォレスタヒルズ、堤工場厚生センター、トヨタスポーツセンターの提供を受けます。また、そのうち3会場には医師や看護師等のスタッフの派遣協力もいただけることとなっています。こうした高い技術力やマンパワーを始めとした企業力との共働により、安心安全なワクチン接種を円滑に進めていきたいと考えています。

最後に、高齢者を対象とした新型コロナウイルスワクチン集団接種の開始についてです。
高齢者を対象としたワクチン接種のスケジュール等の概要については、既にご案内をしていますが、詳細が固まってきましたのでお知らせします。
対象者については、65歳以上の方ということでご案内をしていましたが、ワクチンの供給がまだ未確定な部分も多いため、特に罹患すると重症化する恐れのある75歳以上の方、約5万人に対象を絞り、集団接種を開始することとしました。
接種の実施については、電話等の混雑やシステムのトラブルを避けるために、分散して対応します。
1回目となる5月30日は、豊田スタジアム、日本赤十字豊田看護大学、トヨタ自動車堤工場厚生センターの3会場で接種します。対象者は会場周辺の居住者の方を予定しています。2回目は6月5日、3回目は6月6日、会場はそれぞれ資料に記載のとおりです。そして多くの方が対象となる4回目の6月12日以降については、規模を拡大して実施します。実施日、実施会場は別添資料のとおりです。
接種券については、接種日ごとに分散して発送します。詳細なスケジュールはこれから詰めていきますが、接種第1回目となる5月30日分の接種券は、5月17日に発送する予定です。対象者数は約2,500人を見込んでいます。
予約方法ですが、接種券が届いた方を対象に順次受け付けます。第1回目の接種の対象の方は、5月18日の午前9時から、LINE、インターネット予約サイト、新型コロナウイルスワクチン接種コールセンターへの電話、以上いずれかの方法での予約申込みが可能です。
なお、今回の集団接種と並行して、個別接種の準備も進めています。こちらも対象者は75歳以上、接種開始は6月以降、接種場所は112の医療機関を想定しています。詳細が決まりましたら改めて情報提供いたします。

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