2021年1月14日(木曜日)市長記者会見

ページ番号1041444  更新日 2022年4月20日 印刷

1.時間
午後1時~午後1時30分
2.場所
南51会議室
3.内容
新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言発出に伴う豊田市の対応について

配布資料

市長説明

こんにちは。臨時の記者会見にご出席いただきまして、ありがとうございます。昨日の政府の緊急事態宣言の発出、そしてそれに引き続き、今日午前中の大村知事が会見をされている中での豊田市としての対応について、今日は報告をさせてもらいます。

まず冒頭、最近の豊田市の感染者の動向について少し触れさせていただきます。
13日現在で陽性者数は854人、入院中が157人、治療終了が690人という状況です。最近の状況ですけれども、1月4日から1月10日直前の週ですが、この1週間、検査件数も増えています。年末年始、民間のクリニック等が休業ということもあり、検査件数が年末年始は落ち込みました。休み明けから一気に検査件数が増えているという状況です。それに合わせてと言いますか、同じような傾向で陽性者数も増えているという状況です。年齢的には若い世代が増えているという印象です。もちろん高齢者も多いです。

これは今日初めてお出ししますが、最近の豊田市の陽性者数は非常に高止まりの印象を市民の皆さんが持っています。この状況が愛知県の中でどうなのかということを一度調べてみました。この上が12月28日から1月3日、下が1月4日から1月10日です。人口10万人当たりで比較してみますと、愛知県内には38の市があるわけですけれども、その38の市の中で直近の1週間では18位、その前の週も18位。つまり、豊田市の感染者数というのは愛知県の中での市で比較してみますと、だいたい真ん中くらいという状況です。これをいったいどうやって捉えたらよいかというのは、いろいろな判断が分かれるところだと思います。私は、大半の市民の皆さんはマスクですとか、あるいは手洗い、3密の防止といったことについて相当気を遣っていると思います。そういう市民の皆さんの取組が、ある程度の結果を出しているのではないかと思います。とは言うものの、例えばこの2週間の比較でも愛知県全体のこの人数を見ますと、前々週は愛知県平均を下回っていましたけれども、直前の1週間は愛知県平均を若干上回っている状況ですので、決して油断してはならないですし、気を緩めてもいけません。引き続き、これまでの感染症拡大対策を徹底していただくように市民の皆様にはこれからもお願いをしてまいりたいと思います。

では、今日予定しました内容について、順次ご報告申し上げます。
最初に、「新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言の発出に伴う新たな支援策について」です。これは表題のとおり、今回の宣言に伴って、豊田市が新たに展開する事業です。キーワードを「感謝」と「希望」の支援策としています。この「感謝」と「希望」というのは、先程申し上げましたように、この1年間市民の皆さんも頑張っていただいていて、ここにきてまた新たに緊急事態宣言が出て、どうかすると自粛疲れみたいなものも出かねないと思います。ですので、ぜひ今回の緊急事態宣言を冷静に受け止めていただいて今までの取組をしっかり継続していただいて、なおかつ、いずれアフターコロナの時代を見据えて、希望を持ってこれからも頑張っていきましょう、というメッセージを載せた事業を展開したいと思っています。

まず1つ目は、「新型コロナウイルス最前線応援寄付金」です。これは、感謝の気持ちを伝える取組です。
コロナ禍における最前線の現場、昼夜を問わず市民の生活を支える医療機関や福祉施設等の従事者の方々に、大変感謝する次第でございます。こうした皆さんに市民みんなで応援するために新たに「新型コロナウイルス最前線応援寄付金」を募集してまいります。
募集期間は、1月18日から3月31日までで、1千万円を目標とします。いただいた寄付金は、医療機関や福祉施設等への支援品として活用させていただきたいと思います。寄付に合わせて応援メッセージも募集しますので、そうした市民の皆さんのメッセージを支援品と共にお渡しすることによって、感謝の気持ちを伝えていこうと思います。なお、この取組は市民の皆さんの気持ちの反映、それから支援品として地産地消のものをお送りする予定ですので、そうした地産地消の生産者の支援、それに加えて最前線で頑張ってみえる皆さんの応援、そうしたいろいろな効果を狙って展開してまいります。

2つ目は、「(仮称)おめでとう新生児お祝い金」です。
コロナ禍において、様々な負担や不安を抱えるなか、将来に希望を持って妊娠期を過ごして、子育てを行っていただきたいとの思いでの支援です。
生まれてくる子ども達は、この豊田市にとっての希望です。ぜひ豊田市全体でお祝いをしたいと思います。対象は、令和3年4月2日から令和4年4月1日までに生まれて、出生により本市に住民登録した子どもの父または母で、新生児1人当たり10万円、予算規模は3億5千万円。これについては、令和3年度の当初予算を計上し、議会で審議いただく予定になっています。ちなみに、特別定額給付金が今年の4月1日までの新生児にお渡しするということで進めています。この事業は、昨年の事業の延長ですので、今回は少し切り替えて、希望を持って子育てをしようということで、メッセージを伝えるために事業名称も変えていきます。

