2021年1月5日(火曜日)市長記者会見

ページ番号1041352  更新日 2021年1月6日 印刷

1.時間
午前11時~午後0時10分
2.場所
南51会議室
3.内容
  1. (仮称)豊田市博物館の整備について
  2. 官民連携による介護予防事業について
  3. 花本産業団地拡張用地の分譲について
  4. 安永川の改修工事の完成について
  5. 超小型EV「c+pod」の訪問診療への活用について

配布資料

市長説明

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。今日は案件が多いため、新型コロナウイルスに関しては最後にお伝えしようと思います。
まず、予定している5件について進めさせていただきます。

最初は、「(仮称)豊田市博物館の整備について」です。本市では、歴史・文化、自然を一体的に取り上げる総合的な博物館として、令和6年秋の開館を目指し、豊田東高等学校跡地に(仮称)豊田市博物館の整備を進めています。
このたび、設計コンセプトの概略を示す基本設計が終了しましたので、設計内容について公表します。また公表にあわせ、市民の皆さんの機運を高めるため、開館に向けた周知活動と市民参加型の事業を展開していきます。
本日は、オンラインで設計者の坂茂さんに参加いただいています。後ほど、坂さんには設計内容について触れていただきます。

まず、私からこれまでの経緯や博物館の役割、整備の方向性などについて説明します。
これまでの経緯についてですが、平成28年6月に旧豊田東高等学校跡地に歴史継承拠点を整備することを決定しました。以降、資料のとおり進めてきました。
次に、本市の特性や歴史・文化・自然環境についてですが、本市においても国指定文化財をはじめ、様々な文化財を所有しています。また、自然環境については、市域の7割を森林が占め、非常に自然豊かで多様性に富む魅力も有しています。
市民やまちに博物館が果たす役割ということですが、最初の頃と比べて最近認識が変わってきているのが、市民やまちづくりに果たす役割は、ポストコロナ時代において益々拡大という点です。新型コロナで暮らし方や働き方、家族のあり方が変わる、あるいはそれに伴い食生活をはじめ、生活全体が変わってきていると思います。その際の一番のポイントは、自分が暮らしている場、地域や家庭といった場がコロナの前と後では随分と変わってきていて、このことはアフターコロナの時代になっても変わらないだろうと思っています。つまり、地域のもつ歴史や今現在の価値が、市民の皆さんにとって重要性が増してきていると思っています。そういう意味で、博物館が果たす役割ということで、特にポストコロナ時代において、博物館を通して自分たちのルーツや現状、そして未来を見つめるという必要性がますます高まってきていると考えています。
では、現在はどういう状況になっているかというと、実は、豊田市には郷土資料館というものがございます。これは築53年を迎えており、ずいぶん手狭ですし、老朽化も進んでいます。53年前というのは、ちょうど豊田市が昭和の大合併を繰り返している頃で、旧の豊田市自体も小さいですし、合併を前提としている訳ではありませんので、そういう意味でも現在の郷土資料館は、機能的に見ても不十分なものとなっています。
次に、整備予定地の立地環境についてですが、ご案内のとおり、今回予定しているこの地域は、文化施設が集積している位置です。豊田スタジアムを含めた都心地区内の文化ゾーンに、魅力あふれる歴史・文化芸術の拠点を集積しようという考えがありますので、その考え方に沿って今回の博物館も立地場所を決定しています。
整備の方向性ですが、1つは、すべての人に開かれた、「みんなでつくりつづける博物館」です。博物館というものは、昔の古いものを陳列して、それを観賞し学ぶというイメージが強いですが、考えてみれば、今この瞬間も10年後、100年後から見れば既に歴史ですので、毎日が歴史の積み重ね、過去から未来へ向けての通過点と考え、その時々をみんなでつくりあげていこうというコンセプトを1つ掲げています。
あと、「豊田市ならではの総合博物館」というのは、先ほど申し上げた豊田市の歴史・文化・自然環境といったものに、きちんと着目するということです。
もう1点、回遊性や持続性に配慮した、「21世紀の建築としての博物館」、ここについては、隣に谷口吉生さんがデザインした豊田市美術館がありますので、美術館と令和の時代に作る博物館とをどう対比させるのか、あるいは調和させるのかが大きなポイントになると思っています。設計の内容については、坂さんに説明をお願いします。

(中略)
            
