HIV/エイズ

ページ番号1003082  更新日 2024年4月15日 印刷

エイズ(AIDS)は、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)の感染によってひきおこされる後天性免疫不全症候群(Acquired Immuno Deficiency Syndrome)の頭文字をとった病名です。人間の免疫(病原体から生体を守るしくみ)を壊してしまう病気で、普段なら何ともないウイルス、細菌、カビ等の病原体にも感染しやすくなり、さまざまな病気を発症します。

感染経路

HIVは、感染者の血液、精液、膣分泌液、母乳に多く含まれ、粘膜や傷口を通って体内に入ることによりうつります。体内への入り方は次の3パターンです。

  1. 性行為による感染
    異性、同性の感染者とのセックスによる感染
  2. 母子感染
    感染した母親の子宮内、産道、母乳から赤ちゃんに感染
  3. 血液感染
    感染者との注射器(針)の共用により、HIVに感染した血液が体内に入ることによる感染。(注射器での感染のほとんどは、麻薬、覚せい剤常習者による回し打ちです。)

HIVは、空気感染、唾液等の飛沫感染、蚊等の昆虫を媒介とした感染はしないことがわかっています。つまり、性的接触以外の日常生活ではうつりません。

梅毒、クラミジア、淋病などの性感染症にかかっていると、粘膜が壊れて、HIVに感染しやすくなります。

経過と症状

感染

HIVが体の中に入っても、すぐ何らかの症状が出るわけではありません。

1週間から2週間

発熱、寝汗、だるさ、筋肉痛、頭痛、発疹などのかぜのような症状が出ることがあります。

6週間から8週間

血液中にHIVの抗体ができます。

数か月から10年以上

無症状です。

エイズ関連症候群(ARC)

特徴的な症状は、リンパ節腫脹、発熱、下痢、体重の減少、倦怠感、寝汗などです。

エイズ(AIDS)

免疫系が傷害され、日和見感染や二次性悪性腫瘍、神経障がいなどの合併症のことを総じてエイズ(AIDS)と呼びます。
代表的なものとして、ニューモシスティス肺炎、カンジダ症、カポジ肉腫、エイズ脳症などがあります。

治療

治療の進歩により、さまざまな治療薬が出ており、エイズ発症を予防したり、遅らせることが可能になっています。また、発症したとしても、治療で免疫力を高めることもできます。医療機関で継続して治療をうけることが大切です。

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