それから3つ目は、「テレワーク利用促進補助金」です。
テレワーク等による出勤者7割削減という方針が打ち出されています。ただ、テレワークそのものについて、なかなか困難な部分もあるということもお聞きしますので、今後テレワークの定着に向けて、働く方が生き生きとテレワークを活用できるような環境づくりを目的に取り組むものです。
補助の対象者は、市内ホテル旅館業組合に加盟の宿泊施設で、市内在住または在勤者がテレワークを目的にデイユース利用をした場合に、利用料金の2分の1、上限3千円を補助してまいります。宿泊施設は補助額を控除した料金を利用者から徴収することになります。期間は、1月20日から3月31日までとしております。
今回のテレワーク利用促進補助金は「働く人」に対する支援ですけれども、資料には載せておりませんけれども、市内の中小企業等におけるテレワーク導入に向けて、1事業者あたり100万円を上限とする「テレワーク導入支援補助金」を昨年6月に創設して支援してきております。この支援制度は、令和3年度も支援を継続する予定ですので、是非、働く場を提供する側にも積極的にご活用いただくことで、働く人、働く場両方からこのテレワークをサポートしていきたいと思います。

4つ目は「SIB、ソーシャル・インパクト・ボンドを活用した官民連携による介護予防事業」です。
これについては、1月5日の記者発表でお示しした内容と変わってはおりませんが、今回の緊急事態宣言を受けて、改めて高齢者の皆さんが外出自粛などを行うと思います。ですので、更に健康への影響だとか認知も含めた心身共に影響が想定されますので、ぜひ高齢者の皆さんの将来に希望を持ってこの緊急事態宣言を乗り切ってもらいたいと思い、敢えてこの事業を示させていただいております。この希望の3つの事業で、新生児への対応、それから現役世代への対応、高齢者への対応、そうした3つのライフステージごとの支援策ということで展開してまいりますので、よろしくお願いします。

続いて、「公共施設の利用時間の短縮等について」です。
1月18日から2月7日までの間、この緊急事態宣言の期間中ですけれども、交流館やスポーツ施設を始めとする130の公共施設と、小中学校102校で実施している学校開放の施設について、利用時間を午後8時までとします。対象となります施設は、添付の「利用時間を短縮する公共施設」のとおりです。
また、利用時間の短縮とあわせて、全ての施設について利用者数を定員の50%以内、かつ、上限5千人といたします。既に午後8時以降も予約をしている方は、各施設から連絡を入れさせていただきます。また、利用料金を前納されている方には還付の手続きを行ってまいります。
利用者のみなさまには大変、ご不便をおかけしますけれども、感染拡大防止にご協力をいただきたいと思います。

続いて、「市主催事業の対応について」です。
本市主催事業の対応を一部見直しましたのでお知らせするものです。今回お知らせするのは、緊急事態宣言期間である2月7日までに予定されている事業で、これまでに報道発表したもののうち、中止または延期としたものについて資料にまとめました。7事業です。この判断は、一定の集客が予測される事業や飲食を伴う事業のほか、事業パートナーの意向などを踏まえ、こうした判断をさせていただきました。
現時点において感染防止対策が十分にとれると判断した事業は、予定どおり実施する予定ですが、今後の感染状況次第ではまた別の判断があろうかと思いますので、その場合は、その都度報道発表をしてまいります。

最後に、「新型コロナウイルス感染症に係るワクチン接種推進チームの設置について」でございます。
新型コロナウイルスのワクチンにつきましては、現在承認に向けて進んでいるとの情報がありますけれども、承認後には市町村において速やかな予防接種が求められているところです。ついては、新型コロナウイルス感染症のワクチン接種をワクチンの納入に合わせて迅速かつ適切に実施するため、本日から「ワクチン接種推進チーム」を新型コロナウイルス感染症対策室内に設置します。
当面は保健部の職員を始めとした市の職員6人体制、この6人に対しては業務命令を発令いたします。状況を見ながら今後も適宜増員をし、2月中には医療従事者から順次接種できるような体制を整えていく予定でおります。このワクチン接種推進チームを中心にして、今後、医療機関との調整や、接種会場の確保、接種状況を管理するシステムの構築、市民への案内、接種実施体制・相談対応体制、そうした整備を進めてまいります。

私からは以上です。

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