続いて、博物館開館に向けて取り組む事業についてです。先ほど申し上げた、「みんなでつくりつづける」というキーワードに基づき、展示、収集・保存、調査・研究活動を博物館のオープンを待たずにスタートさせます。
具体的な取組を2点お話しします。1つは、記憶あつめるプロジェクトです。市民の皆さんの記憶を収集し、活用し、将来につなげていくという、そういう取組です。もう少し具体的に申し上げますと、「コロナを越えて カプセル2020 -わたしたちのwithコロナプロジェクト」と題した取組をスタートさせていきます。これはどういう取組かと言いますと、昨年の新型コロナで、豊田市の小中学生、その中でも特に小学6年生と中学3年生の児童・生徒が色々な思いの中で、色々な経験をしてきたかと思います。そうした経験や感想、何でもいいですが、そうしたことをできるだけ記録として残していきたいという思いでの取組です。現在、全ての小中学校の6年生・3年生について、形式はそれぞれの学校、クラスにお任せですが、色々な形で提案されると思っています。こういうことを記憶して残すことによって、これが既に歴史の一部となって、例えば、何年後かの成人式や同窓会、さらには100年後に今の子どもたちの思いが伝えられていく、そういうふうに思います。
昨年、郷土資料館でスペイン風邪を特集しましたが、あの時も100年前の様々な資料が残っていて、昔と現代とを対比することによって学ぶ、そういうことを経験しましたので、今回もそういったことに取り組んでいきたいと思います。
あと、「資料あつめるプロジェクト」ですが、豊田市の歴史、文化、自然など、様々な資料を収集し、活用していきます。これは、博物館らしい取組ですが、できる限り市民主体でスタッフはサポートに回るくらいの、市民主体で市民が主役になる、そういう博物館のあり方を模索していきたいと思います。
今後のスケジュールですが、今年度から継続して令和3年度に解体工事、引き続き新築工事に移り、全面開館は令和6年秋の予定となっています。なお、途中で共用を開始できる部分もあると思いますので、部分開館も令和6年秋の全面開館を待たずに行っていく考えです。また、事業展開のスケジュールですが、先ほど説明した、「記憶あつめるプロジェクト」は1月から、「資料あつめるプロジェクト」は3月から開始をしてまいります。博物館については以上です。

次に、「SIBを活用した官民連携による介護予防事業の推進について」です。
豊田市は、豊田市つながる社会実証推進協議会を従前から立ち上げています。現在、この協議会のメンバーは、79の事業所、団体、大学等です。これまで様々な取組を行っていますが、新しい官民連携の仕組みであるSIB(ソーシャル・インパクト・ボンド)を活用し、介護予防事業を推進するというものです。
事業の狙いは、健康寿命を延伸することや、あるいはQOL(生活の質)を向上させるなどです。そのことによって介護予防に結びつけます。
このSIBは、事業を実施するための資金を、民間から集め、事業の成果に応じた成果報酬を、市が後から支払う仕組みです。今回の取組は、企業向けに戦略コンサルティングサービスを提供している株式会社ドリームインキュベータさんとともに、事業実施の可能性について検討を進めてきたもので、SIBの導入は本市では初めてとなります。
なお、今日に至った経緯ですが、実は令和2年2月に株式会社ドリームインキュベータさんと「SIBの研究に関わる覚書」を締結しています。これは公表しておりません。これまで検討を進めてきていて、新型コロナで自粛を余儀なくされ、外出を制限される中で、とりわけ高齢者の皆さんの運動不足、コミュニケーション不足が顕著にみられる中で、この事業の必要性が特に昨年2月からさらに高まっていると思っています。
本日は、オンラインで、株式会社ドリームインキュベータの代表取締役COOの三宅孝之さんに参加いただいておりますので、後程コメントをいただきます。
取組に至った背景を再度お話しします。本市ではこれまで超高齢社会への対応を重点施策として取り組んできましたが、新型コロナウイルスの影響により、高齢者の外出機会が減少しており、介護リスクが想定以上に高まるのではないかと危惧しています。
そこで本市では、介護予防にしっかりと手を打っていきたいという思いのもと、令和3年度から本事業を開始することとしました。先の見えない、希望を持ちにくい1年を過ごされてきたので、特に高齢者の皆さんには希望を持ちながら令和3年を送っていただきたいと思います。
具体的な取組内容についてですが、コロナ禍においても、高齢者の方が趣味や運動、就労といった、人とのつながりを生み出す社会参加の機会を増やすことで介護リスクの低減を図るとともに、それらの活動を生きがいや楽しみにつなげることを目的に、数千人規模の高齢者に対し、オンラインや三密を回避した対面でのプログラムを提供していきます。
プログラムの内容は現在検討中で、今後具体化していきますが、資料裏面にもありますように、例えば、ウオーキングや健康測定イベント、アスリートとの交流会などが考えられます。
なお、事業期間は5年、事業費は企業版ふるさと納税の活用も含め5億円以上の規模を想定しています。
それでは、ドリームインキュベータの三宅さんからコメントをいただきたいと思います。

