市民参加生き物調査10年間のまとめ

ページ番号1022463  更新日 2017年12月27日 印刷

1 目的

  • 市民が自然とふれあい親しむ。
  • 市民が住む身近な所に様々な生き物がすんでいることに気づき、地域に愛着をもつ。
  • 市民が自然の生き物とともに暮らしていることに気づき、自然を守るきっかけにする。
  • 市民が調査を継続することにより、自然環境の変化を感じる。

2 調査方法

(1)調査期間

平成20年度 8月1日~8月14日
平成21年度から平成25年度まで 8月1日~8月31日
平成26年度 7月1日~8月31日
平成27年度から平成29年度まで 7月1日~9月31日

(2)調査場所

平成20年度から平成24年度まで
市全域を48分割した48メッシュ(環境省二次メッシュを4分割)で実施
平成25年度から平成29年度まで
市全域を39分割した39メッシュ(環境省二次メッシュを4分割し、一部統合)で実施

(3)調査対象種

平成20年度から平成24年度まで
指標生き物 38種 (普通種…18種 希少種…8種 外来生物…12種)
平成25年度から平成29年度まで
指標生き物 39種 (普通種…18種 希少種…8種 外来生物…13種)
(備考)外来生物 オオキンケイギク(植物)を追加

(4)調査方法

平成20年度から平成26年度まで
調査者の自宅周辺における指標生き物の有無及び個体数を調査する。
平成27年度から平成29年度まで
調査者の自宅周辺における指標生き物の有無を調査する。

3 調査結果及び考察

表1 豊田市環境基本計画後期重点プロジェクト(平成25年度-平成29年度)の「自然共生社会」の実現に向けた取組

代表する環境指標

平成25年度

平成26年度

平成27年度

平成28年度

平成29年度

目標値

【希少種】

メダカの生息が確認されたメッシュ数

39中25メッシュ

39中25メッシュ

39中25メッシュ

39中27メッシュ

39中23メッシュ

39中23メッシュ

【普通種】

ツバメの仲間の生息が確認されたメッシュ数

39中24メッシュ

39中33メッシュ

39中33メッシュ

39中31メッシュ

39中25メッシュ

39中35メッシュ

1調査メッシュ当たりにおいて対象生物の生息生育が確認された種数(外来種を除く)の平均

26中13種

26中12種

26中16種

26中16種

26中17種

26中14種

市民参加生き物調査の参加人数

1463人

3630人

4033人

3955人

3349人

3000人

(1)環境基本計画掲載の環境指標について

「【希少種】メダカ及び【普通種】ツバメの生息が確認されたメッシュ数」について、メダカの確認されたメッシュ数は概ね目標数を達成しており、調査への参加人数に関わらず、目標を達成している。しかし、市内の河川等の自然環境においてメダカが確認される地域は少なくなっているという情報もあるため、外来生物であるカダヤシと誤認されている可能性が考えられる。一方で、ツバメの確認されたメッシュ数については、調査参加人数や調査地点が増えても目標値に達していない。その理由としては、鳥類の確認が難しいこと、また、近年、ツバメの生息数が減少しているという情報もあり、確認が困難になっていることが考えられる。これらの結果を踏まえ、新計画では、調査対象の生き物を見直すほか、冊子(生き物調査マニュアル)に生き物の見分け方に関する記載を工夫すること、市民に生き物に関する知識を教授する場を増やすことに力を入れたい。
「1調査メッシュ当たりにおいて対象生物の生息生育が確認された種数の平均」については、調査参加人数が増えることに比例して目標を達成するようになった。これらの指標は、新計画においては指標としては設定しないが、事業の成果としては引き続き確認していくものとしたい。「市民参加生き物調査の参加人数」については、平成26年度から学校での授業の一環として、生き物についての講習と現地調査会を開始したことにより目標値を達成するようになった。一般市民の参加人数についても、平成25年度からとよたエコポイントを参加者に発行するようになってから増加しているが、学校での参加人数に比べ少ないことが課題である。新計画においては、学校における調査会の参加者を維持するとともに、それ以外の一般参加者の数について特に指標として定め、増加を目指していきたい。また、参加者を増やすだけでなく、参加者に調査を通して地域に愛着を持ち、自然の変化を感じるきっかけを作れる工夫を凝らしていきたい。

(2)外来種の生息が確認されたメッシュ数

市民参加生き物調査より、外来種の生息地域の広がりが読み取れる。特に特定外来生物であるオオキンケイギクとミシシッピアカミミガメに着目すると、平成25年度から指標に追加した、オオキンケイギクは、市内南西部から北東部にかけて広がりつつあることがわかる。これは、環境政策課で実施する自治区での環境美化活動に伴うオオキンケイギクの防除活動報告書と類似する結果である。また、ミシシッピアカミミガメについては、平成20年度より指標として調査されてきたが、10年間で市域に広く分布したことが読み取れる。専門家からも市内のミシシッピアカミミガメは、人の多い都市部から山間部に広がっていっているという意見があり、分布域が拡大していることが推測される。

メッシュの表 平成25年度から指標に追加した、オオキンケイギクは、市内南西部から北東部にかけて広がりつつあることがわかる。

メッシュの表 ミシシッピアカミミガメは、平成20年度より指標として調査されてきたが、10年間で市域に広く分布したことが読み取れる。

(3)まとめ

10年間で、延べ21,790人の市民の皆様に市内全域(39メッシュ)での調査を実施していただきました。また、調査を通してできたことついて市民アンケートを実施した結果、7割以上の市民から、(1)自然とふれあい親しむこと、(2)地域に愛着を持つこと、(3)自然を守る意識を持つこと、(4)自然環境の変化を感じることができたという回答をいただくことができました。調査を継続して実施し、年々参加人数を増やすことができたこと、また、市民の自然環境への関心を高められたことは大きな成果だと考えています。今後、地球温暖化等の影響で自然環境も大きく変化していくことが予想されるので、さらに多くの市民が生き物や自然環境に関心を持ち続けることが大切であると考えています。新計画では、より多くの市民の皆様に参加していただき、市内の環境に目を向けるきっかけとなる調査を実施したいと考えています。最後に、本調査に参加していただいた市民の皆様に心から感謝いたします。

表2 市民参加人数の経年変化

年度

参加人数

(内訳)
市民

(内訳)
小学生

説明

2008年度(平成20年度)

245人

245人

 

基本計画の環境指標を設定

2009年度(平成21年度)

613人

139人

474人(13小学校)

小学校へ参加を呼びかけ開始

2010年度(平成22年度)

1,458人

112人

1,346人(24小学校)

マニュアルを携帯版に変更

2011年度(平成23年度)

1,513人

107人

1,406人(22小学校)

小学校向け出前講座を開始

2012年度(平成24年度)

1,561人

328人

1,233人(17小学校)

継続実施

2013年度(平成25年度)

1,463人

399人

1,064人(15小学校)

市民調査会を実施

2014年度(平成26年度)

3,630人

1,048人

2,582人(19小学校)

交流館主催事業を実施

2015年度(平成27年度)

4,033人

965人

3,068人(27小学校)

EP一家族最大500p付与

2016年度(平成28年度)

3,955人

927人

2,446人(27小学校)

大型商業施設での配布

2017年度(平成29年度)

3,349人

266人

2,952人(32小学校)

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