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近代の産業とくらし発見館企画展「とよたに電燈が灯った日 電力の源 矢作川」を開催中(2010年8月2日)

展示されている「エジソン電球」や「ペルトン水車」など ほか

豊田市近代の産業とくらし発見館(喜多町)で現在、企画展「とよたに電燈が灯った日 電力の源 矢作川」が開催されています。期間は10月17日までです。

同展は、市民の電力への憧れと自家発電の歴史に焦点を当てるとともに、豊田市域が豊富な水量と安定した電力供給によって電源地帯と言われ、近代産業の発展に貢献した矢作川水系を知ってもらおうと開催したものです。

同館第一展示室には、大正時代に水力発電で実際に使われた、おわんの形をした水受けに水を当て、回転させることで発電を行う、直径約50センチメートルの「ペルトン水車」や市内にある阿摺あずり発電所(1934年<昭和9年>運用開始)、越戸発電所(1929年<昭和4年>運用開始)などの竣工時に記念として配布された記念絵葉書を展示しています。また、あんどんや石油ランプ、白熱電球、蛍光ランプの明るさの違いを体験できる「明るさ体験BOX」など近代の産業の発展を支えた電力について紹介する約30点を展示しています。

また、豊田市域の電力供給の変遷がパネル展示されています。「2.矢作川水圏の水力発電」では、1897年<明治30年>に運用が開始された岩津発電所(岡崎市)をはじめ、矢作川水系に37カ所の発電所が設置されていた(現在26カ所が稼動)ことを紹介しています。「4.とよたに電燈が灯った日」では、1900年(明治33年)に松平地区で初めて電力供給が行われ、その後に市内各地区において供給されていった年や当時の電力会社について紹介しています。「5.電燈を我が家へ」では、発電所があるにも関わらず、地元への電力供給がなかったことから、自分たちで発電所を建設したり、電力供給を受けるために「電気利用組合」を設立したりといった市民の電気へのあこがれを紹介しています。

なかでも注目すべき展示は、1879年(明治12年)に発明家のトーマス・エジソンが実用化した白熱電球「エジソン電球」を再現した展示です。電球のフィラメントに京都産の竹の繊維を用いて、長時間の点灯を可能にしたもので、日本で初めて普及した電球と言われています。

同館の職員は、「矢作川が水力発電に適している川であることが、展示からわかってもらえると思います。ぜひ多くの人に来てもらい、当時の人たちが電気の供給を受けるために、多くの努力をしてきたことを知ってほしいです」と話していました。

同展の開催時間は、午前9時から午後5時までで、月曜日が休館日です。ただし、9月20日、10月11日の祝日は開館します。入場は無料です。

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