(中略)

続いて、「超小型EV「C+pod(シーポッド)」の訪問診療への活用について」説明します。
本市は、令和2年3月に、藤田医科大学、トヨタ自動車、豊田加茂医師会、豊田地域医療センター、そして豊田市の5者で協定を締結しています。その協定の名称は「先進技術を活用した地域リハビリテーション及び在宅療養の推進に関する連携協定」を締結いたしました。この協定に基づきまして、いろいろな取組を進め、昨年オープンしました豊田地域医療センターの療養棟の医療ロボットの活用などにも結び付いているのですが、今回、この協定に基づいて新たな取組として地域医療の課題解決に向けた、超小型EVなど、先進技術の活用、特に超小型EV「C+pod(シーポッド)」を購入することに至りました。
この超小型EVシーポッドは、豊田市が全国で初めて購入することになります。この購入したものを、豊田地域医療センターで活用するという全体像です。
このシーポッドは、トヨタ自動車が新たに法人や自治体向けなどに限定販売を開始したものですが、この車両を訪問診療用車両として豊田地域医療センターが導入、活用していきます。
従前から訪問診療用車両は、豊田地域医療センターと話をしていても課題を抱えていました。つまり、訪問診療する際のいろんな狭い道、あるいは駐車場の問題、実は訪問診療をする際の車両に関する問題が随分あります。その解決策として、今回この超小型EVシーポッドを導入するという結論に至りました。
豊田市での導入台数は全部で5台を予定しています。1台は令和3年1月15日に納車、残りの4台は3月末までに順次導入していく予定です。なお、5台分の購入費は、988万円余です。
導入により期待される効果は2点あります。それは、先程申し上げた点が1点です。
つまり、訪問診療時には、車両の進入路の幅や駐車スペースが十分に無い、時間的なロスや診療スタッフの心理的負担が大きい、といった課題が解決されるのではないかということです。
2点目は、従来のガソリン車から電気自動車に切り替えることによって、CO2排出量を削減し、本市が宣言しておりますゼロカーボンシティの取組の一助になるのではないかと思っています。
本市としては、今回のシーポッドを通じて、協定に基づく取組の具体化を進めていくとともに、訪問診療のモデルとなる仕組みを構築して、ちょっと大袈裟ですが全国の地域医療の現場に提案できるよう取り組んでいきます。
なお、シーポッドの納車式を、1月17日に豊田地域医療センター駐車場にて行います。当日は、報道機関の皆さんにも試乗していただける予定になっておりますので、ぜひ試乗かたがた取材をお願いしたいと思います。

続いて、「花本産業団地拡張用地への入居企業の募集開始について」です。
ここについては、平成30年度から造成工事をしてまいりました。今年度中に工事が完了する見込みが立ちましたので、入居企業の募集を開始してまいります。
裏面の下の航空写真をご覧ください。この航空写真で、黄色い枠の中が既存の花本産業団地です。それに対して、赤い枠の中が今回の拡張用地です。
それでは、資料一番上の分譲区画図をご覧ください。分譲面積は全体で4.6haです。区画数は6区画、面積は1番小さい区画が3,281平方メートル、1番大きい区画が15,449平方メートルとなっており、企業の皆さんのご要望に沿えるように、大小様々な大きさの区画をご用意しました。分譲価格は区画ごとに異なります。1.6億円から10.1億円となっています。
資料表面に戻っていただいて、募集期間は令和3年3月1日から5月28日までです。募集対象は、「製造業に係る工場又は研究施設を建設し、自ら事業を行う企業」としてまいります。今後の予定ですけれども、募集期間終了後、応募いただいた方の事業計画などを審査させていただき、7月上旬に審査結果を通知する予定です。契約の締結や土地の引渡しにつきましては、所要の手続きを経て10月頃を予定しています。
なお、募集に係る詳細を示した「入居企業募集要項」は、とよた産業ナビホームページからダウンロードできますし、市役所 産業労働課でも配布いたします。

最後に、「一級河川安永川の改修工事の完了について」です。
平成20年度から進めてまいりました安永川の改修工事が令和3年1月30日に完了いたします。安永川は愛知県が管理する一級河川ですが、平成12年の東海豪雨を経験した豊田市として、「平成の大改修」として豊田市が主体となって改修工事を進めてきたものです。
近年は、気候変動による豪雨が頻発するなど、水害への対策がこれまで以上に重要になっています。中心市街地の排水を担う安永川の改修は、まさにその抜本的な対策ですので、この度の工事完了は、市民の皆さんの安全で安心な生活に大きく貢献するものと考えております。
改修工事の概要につきましては、A3の添付資料をご覧ください。総延長が約3.7キロメートル、うちトンネル区間が約2.1キロメートルです。第1期工事がAとBの部分で、主に河道(かどう)と樋門(ひもん)の新設と、トンネルの新設を行ってまいりました。第2期工事がCの部分で、主に河道(かどう)拡幅を行いました。
規模としては、10年に一度程度降る雨量に対応できる想定です。総事業費は、約260億円。国の補助事業であります「都市基盤河川改修事業」に採択していただき、国、県、市でそれぞれ3分の1を負担してまいります。
なお、工事完了を記念しまして、令和3年1月30日に、豊田市消防本部屋内訓練場にて完成式典を開催しますので、ぜひ取材をお願いします。

最後に新型コロナウイルスについてお話をさせていただきます。
昨日現在、陽性者数が704人。内訳は入院中が89人、亡くなられた方が5人、治療終了が610人です。なお、この入院中の89人のうち重傷者は1人、軽症・中等症者が88人となっております。最近、感染件数が多い状況が続いております。ちなみに、直近の一週間の新規感染者数は47人です。それに対して、その前の週は71人となっております。ですので、多い状況が継続をしていますけれども、この直近の2週間を比較する限りでは減少という状況は見て取れますが、今後どういう数字をたどるのかについては全く予断を許さない状況で、深刻な状況だと捉えています。
なお、国の緊急事態宣言の発令が早ければ今週7日の木曜日ということもマスコミでは報道されています。あわせて、愛知県知事は昨日の記者会見で、仮に東京の1都3県に緊急事態宣言が発令されたとしても、愛知県として緊急事態宣言を要請する状況にはないという認識を示されています。加えて1都3県に発令された場合は、不要不急の移動自粛を求める意向だということも言われていますので、豊田市としてはその判断は妥当だというのも変な言い方ですけれども、豊田市としても同じような判断だろうなという風に思っています。
ちなみに、こういう状況の中で大半の成人式が今週の土曜日、日曜日に開催される予定になっております。豊田市の場合、他の自治体は全ての新成人を一か所に集めて新成人を祝うという取組をされていますが、豊田市は従前から中学校区単位で地域の皆さんが地域の子供達を祝うという考え方のもとに取組を進めてきております。ですので、仮に全てを一か所でという開催であれば、豊田市としても少し検討しなければいけないという風に私も判断しておりましたが、豊田市はこういう開催の仕方ですので、当然、感染対策をしっかり取った上で地域の皆さんが地域の子供達を祝うという動きをされることについては、市長としては是非慎重に構える中で行っていただければいいじゃないですかというスタンスです。
なお、市内には28の中学校がありますが、梅坪台、浄水については最近分離したばかりですので、今年の新成人は旧の梅坪台中学校の成人で、梅坪台、浄水は合同で行われます。ですので、今回は全部で27の地域で成人式が行われ、既に稲武地区が1月の3日に終了している状況です。他の地域は10日に集中しているという状況です。この27のうち14地区は従前の会場から会場を変更しています。つまり、大きな会場に変更しているということです。密対策を取ってみえるということです。加えて、一か所は2部制に変更しています。つまり、午前と午後に分けて開催するという形式を今年は取ってみえます。
当然いろんな対策を取っていますが、特にこちらと実行委員会の方で話をしているのが、式典の対策はもちろんですが、特に注意していただきたいと思っているのが、写真撮影の時、それから式典が終わった直後について。やはり、国が示している感染リスクが高まる5つの場面の5番目に「居場所の切り替わり」というものがあり、場面が変わるときという意味で、写真撮影の時と式典終了直後は場面が変わるときという認識で特に注意してほしいということを申し上げています。加えて式典が全て終わって、プライベートな時間に移行した場合の時間の過ごし方。ともすれば、久しぶりの再会ということで気が緩むことがあろうかと思いますけれども、ぜひそこは実行委員会としても子供達に伝えるように話もしています。そういう中で、豊田市としては予定通り成人式は地域主体で、もちろん市が委託していますので市と地域と一緒になって、しっかりとした対応をしていきたいと思います。

私からは以上です。
 

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